季節外れのツバメちゃんが心配
7月初旬頃、昨年巣立ったツバメの『トロロ』ちゃんたちが、どうやら帰巣したのではないかな?・・とブログに記載しましたが、現在に至るまでの間、西日本豪雨災害や連日の猛暑、そして台風12号などが気がかりだったこともあり、その後のトロちゃんたちの様子をお伝えすることも後回しにしていましたが、気が付けばもう月末になってしまったので、
ツバメちゃんたちの様子を、かいつまんでお知らせします。
実際、よく観察してみると、ヒナの頃とは羽毛の色が部分的に異なっていますが、やはりトロロちゃんたち家族がみんなで巣に戻ってきたことが確認できました。外から声が聞こえたので「いるの?」と声かけしてみると、数羽が飛来して、巣の周囲や家の周辺をグルグルと低空飛行で飛び回ってくれて、見ている自分のすぐ顔の近くまできて、あわやぶつかりそうなところで上手にフェイントをかけてスイスイ飛んで行ったり、たまにフェイントし損ねて壁の隅っチョへズズズ・・・と止まってしまったり(トロちゃんかも)・・と、成長した元気な姿を披露してくれました。賢いから人間の言葉も分かるんじゃないかと思ったりして。
7月の初旬頃には、『キュルキュル』と独特の声で鳴いていたのですが、半ば頃になると、ヒナ時代によく聴こえた『チュンチュンチュンチュンチュン!(素早く5回連続で鳴く)』といった懐かしい声に変化していたので、もしかしたら、トロちゃんたちの親鳥(ママ)も戻って来て、ヒナの頃同様、エサをねだるときの声で甘えてるのかな?・・という感じがしました。全部で6羽が入れ替わり巣へ戻ったり飛んで行ったりを繰り返すこともありました。トロちゃんが年長の『ハジメ』と何かお話ししているような様子も見られました。次男の『ヘノジ』は一時、巣を護衛でもしているかのような素振を見せていました。
昨年、ビデオに収めて観察していたので、
▼2017年7月31日に巣立ったツバメのヒナ(3日間だけ録画して編集)
動画のサムネイル
あのコたちの特徴もだいたいわかるような気がして、
勝手にアレコレ思い巡らせつつ見守っていました(´ー`)。
ところが、連日の猛暑の半ば頃になると、ツバメちゃんたちが夫々巣にアソビに来ていたときとは様子が異なり、一のツバメちゃん(メスのツバメで頭が平たいコなので、これは丸い頭のトロちゃんじゃなくて、昨年巣立ち前、トロの隣に仲良く座っていた『ヨッコ』が卵を産んだのかもしれませんが、ひょっとしたらトロのママかもしれません。尾が非常に長い立派なオスのパパは、昨年のビデオでもエサやりに来ていたので顔は見えましたが、ママのほうはよく把握してません)が、日中はほぼ巣にずっといて、日が暮れて薄暗くなると必ず一声鳴いてから、どこか近くのネグラへ帰るようで、朝早くにはまた巣に戻ってきます。
卵や生まれたてのヒナでも温めているのかな・・といった具合で、巣の中にトトトッと引きこもって15分くらいするとまた外へ顔を出し、たまにトロちゃんたちも飛んでくるので交代で巣の番をしながら(トロは落ち着きがない感じでキョロキョロしていますが)、主に平らな頭のメスが暑い中もず~っと忍耐強く座りながら「ハーハー」と息継ぎをしていたので、その姿が気になり、ちょこちょこと録画していました。以下はその様子の一部のGIFアニメです。
▼脚の付け根付近に下から突き上げるような気配が・・ヒナの頭?
もういい加減、ヒナが孵化して、ちっちゃいのがいくつか可愛い声で鳴いて、親がトンボや虫をセッセと運んで来たりしているはずですが、
(昨年、最後まで巣にいたトロちゃんが巣立ったのは7月31日なので、とんでもない遅延?)今日も巣に来ていてチョコンと腰かけてはクチを開いてハーハーしてるんですヨ・・。
温暖な気候を好むツバメたちの体温は34度~36度ほどあるそうですが、日中40℃近い猛暑の戸外では、いったいどれくらいしんどいのかな・・と、ちょっと心配。ハンディで撮影する自分にしても、扇風機が当たらない場所でエアコンもつけないまま室内で上を向いてカメラを構えていると汗ダクダクで、ほんの僅かしか静止していられない状態なので、思わずツバメは偉いなあ・・と感心してしまいます。直射日光の当たらない風通しの良い場所ですが、暑さで喉が渇いて辛そう・・。
どこか可哀想になってきて見るに忍びなくなり、ビデオの収録も
固定して時間をかけて撮ることをやめ、ハンディで数分撮るだけにしました。
時期的には、ツバメの飛来も孵化のタイミングも梅雨時頃だろうとは
思いますが、今年は人間の恣意的な自然破壊の都合のせいか、地元山梨でも梅雨が殆ど消滅したような天候続きで雨もろくに降らなかったため、動植物の世界にも少なからず悪影響が及んでいる傾向が見られ、折角帰巣したツバメちゃんたちにとっても過酷な環境が強いられているようです。
異常な豪雨災害や台風などの気象操作による自然環境破壊によって命を粗末に扱うことを屁とも思わない粗悪で野蛮な人間達に対し、一層、腹立たしく思う今日この頃です。
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昨年巣立ったツバメちゃんたちが巣に戻ってきたみたい(*´▽`*)
▼昨年、巣立ったツバメのヒナちゃんたち(3日間だけ録画して編集)
動画のサムネイル
▼アクビしていた様子が可愛かったトロロちゃん。
▼そして・・本年7月2日現在
▼巣にいるのを見てカメラ調整せず慌てて撮ったので画質は悪いです。
▼どうも、トロロちゃんたち?っぽいような気がするけど・・?
それとも、トロロちゃんたちの親ツバメ?・・・かなあ~。
頭の毛がフワフワモコモコなので、エサを与えていた当時の親のハゲ
頭とは違う感じ。 横顔の人相ならぬ「鳥相(とりそう)」は
トロロちゃんの面影が、あるような、ないような・・?
夕暮れ後の薄暮の中で撮影したこともあり、暗く映ってしまい、
あとでPCで明度を上げてみましたが、頭の毛が黒すぎて、
目もよく見えないし、胸にあった特徴的な「3波模様」も、成長した
からか、色が変化しているのでよく確認できませんが・・。
少し前から巣のまわりを「キュルキュルキュンキュン」という、
ちょっと独特の面白い「巻き舌の鳴き声」で数羽飛び回っていて、
朝と晩の6時くらいになると、盛んに大きな声でメスを呼んでいるのか
求婚活動中らしいのですが・・それも周回遅れの様子(やはりトロロ
なのか・・(*´ω`*)?)で、巣の修繕は済んでいるのに、肝心の子作
りどころか、なにやら「自分らがまだ子供のつもり」で巣に戻って来
たようにも見え、兄弟が夫々戻ってきては遊んでいるようにも・・。
もう梅雨明けだし・・大丈夫なのか?
ちなみに、トロロが巣立ったのは昨年7月31日の早朝頃でした。
「じゃあ、またね」・・と動画にセリフを付けて感情移入したとおり
また戻ってきたような気がして(アクビをしている姿も見れて)、
ちょっとだけ、心持ち嬉しくなった次第です。
折を見て、また撮影できたら報告しようと思います。
ヒナはちょっと時期的に無理っぽそうですが・・。