放射能汚染継続中に，エリア指定一括賠償で済ませるのか？

2011-12-07 : 原発事故関連 : 編集✍

汚染水の濃縮施設建屋から

ストロンチウムほか

高濃度の放射能が

海に流れ出している。

 

先日は，約２１時間も漏れに気がつかなったそうで，推定でも２６０憶ベクレル

以上の強濃度の放射能がコンクリートの亀裂から

漏れ…続けている。

 

 

 

あの巨大津波にも耐えた一本松でさえ，

塩害で根腐れし，手の施しようがなく，

可哀そうなことに，あとは寿命をマツのみとのこと。

 

 

地震で亀裂の入った原子炉や地下建屋にしても，放射能の汚染水と，海水によるコンクリートの腐食が相当進んでいるはず…多分，手の施しようがないほど…。

 

 

汚染水を循環させている…といっても

あちらこちらで塩分と重金属による腐食が進んで，ペットボトルにブスブスとキリで穴を開けるように，次から次へと流れ出してしまう。

これで「安定化作業」といえるのか。

 

 

それでも東電は，

放水口近くの魚や海藻類を

毎日元気にモリモリ爆食し続けても，

人体への影響は殆どないのでＲから，

どうぞ，安心して

内部被曝し続けてくだッさ～い。

 

という，相変わらずの無責任姿勢(-_-;)。

 

 

海への汚染が広がる原発事故の今後の成り行きも不安定なばかりか，

冬場の降雪による川や海の汚染濃縮地域の拡散状況については，各地で実地調査しなければ，どの程度の汚染状況になるのかもまだわからないというのに，

どういうわけか，原発から５０キロ圏内を

損害賠償エリアに指定するというから，

呆れてしまう。

 

 

将来的な健康被害の損害賠償については，どうするつもりなのか…？

 

 

現時点で，いくらか慰謝料（の格好）で

金を施してやれば，訴えは起こされないだろうし，被害感情も和らぐだろう。

しかも金銭受領時に，

今後の損害費用は一切請求しません…という項目を何気なく設けて認印を押させてしまえば，これで将来的にも一切の賠償請求は免れられる…

という姑息なことでも

考えていそうだ。

 

 

そして，「少しの金額でも有難い」とかいう市民の声をＴＶで流させて，いかにも国や東電が誠実な対応をしているかのように見せかける。

 

被害妄想でもなんでもない。

過去も，将来も，国や原発関係者（医者）は絶対に内部被曝と病の因果関係を認めようとしない。

 

至上最悪の原発事故を起こして，

その過酷な被曝労働環境の作業員が

突然，具合が悪くなって（絶命して）も，

いまだに，一例たりとも認めない。

不自然で異様すぎるほど，一生懸命，

隠すだけ隠し続ける理由は，

賠償責任を追及されたくないから。

 

 

かつての原爆被害と同様に，

内部被曝と病との因果関係が定かでない以上，賠償責任はない…といって，

また責任逃れするつもりでいる。

 

加害者側が，被害エリアをいい加減に区切って，一律一括の損害賠償額を勝手に決めて，支払いすれば，ハイさよ～なら。

こんなことがまかり通っていいのか！？

 

放射能のせいで病気になった？

それ，証明できるの？できないでしょ？

生活習慣病とか加齢と区別できるの？

できないのに金なんか払えないもんね。

 

 

国や東電の将来の対応は，

目に見えている。

 

 

なんにしても

原発周辺の強度汚染地域は封鎖して，

住居不能地域に指定するのが先。

放射能ガレキや放射性廃棄物は

一括してそこへまとめて

将来に渡って厳重に遮蔽すべきだし，

そこへドンと金をかけるべきものを，

 

信じられないことに，原発近距離で

まだ「復興計画」などという

机上だけの空論計画を練って，

補助金を貰おうとする自治体がある。

将来的には，

放射能が一切検出されないレベルにして

住民に戻ってもらうのでＲ！

 

…頭がイカれてでもいるのか…？

チェルノブイリへ行って見て来たほうが

いいと思う。