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防災放送が「チョーツイてる」件

9月1日は『防災の日』なので、
最近、頻繁に戸外のスピーカーから大音量で流れてくる
『防災放送』について触れてみます。

恋夜の地元は、山梨県甲府市なので、
防災課は『防災甲府(ボーサイコーフ)』と言いますが、
タイトルで示したように、
その『防災甲府』が最近やけに「チョーツイてる」わけです。

「チョーツク」というのは、地元山梨の方言みたいなものですが、
その意味は、「超ツイてる!(ラッキー!)」というのではなく、
「調子づいてるッ!」という意味に当たります。

これは体調やコンディションの「調子が良い!」
ということではなく、
「おめえ、ナニ、調子こいてんだヨ?、え?」という
斜に構えた目線での、一種の「批判」や「蔑み」の意味で、
「チョーツクんじゃねえよ!」という見解が含まれます。
知らぬ間に図に乗っていい気になって喋るヤツに向かって、
甲州弁で怒るときは「チョーついチョッ!」と相手に叫びます。

と、ご丁寧に甲州弁の説明をしたオラですが、
その『防災甲府』のナニが「チョーツイてる」かといえば、
最たるものが、この夏の『熱中症対策』。

『本日、甲府市内の気温は、高温が予想されており、
熱中症の危険性が高くなります。
コマメな水分補給や、休憩など、
十分な対策を、とってください』

と、すっかり耳にこびりつくほど、その音声がほぼ毎日、
防災スピーカーから流れてきたワケですが、
熱中症自体が「災難」なのかという点で、やや疑問はありますが
別段、熱中症を予防する上で、
防災甲府が注意喚起することに対しては
何ら異議もないことです。

にもかかわらず、「チョーつくんじゃねえよ!」と
イラつく原因になったのは、他でもない、
『防災甲府』の言葉遣いや、日頃の判断ミス

音声は「子供女子」職員の録音らしく、毎回、同じ調子。
暑くなりそうな日の午前中の10時か11時ジャストに
ノルマのごとく防災放送スイッチが押されて流れる仕組み。

まるで自治会のお知らせや、普段の仕事上の段取り並に、
本来の意味での「緊急災害」に対する「防災」の呼びかけという
性質とはどこか異なり、ただ上から仕向けられた指示に従って、
日常的に、必要以上に、防災観念を意識付ける目的のもと、
防災放送が単なるルーティン・ワークの「お知らせ」化するほど、
連日、繰り返し垂れ流される状態・・。
しかも、「注意喚起の呼びかけ」程度でありながら、
「対策をとってください(=対策をとれ!)」と命令口調。

熱中症予防であれば、「注意しましょう」「予防しましょう」で
足りるところ、「対策をとれ!」と、毎日毎日、防災指示命令。
「おまえらナニサマだい?」と、敬語や謙譲語もろくに使えない
子供声の命令指示語に、ついイラッときて「チョーツイちょッ!」
となるワケです。

しかも、酷いときは、気温が27℃しか上がらなかったときや、
雨で高温にならなかったときも、録音された「コドモ防災音声」が
毎度、決まった時間に垂れ流されて、「コマメな水分補給」だの「対策をとってください」だの、いい加減にしろや・・・と。

この一見、丁寧に聞こえる「対策をとってください」というセリフは、なにも「防災甲府」に限ったことではなく、犬HKのラジオ放送からも全く同じ「命令口調」が聞こえてきたりしたので、普段から命令言葉を使うよう、どうやら指示されているようです。

熱中症ゴトキで、しかも、気温が30℃ソコソコ程度で、
いちいち「対策とれ!」なんて命令すんな!と、
腹立たしさが増幅。

高温になるかそうでないかの判断も誤認するうえ、
自らの感覚で指示を出すわけでもなさそうな鈍感な
防災課のコドモ連中が、
お決まり通りのマニュアル命令口調で民衆に指示を出し、
気温が上がらなくても、次の日にはまた知らんぷりで
同じ「防災命令」を垂れ流すという「嘘つき狼少年」状態。

それで、この夏は、「コマメ」と聞けば悪寒が走り、
「対策をとってください」という命令口調にトコトン嫌気が増し、
その、防災放送の「日本語からなんとかしろ!」と、
チョーつく防災甲府に対して心頭滅却できなかった次第です。

知らない人に対して「~してクレますか?」とか、
ラジオのリポーターから「観光客が、いるいるッ!」とかいう
言葉遣いの乱雑さが最近、やけに気になっていて、
いちいちアンタ、ナニサマだい?・・となる始末・・。

「謙譲の美徳」も「敬語」の使い方も、
公共の電波を使って何か発する立場の人間であるという
自覚が乏しいせいか、
大衆(他人様)に対する注意の呼びかけも満足にできず、
普段から言葉使いがデタラメな連中が、
いざというとき、大勢の他人に対して、
まともな防災の呼びかけなんかできっこないと
思わざるを得ず、
行方不明者のお知らせを流す際にも、
『こころあたりのある方は・・・』なんて言ってるわけで、
「アンタの心あたりじゃない!」と、いつも文句を言うばかり。

そんな思いが沸々としている中、台風10号の影響で被害が・・。
『岩手県の老人ホームが近くの川の氾濫で浸水し、
お年寄りに犠牲が出た』というニュースを目にしたところ、
1時間に80ミリという大量の大雨で、川の水位計が避難勧告を出さなければいけない段階まで数値が上昇していたところ、
防災担当の職員は、「夕方で暗くなったため外へ避難するのは危ないから」という理由で、非難勧告を出さなかったというから、
おまえら、なんのために毎日のように防災警報やってんだと!
その対応や災害緊急時の見極め判断の甘さ(鈍さ)に、
なにやってんだかな・・と、呆れるばかり・・。

普段から日本語の尊敬語と謙譲語の使い分けもろくにできないようなコドモタチが防災職員なんかを担当していれば、
エアコンのガンガン効いた部屋で『熱中症予防命令』を垂れ流し、
毎日オンエアのスイッチをポチンと押すことくらいしか能がないのかも知れず、日ごろ防災しろ!防災しろ!と命令することだけは
イッチョマエで、いざ災害が発生すると、どうしていいかわからない・・と。文字通り、「言葉も出ない」・・と。
まあ、そんなところかもしれませんが、なんとも頼りない。

防災担当であれば、緊急時の咄嗟の判断力が必要不可欠なだけでなく、適切に指示を出すときの「言葉遣い」さえ知らないままでは、
他人様の災難を防ぐための「命令」など安易にできないのだということを十分身に染みて知るべきで、普段の言葉遣いからまず訓練したほうが良いのではないでしょうか?

防災の呼びかけで、
『ご協力を、お願いします』などと言ってる時間に無駄があり、
『ご協力願います』と言えば、呼びかけも時短で済むわけで、
そういった昔ながらの正当な言葉遣いを教え込むような指導者は、
もういないのでしょうかねえ。

まあ、自分も家では乱暴な言葉遣いをしてるっちゃしてるので、
左程まともではないのですけど・・。

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