フリコメ詐欺!
6月5日(木)
今日も薄曇のドンヨリ天気で,気がメイル(↑上は「メルちゃん」)。
こういう中途半端な天気は嫌いだ。
晴れなら晴れ,雨なら雨,はっきりしている方がいい。
人との対応でも,煮え切らない,どっちつかずの曖昧さは,
時として“つけ込まれる”要素にさえなってしまうから怖い。
そんな人の心の隙間に,悪意をもって忍び込んでくる輩がいる…。
◆去る5月30日(金)…恋夜の家にも「フリコメサギ」から電話が!
(直接,恋夜が応答したわけじゃないから,詳細は,あくまでも梗概程度。)
恋夜の母上(以下「バァバ」)が,電話に出た。
別居している恋夜の兄(以下「アニジャ」)からだと思ったようだ。
フリコメサギ(以下「フリコメ」)は,
まず最初に,
家にバァバ以外,誰もいないか確認し,
誰にも言わないで欲しい,内緒にしておいてと念をおし,
今,会社を休んでいる。友達の電話を借りている。
自分の携帯電話は電池が切れていてかからない。
今日中に,お金が必要だ等々,前置きしてきた。
フリコメ「先輩の友達が会社を興すため,1200万円借り入れた。その保証人に先輩と一緒になった」
バアバ 「いつなったの?」
フリコメ「去年の9月」
バァバ 「いくら?」
フリコメ「600万円。今日中に払わないといけない」
バァバ 「!(動揺)…どうして,そんなお金…払えるの?」
フリコメ「自分の預金が300万円くらいあるけど,それだけじゃ足りないから工面して欲しい」
バァバ 「今,どこにいるの?…」
フリコメ「東京にいる。保証人の関係で」
バァバ 「…で,あとの足りないお金は,どうするの?」(←この時点でバァバは信じ込んでいる。)
フリコメ「先輩が払うけど,今は用意できないそうだから,代わりに400万円くらい支度できる?」
バァバ 「そんな大金,出せないよ…(怒る)」
フリコメ「先輩の家の抵当が7月15日に解除されて,16日には返せるから大丈夫」
バァバ 「だけど…そんな,保証人なんか…断れないの?」
フリコメ「保証人になった以上,断れないって,先生(弁護士)にも相談している」
バァバ 「なんて名前の先生なの?」
フリコメ「●●先生…」
バァバ 「?…そんな名前,知らないよ」(←地元の弁護士じゃない。アニジャは地元在住…おかしい)
フリコメ「今日中に支払えないと,このことを会社に連絡されて,クビにされてしまう…」
※この段階で,バァバは不審に思った(バァバは地元の法曹関係者に詳しい)。
フリコメ「…銀行か,郵便局へ行って帰ってくるのにどれくらいかかる?」
バァバ 「今から?…そうだね,1時間くらいだね」
フリコメ「じゃあ,いったん電話を切るから,またその頃電話するね」
電話が切れる。
そのあと,バアバが2階の部屋にいた恋夜に,上の内容をぶっちゃけてきた。
恋夜「んなもん,フリコメじゃん。今度,電話があったら出てやるよ」
で,そのあと2回,電話があった。
2回とも恋夜が出た。
フリコメ「…無言」
電話切れる。
恋夜「声が違うから,なんも喋らんね。今度かかってきたら,最初バァバが出てみて,多分喋るよ」
暫くして,また電話あり。バァバが出る。
(案の定,やっぱりフリコメ野郎だ。)
フリコメ「ナンタラカンタラ喋りだす…」
途中で,バァバが恋夜に電話子機をスルーパス。
恋夜「あのさ,あんたらフリコメ詐欺でしょ?」
フリコメ「え…?…なに?…」
恋夜「とぼけたってダメだよ。今,そっちに警察行ったから,ンじゃッ!」
恋夜のほうからサッサと電話を切ってやった。
▼ぶっちゃけ奉行登場!▼
このお奉行様が,フリコメサギなんざにかける言葉はねえッ!
クチが汚れらあッ! 野郎ども,完璧に人間じゃねえッ!
肥溜め漬けにして,二度と息ができねえようにしてくれるッ!
恋夜は,フリコメ野郎の心がわからないよ。痛まンのかね…人を騙してサ。
そんな演技力があるんなら,役者にでもなって金稼ぎんしゃい。
恋夜のバァバなんか,普段,他人のフリコメ被害を聞いて,
「なんでひっかかるのかね?」って言ってたけど…他人事じゃないゾ。
それほど巧妙に仕掛けてくるんだ,ヤツラは。
とにかく動揺した心につけ込んでくる。
曖昧な態度をしようもんなら,格好の餌食になる。
ヤミ金とも対決したことのある恋夜は,なにかとその辺に対処できるけど,
お年寄りだけの世帯は,本当に注意が必要だ。
なんにしても,フリコメみたいな電話は迷惑だし,なんとな~く気がメィルちゃん…。
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