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栗ちゃま Happy Birthday!2010


5月9日は、大好きな栗塚旭さまのお誕生日。どうぞ、いつまでもお元気でご活躍下さいませ。お誕生日おめでとうございます!に付け足して「お誕生日、有難うございます!」と言いたいほど、役者としての栗ちゃまの存在そのものに感謝しています。いろいろな役を演じる面白さあったればこその役者稼業。ファンとしてもいろいろな栗ちゃまを楽しみながら応援しています。

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第5話…海仙寺党全滅(『新選組血風録』)



土 方 「一人で…凄いことをやってのけたらしいな」
▼スライドショー(リンク)
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★本来,白黒映像ですが,恋夜城ではカラー風の画像にしています★

(第5話)
▼町の通りを歩いてくる斎藤の姿に,土方の声が解説として流れる。
土方の声 「斎藤一。明石藩脱藩、江戸以来の同志。新選組三番隊組長,剣術師範頭。その剣,絶妙を極め,隊中屈指の使い手なれども,いささかも,おごり高ぶるところなし。人望あり」

中倉主膳(しゅぜん)という浪人が,居酒屋で斎藤を待っていた。
新選組へ入隊するためだ。斎藤とは,明石の同郷で,幼い頃剣術の稽古をしたという。人の好い斎藤は,ちょうど隊士募集中の近藤や土方の前に,この中倉という男を紹介する。斎藤の知人ということで,特に幹部の異論はなく,中倉の入隊が決まった。

その場にいた沖田がクスクス笑いだす。
近 藤 「沖田,なにがおかしい」
沖 田 「近藤先生も甘いなァ」
近 藤 「何が甘い?」
沖 田 「斎藤さんの同門だからといって,
     斎藤さんと同じように強いとは限らないでしょう。
     斎藤さんみたいな名人は,百人に一人,千人に一人だ,
     それに第一,斎藤さんは努力家だ 」
土 方 「総司,そんなことは,近藤さんは百も承知だ」
沖 田 「そうでしょうねえ,ハハハ,斎藤さんも人が好いからなァ,
     内心は,困っているんじゃないのかな」

▼中倉は,入隊早々,斎藤に十両(大金)の前借りを無心する。
斎藤としても急なことで持ち合わせはなかったが,なんとか金を用意してやった。冴えない中年男の中倉に金が要る理由…それは,心底ズブズブに惚れた若い妾(めかけ)女の「お小夜」に貢ぐためだ。中倉は,早速,斎藤から貰った大金と手土産を持って,お小夜の家へ向かった。
新選組に入隊したことを話したあと,中年男のあさましさを隠そうともせず,情事に及んだ。お小夜という女は,打算的に媚態を示し,金目立てに平気で身体を許す小悪魔的な性悪女だった。実のところ中倉は,彼女の御機嫌をとるために,新選組に入隊したのだった。

▼中倉は斎藤率いる三番隊に配属されたが,
可もなく不可もない様子や,剣の腕も実戦向きでないことから,土方は,斎藤に相談したうえで,中倉を帳簿付け役に回そうと考えていた。それとは別に,近藤と土方は,水戸藩の過激分子「海仙寺党」(かいせんじとう)の存在を気にしていた。公儀に挑戦的な水戸藩士らが徒党を組み,海仙寺という寺を勝手に占領して気勢をあげていたが,所司代や新選組としても,水戸藩と会津藩との大問題に発展する恐れもあるため,うかつに手が出せないでいた。

▼そんな折,斎藤は,勘定方の河合耆三郎から,中倉の前借りが激しいことを聞く。中倉は,たびたび隊から金を借りては,お小夜に高額の品物を貢いでいた。斎藤は居酒屋に呼び出した中倉から,この事実を聞く。
中倉は,面目なさそうに惚れた女のことを打ち明けながら,斎藤や隊の名誉を守り,決して迷惑をかけないと誓う。

斎 藤 「いやいやそれで結構です,ハハハ,
     金のかかる女のほうがきっと,楽しいでしょうな,
     ま,とにかく飲みましょう」

中倉は恐縮しながら盃の酒を飲む。

▼お小夜は,売春斡旋業者の利助から紹介された赤座智俊(あかざともとし)という侍を家に招いていた。この赤座こそ,水戸海仙寺党の親玉格の侍であった。お小夜は,しおらしく振舞い,真昼間から赤座と情事に及ぶ。

▼その頃,新選組の屯所では,土方が斎藤を呼び,中倉を御用部屋の小荷駄を扱う任務に移動させるよう指示する。いざというとき,斎藤が困らぬよう配慮したからだ。斎藤も早速これを了解し,出動の際,中倉に配置替えを言い渡し,任務は明日からで良く,早退して骨休めするよう申し添える。

▼中倉は,お小夜の家に向かった。
外には目明しの佐吉が赤座を探索するために張り込んでいたが,中倉の来る気配に,陰へ隠れる。お小夜は,中倉の不意の来訪に内心動揺したが,
赤座の手前,町内の者が来たものと偽り,それとなく赤座には部屋の奥へ隠れて貰った。中へ入った中倉は,普段と違う様子のお小夜と,煙管(キセル)や茶菓子のある部屋の有様から,来客…しかも男の気配に気付き,お小夜を問い詰める。ちょうど中倉の背後にあたる襖隣の部屋に隠れていた赤座は,中倉の口から「新選組」という名前があがった途端,抜刀するや,
襖越しに中倉の背中を一突きする。中倉は赤座に向かいかかるが,なおも背中を斬られ,その場に倒れる。赤座は,すぐさま,お小夜を連れて逃げ出した。駆けつけた目明し佐吉の前で,中倉は,

「斎藤さんに迷惑をかけ,すまない…面目ない…」と言い残し,息絶える。

一方,往来を赤座と逃げるお小夜は,あまりの恥ずかしさから,妾女の本性を露わにし,激怒した赤座に髪を削ぎ落され,置き去りにされた。

▼斎藤は,屯所の外で,佐吉から中倉が斬死したことを聞く。
佐吉によれば,傷は皆,背中ばかりだという。部屋へ戻った斎藤は,それまで沖田と指していた将棋にも身が入らず,やめる。様子を察した沖田に,斎藤は,中倉のことを話す。

斎 藤 「中倉主膳がやられた」
沖 田 「どうせ,そんなことだと思った。
     すぐ手を打たないところをみると,
     不味(まず)いやられ方ですね。
     公用の闘いではないのですね」
斎 藤 「隊士として,いや侍として,恥ずかしいやられ方をした」
沖 田 「困ったな。あの人は,あなたが入れた人でしたね」
斎 藤 「仕返しをしなければ,私の恥になる」
沖 田 「(あっさりと)私が手伝いましょう,相手は判ってますか」
斎 藤 「判っている」
沖 田 「じゃァ,すぐ行きましょう,表沙汰にならないうちに,
     相手も倒してしまえば,中倉さんの恥もそそげる,
     行きましょう」
斎 藤 「そうはいかん,君に,手伝ってもらうわけにはいかん」
沖 田 「どうしてです」
斎 藤 「どうしてもだ」
沖 田 「強情だな」
斎 藤 「生まれつきだ」
沖 田 「そうでしょうね」

その場から出た斎藤は,土方の部屋へ行く。

斎 藤 「ちょっとお願いがあるのですが…」
土 方 「改まって,何かな」
斎 藤 「私がお願いして隊に入れた中倉主膳,
     あの人を病死したことにして戴けませんか」
土 方 「病死?」
斎 藤 「そうです,今日,病死した,そうして戴ければ,
     本人の武士の面目も保てますし,
     同門稽古仲間ということで紹介した私の名誉も,保てます」
土 方 「(鋭い眼差しで)斎藤君,君の名誉を守るためなら,
     そう取り扱ってもいい。
     その代わり,中倉君を病気で死なせた相手を
     倒してもらわねばならぬ」
斎 藤 「勿論です」
土 方 「中倉君は病気で倒れた・・・・とすれば,
     その相手を倒すのに,新選組を動かすわけにはいかん,
     君の隊の者も,使ってもらっては困る」
斎 藤 「当然です,私一人で致します。暫く休暇を戴きます」
土 方 「相手は判っているわけだな」
斎 藤 「判っています」
土 方 「誰かな」
斎 藤 「今はまだ申し上げない方がいいと思いますので…」

斎藤は一礼し,淡々と部屋を出た。
土方の内心の声が流れる。

土方の声「斎藤は,こういう男だ,
     僅かに,昔の馴染みだった男に頼まれれば,
     それだけで,厭とは言えない人の好さがある。
     その男は,我々が案じていた通りに,
     斎藤に迷惑をかけたらしい。
     斎藤は,その男の恥を,
     自分の恥としてそそごうとしているのだ」

▼斎藤は,目明しの佐吉の情報から,海仙寺党の留守を見計らい,事前に寺の内部を見て回り,彼らの帰りを待った。

▼沖田は,菓子を食べながら土方に斎藤の話をしていた。
相手が誰か,土方も知らないと言う。なにやらふと思いついた沖田は屯所を外出し,目明しの佐吉のもとへ行く。やがて用から戻ってきた佐吉から,斎藤が海仙寺党の様子を探っていたことを聞いた沖田は,急いで駆け出す。

▼海仙寺に,赤座たちが帰ってきた。
室内に明かりがともされた。と,誰かが斎藤に気付いて驚く。斎藤は,抜討ちに一人,返す刀でまた一人斬る。不意を突かれ,狼狽して抜きつけた赤座らを,凄まじい斬撃で斬り伏せてゆく。

▼沖田が海仙寺の前に到着したとき,斎藤は,何事もなかったように

「もう済んだよ」と言って歩み出す。

沖田は呆れたように首を捻り,海仙寺のほうをふと眺める。
寺の中には,赤座以下,七名の死骸が転がっている。

▼屯所に戻った斎藤は,土方の部屋に向かった。
誰を倒したのか,相手のことを告げず,中倉の恥をそそぐため,ただ仕返しをした,ということのみ報告する。土方も,私闘であるから守護職への届け出の必要はないとして,詳細を聞くことはなかった。斎藤が部屋を出て行くのと同時に,沖田が入って来る。

土 方 「なんだ,なにをにやにやしている」
沖 田 「土方さん,近藤先生が喜びますよ」
土 方 「なに?」
沖 田 「いや,所司代や,会津も喜ぶでしょう」
土 方 「何のことだ」
沖 田 「海仙寺党なんていうものは,もう一人も残ってませんよ」
土 方 「なに? 海仙寺党?」

▼土方は,斎藤の部屋へ行き,刀の手入れをしている彼の横で,呆れたように呟く。

土 方 「一人で凄いことをやってのけたらしいな」
斎 藤 「いや,別に,何も…」

斎藤は,照れくさそうに呟いた。

土 方 「水戸海仙寺党は全滅した。無論,
     新選組が出動した事実もなく,
     その証拠もない。ただ,
     その日,新選組の記録に書き入れられたことは…
     三番隊隊士中倉主膳,病死。
     三番隊組長斎藤一,休暇届出のところ,
     翌日帰隊勤務に復帰す。
     所司代より,海仙寺党解散せし模様との知らせあり…
     詳細明らかならずという …」

(了)
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