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風…第40話「刀の中の顔」

  • 2011-09-21 : 風の新十郎 : 編集✍
  • 第40話…刀の中の顔
     
    この話は,後の『暴れん坊将軍』の
    「名刀、誇りあり」と,要素がほぼ同じ。
     
    ※との事前情報どおり,確かに一部の作りがソックリだった…(-_-;)!
     
     でも…,
     それはあくまで中盤までのこと。
     タイトルからして,似て非なるもの。
     「名刀・・」のほうはハッピーエンドで明るかったけど,
     『風』の話ときたら…またか…ってほど,残酷な展開が待っていた。
     
     なにかこう,前々回の話(38話)のマズさを
     一生懸命フォローしようとするかのような話みたいで,
     今更というか…もうあとの祭りに近い。
     38話で完全に無視した遺された妻と幼い息子への説明の後始末 
     を,今回の話の中で,つけたかったのか…?,
     そうしたスジ立てが,かえって更なる墓穴を掘った感じ…(-_-;)。
     
     「侍」のことを上げたり下げたり忙しいセリフも,
     どこか説得力が無くて,
     怒りにまかせて悪党を斬ったところで全然スッキリしないのは何故?
     ァ…そうか,だから
     次回で最終回になるわけだね…(-_-;)ふゥ…栗ちゃま,お疲れさま。
      途中から用心棒がダブッてたけど,以後,完全に「用心棒の旦那」。
      
    (アラスジ)
     
    新十郎は刀屋で,名刀
    “長光(オサミツ※「備前長船長光」 ビゼン ナガフネ オサミツ)”の
    刀身に見惚れていた。
    以前,その刀の持ち主だった素浪人の青木三右ヱ門が店先に現れ,
    未練がましい目つきで新十郎の手にする長光をまじまじと見つめる。
    刀屋の主は,浪々の身となった青木が刀を買うでもなく,度々店に出入りするのを迷惑がっており,さっさと店から追い出してしまう。
    新十郎が刀を主に返し,店を出ようとすると,
    そこへ入って来た先程とは別の浪人(露口 茂さん)に,
    ぶつかりそうになる。
    その浪人もまた,長光を手に入れようとしていた。
    新十郎は帰りがけ,浪人と長光の話をする。
     
    浪人 「刀は武士の魂だ,心だ,良い物を欲しがるのは当然のことだ」
     
    新十郎 「俺もあの刀が欲しい,どうしても欲しい,
         誰にも渡さんと言ったら,どうする?」
     
    浪人 「おぬしを斬る! 斬っても,あの刀が欲しい!」
     
    一瞬,二人の顔に緊張が走る。
     
    新十郎 「…(笑)おぬし,いい奴だ,いまどき珍しい,気骨がある」
     
    (-_-;)「香木騒動」の話のときも,
    こうしてりゃあ良かったんだけどね。
    無益な血を流さずに済んだものを…だから,あとの祭りッてワケ。
     
     
    先ほど刀屋へ入って来た素浪人の青木が万引きして捕まり,
    左近に連行されて来た。
    新十郎と一緒にいた浪人は青木を知っており,
    姿を見るなり声をかける。
    青木は,北辰一刀流の腕を持ち,頭脳明晰で将来を約束されていたが,時勢の流れから主家を失い,喰いつめ浪人となっていた。
    左近は青木のことを,恥も誇りも面目も忘れた侍だと非難するが,
    新十郎は,青木が自身の始末くらいはできる男だと察し,
    見逃してやるよう左近に頼む。
    左近としても,青木の素性は,ある程度わかったため,
    見逃してやった。
     
     
    後日,男の子を連れた武家風の女が刀屋を訪れる。
    その女は,長光を買い求めるため,二両の手付金を差し出し,
    残りは後日支払うということで,主に頼んでいた。
    しかし,主は,手付が二両では駄目だと言って断る。
    諦めた女は,息子と一緒に店を出ようとするが,
    そこへ来た新十郎と出くわす。

    その女が,「斬っても長光を欲しい」と言った浪人の妻だと知った新十郎は,自分の持ち合わせの金三両と,女の二両を併せて五両なら手付になるだろうと交渉するが,手堅い主は,二百両もの値打ちのある長光の手付は十両だと言って受け付けない。
    それを聞いた女は,遠慮して帰った。
     
    刀屋の主は,手許不自由なら稼げば良いと言い,
    仕事で二十両出すと言う人物を紹介すると,新十郎に持ちかける。
    その仕事は用心棒らしい。
     
    早速,貴嶋屋(キジマヤ)の用心棒となった新十郎は,
    ある男を斬ってくれと頼まれる。
    相手は神道無念流の使い手で,
    殺さずとも,右手を使えなくさせるだけで良いとのこと。
    金は口止め料込で二十両。
    明後日,暮れ六ッ,神田お玉ヶ池で待つよう指示された。
     
    約束の場所へ来た新十郎は,
    貴嶋屋から,金は仕事が終わった時に渡すと言われ。
    彼方から来る目的の男をやるよう指示される。
    男が近づくと同時に,貴嶋屋は去った。
    そこへ来たのは,長光を心底欲しがっていた浪人だった。
    この先に家があると言う浪人に,
    新十郎は,「二十両で斬りに来たが,雇い主が消えた」と,
    笑いながら白状し,「風邪の新十郎」と名乗る。
    浪人の名は,池田種之助。
     
     
    新十郎は,池田と居酒屋へ行き,酒を奢る。
    浪人暮らしの池田だが,やっと士官できそうだという。
    命を狙われるのは,それが原因では…と新十郎は察する。
    次いで池田は,長光が売れてしまったと残念そうに話し出す。
    伊達道場の主・伊達一角が,即金で長光を入手したとのこと。
    一刀流の免許皆伝の腕を持つ伊達一角は,
    それなりの剣の腕がありながら,
    金さえ出せば誰にでも免許を与えるという金儲け剣士だった。
     
     
    後日,かがりは,札差の貴嶋屋を探っていたとところ,
    伊達道場の門弟に追いかけられたと新十郎や左近に話す。
    新十郎は,早速,単身,伊達道場に乗り込む。
     
    伊達道場の門弟達に囲まれた新十郎は,
    道場主の伊達一角が手に入れた名刀・長光を,
    最後にもう一度見たいと,ふてぶてしく頼む。
    そこへ伊達一角が貴嶋屋と一緒に来る。

    貴嶋屋は刺客の約束を果たさなかったことを責めるが,
    新十郎は,「斬れたがやめた,斬るには惜しい男だ」と答える。
    すると今度は伊達一角が,
    「もう一度やってみるか?長光をくれと言うならやっても良いぞ」と,名刀を条件に勧めてきたが,新十郎は断った。 
     
     
    池田の息子・一太郎が,大勢の子供達にいじめられていたのを,
    通りかかった新十郎がやめさせる。
    新十郎は,一太郎に家まで案内を頼む。
    池田は留守で,女房のつる代から,池田の士官の話を聞く。
    池田のほかに,もうひとり推挙された相手と試合をして勝てば…
    というのが指南役となる条件だった。
    相手は伊達一角。

    伊達は,三田村家の御用人に大枚の金子を支払って
    士官の推挙を働きかけたらしい。
    新十郎 「正しい者は,きっと最後には勝つのだ」

    ウウッ…!…(-_-;)どこかソラゾラシイ。
     
    試合まで,あと七日。
     
     
    三田村藩八千石の御用人・杉山は,
    藩主がまだ若年のため,藩政を思いのままに牛耳っていた。
    札差屋と結託して不穏な動きもあり,このことが
    公儀の耳に入れば,内政不行き届きで藩の存続が危うくなる…。

    池田を指南役に推挙した旗本の男は,
    「殿の目を覚まして欲しい」と切望する一方,
    池田のもとに刺客が送られる恐れがあると心配する。
    それを聞いた池田は,
    「風の新十郎」という,おかしな男が既に送られてきて,
    酒まで奢ってくれ,しきりに時世を嘆いていたと笑いながら話す。
     
    青木が窃盗未遂で捕まった。
    その腰にある刀は竹光(タケミツ※竹を削ったものを刀身にして,刀のように見せかけたもの)だった。
    見損なったと怒る左近は,青木を牢に叩き込む。
    すると青木は,左近にだけは聞いて欲しいと,必死で話しかける。
    青木が刀を盗みに入ったのは,
    切腹する刀が欲しかったからだという。
    腹を斬る刀が無く,武士として恥ずかしいと嘆く青木。
    その姿を見た左近は,情けない思いを新十郎に話す。
    しかし,嘆いていても始まらない…と,
    新十郎は,左近に伊達道場を探るよう頼み,
    武士道の面目を守るためだと,いつになく意気込む。
     
    新十郎 「今度のは,ただのお節介じゃねえ,
         一世一代の大きなお節介になりそうだ」
     
    (-_-;)やっぱり,香木の件は,ただのお節介だったのね…
    しかも「武士道の面目」…決して他人に守って貰うものではないヨ…。
     
    夜分,池田の家に,刺客達が襲ってきた。
    新十郎が助けに来たが,池田は右手を斬られて負傷。
     
    試合まで,あと五日。
     
    左近は,貴嶋屋が店に戻るまでつけていた。そこへかがりも来る。
    かがりは,三田村家の御用人・杉山のあとをつけてきた。
    どうやら貴嶋屋が間に入り,杉山と伊達一角を会わせる算段らしい。
     
     
    左近とかがりは,調べたことを新十郎に報告する。
    三田村家の御用人・杉山の指示で,
    勘定方の帳簿には米五百俵と記載し,
    残りの五百俵は密かに隠して,
    米の相場が上がったところで売りに出せば大儲けのカラクリ。
    (-_-;)…以前も,そんなカラクリあったね。
    杉山は,領地から米が来ないことにして,くすめ取っていた。
    札差屋の貴嶋屋と結託して米の買い占めをしていることを,
    万一,堅物の池田が三田村家の指南役となって知れば,
    杉山達にとって面白くないことになる。そのため,
    杉山と貴嶋屋は金に汚い伊達を三田村家に送り込もうと企んでいた。
     
    右手の怪我のため刀が握れず,試合もできなくなったと嘆く池田は,
    居酒屋で飲んだくれていた。そんな亭主を,つる代は優しく励ますが,
    投げやりな態度は一向に変わらない。
    そこへ新十郎が来て,池田を外へ連れ出す。
    池に池田

    の顔を浸けたうえ,足下にしながら,
    「それでも侍か,恥を知れ!」と怒鳴った新十郎は,
    池田の前で抜刀する。遠くで左近とかがりも様子を見守っていた。
    悔しさで奮い立った池田は,新十郎の一撃に応じ,
    勢い,自身の右手で腰の刀を見事に振り抜いた。
    再びまともに刀が握れることを確信した池田は,
    宙に刀を振りまわし,試合に臨めることを喜ぶ。
    (-_-;)ここが「暴れん坊・・」と,ソッ栗!
     
    その様子を見ていた貴嶋屋は,
    早速,伊達一角と杉本に報告する。
    杉山は,再び夜のうちに池田を襲うよう指示する。
     
    刺客達は池田の家を襲撃する。
    しかし,そこに池田達の姿はなく,
    八丁堀の左近のところへ身を寄せていた。
     
     
    試合当日。
    伊達は真剣で勝負したいと杉山に申し出る。
    試合は,池田側の有無を言わさず,真剣勝負となった。
    双方抜刀して対峙するが,太陽光を刀の鍔に反射させ,
    刀の鍔(ツバ※柄を握る手を防御する部位)
    刀を握る柄の部分と,刀身の間に挟んである木製の武具の名称。
    目くらましをする伊達の邪剣のもと,池田はたじろぎ,斬られてしまう。
    倒れたところをメッタ刺しにする伊達。
    (-_-;)…凄惨…むごすぎる…ガッカリ(こんなスジはイヤ)。
     
    左近のもとで,池田の亡骸を確認した一太郎は,
    父の仇討をしたいと新十郎達に訴える。
    しかし,新十郎は,母を助けて立派に生きて行くよう一太郎に言い,
    仇討は任せろと,伊達のもとへ向かう。
    追いかけて来た左近は,青木が腹を斬ったと伝える。
    新十郎 「青木も池田も侍の世の犠牲者だ。
         今日の俺は,ちょっとばかし機嫌が悪い,暴れてやる!」 
    (-_-;)…暴れたいヨ,こっちも…。
     
    伊達一角ら悪党が勢ぞろいする敵地へ乗り込んだ新十郎は,

    新十郎 「人々が苦しんでいるときに己の利に走るとは許せねえ!
         天にかわって((-_-;)オシオキヨ…)成敗する!」
      
    そこにいた連中をバッサバッサと斬り捨てる。
    最後に残った伊達が長光を抜き,
    「地獄へ送ってやる」と息まくいてかかってくる。
    刃を交えた新十郎と伊達は,勢い雷鳴轟く戸外へ出て対決する,
    雷の光が無数に照らす中,
    その光を刀の鍔に反射させて目を眩まそうとする伊達。
    新十郎は,思わず眩しさに目を細める。
    左近とかがりが一太郎とつる代を連れて来て,その様子を見守る。
      
    伊達一角が池田との勝負に勝ったのは,
    刀の鍔に光を反射させて目くらましをしたからだと気付いた新十郎は,その卑怯なやり方に激怒し,
    かかってきた伊達の刀身を鋭く横へ弾き返した。
    と,衝撃で,長光の刀身が折れた。
    その隙に,新十郎は伊達の脳天をバッサリ叩ッ斬った。
    少しスッキリ(●^o^●)!
     
    三田村藩のことが表沙汰になれば,
    水野の立場が危うかったと,かがりは言う。
    それまで改革派だった幕閣のひとりが反対派に寝返り,
    ただでさえ,水野は苦境に立たされているのだという。


    最終回の伏線
     
     
    新十郎 「寝返りか,邪剣となるを羞じて,
         自らの身を折ったこの刀のほうが,はるかに立派だぜ」
    左 近 「俺は,つくづく,侍の世がいやになったぜ」
     
    新十郎は一太郎の前で,「父上は,立派な侍だった」と言い,
    その場を去った。

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