fc2ブログ

蓮池透さんが激白「安倍退陣こそ拉致問題解決の第一歩」

「この5年間、総理に就任されてから1ミリも進んでいない」――。29日の参院予算委で、民進党の増子輝彦議員が、進展しない拉致問題について安倍首相を追及。安倍首相はうつむき加減で、声を絞り出すようにこう答えていた。


「5年間でただ1人の拉致被害者の生還も達成できないことは痛恨の極み」

「情報の収集等全力を尽くしております」

 おいおい、確か再登板した2012年12月、安倍首相は拉致被害者家族に対して「私がもう一度、首相になれたのは、何とか拉致問題を解決したいという使命感によるもの。必ず安倍内閣で解決する」と断言していたのではないか。

 まるで評論家のような口ぶりで、無責任にもホドがあるが、驚いたのは次の言葉だ。

「世界で最も注目されているトランプ大統領が国連の場でめぐみさんのことに触れてくださった。また、来日した際、私の要望に応えて、拉致被害者、家族と直接会い、解決していくという決意を述べていただいた。大統領が発言したわけですから、これは米国が拉致問題について(解決を)コミットしたことになる」 過去70年間で、米国で最低支持率のトランプ大統領が拉致問題の解決をコミット? 自身の政権基盤がグダグダな上、もはや世界の首脳からもマトモに相手にされず、言うことがコロコロ変わるインチキ男の発言を本気で信じているのであれば、オメデタイという以外にない。安倍首相の発言を聞いた元家族会事務局長の蓮池透氏がこう言う。

「自国の国民を救えず、米国に頼ること自体、恥ずべきことですが、そもそも安倍首相は拉致解決など本気で考えていません。強硬姿勢のトランプ大統領を巻き込むことはむしろ解決を遠ざけますよ。大統領の国連演説、拉致家族との面会は、北朝鮮を“ひどい国”と描くことで、圧力をかけやすくするためです。家族は利用されているだけ。拉致解決は難しい問題なので、誰がやればうまくいくというのは言えませんが、少なくとも安倍首相である以上、絶対に解決しません。家族は高齢化している。自民党総裁の任期延長なんてとんでもありません」

 これが拉致被害者家族のまっとうな見方であって、解決のためにはまず、安倍首相退陣しかない。


転載元: 情報収集中&放電中

スポンサーサイト



関連記事

【加計ありき】安倍の嘘を暴く。福島みずほ他共産党小池晃、辰巳孝太郎(参院予算委員会)

  • 2017-11-30 : 時事動画 : 編集✍
  • 2007年11月時点には「加計ありき」の認識あり。『今年1月20日、初めて知った』との安倍の答弁は、更に遡った過去の発言と答弁書によって崩壊。虚偽答弁のみならず、本来であれば贈収賄事件に値する『お友達優遇』

    福島みずほ、安倍の「加計ありきの認識ありき」を指摘

    2017/11/29 に公開

    11/30参院・予算委員会  福島みずほ(自由・社民)の質疑
    質疑注目点抜粋

    ▼福島(3:39~)
    (加計学園が今治市に獣医学部をつくりたいと)考えていることを
    2016年11月9日以前に、安倍首相は知っていたのか?
    知っていたのであれば、いつから知っていたのか?

    『知り得る立場』なんて書いてないですよ。
    これ、文書で出して、文書で回答です。これは総理が了解していた。

    いつから知っていたのかってことについて、
    2007年11月、加計学園がその候補となるものである旨記載されている』となっているじゃないですか。ここで1月20日』など書いてないですよ。

    ▼福島(5:00~)
    質問主意書に関して、『安倍首相は・・』って主語で、私は聞いています。これ、了解してるんでしょ? 『答弁』も?
    ▼安倍
    答弁』は了解しております。
    ▼福島
    2007年』って、はっきりしてるじゃないですか。
    で、次に、6月16日の予算委員会の質問です。ここも端的にです。
    総理、加計学園の加計孝太郎さんが、今治市に獣医学部をつくりた 
     いというのは、いつから知っていましたか?』
    ・・さっきの質問主意書と同じ中身です。

    構造改革特区で申請されたということについては、私(安倍)は承知をしていた』・・はっきり『承知をしていた』って書いてるじゃないですか。同じですよ。質問主意書の答弁も、この予算委員会の答弁も一緒です。

    構造改革特区のとき

    から加計学園を知っ

    ていた・・

    ということでよろしいですね?

    ▼安倍(知り得る立場にあったけど、デンデンチリマチェンデチタ


    小池晃、「加計ありき」の追及&労働&社会保障(医療・薬価)
    小池「総理ね、答弁席で喋るんだったら、出てきて喋ってくださいよ」
    ※自分の発言は官僚や大臣らに説明させ、昭恵の発言は自分が代弁し、
     答えに困れば答弁席から立って喋れないのよね、ボクチャンは。

    2017/11/29 に公開

    11/30参院・予算委員会  小池 晃(日本共産)の質疑

    安倍晋三、丁寧な説明なし。
    ワーキンググループ座長・八田達夫、委員会へ出席せず。
      
    森友でも加計でも、都合の悪いことは全部破棄し、
    担当者は国会へ出席させない安倍政府の不正行為。 

    辰巳孝太郎(日本共産党)財務省・国交省の森友架空ゴミストーリー
    2017/11/29 に公開

    11/30参院・予算委員会 辰巳孝太郎(日本共産党)の質疑

    森友「ストーリー」「口裏合わせ」「ゴミ」
    財務省理財局長:太田充(佐川の後任)
    会計検査院委員長:河戸光彦
    公明・石井啓一・国交大臣「口裏合わせではない」云々。

    (20:48~)
    ▼辰巳
    数万年の経過でできた自然の堆積層※に、
    何故、ビニール片やマヨネーズのフタが出てくるんですか?
    そんなものが発見されたら、それこそ歴史的発見じゃないですか?

    ※沖積層(約1万8千年前後の地層)

    関連記事

     ご存じの通り、ネット上には偽歴史があふれています。  



     「南京虐殺はねつ造だ」
     「関東大震災で朝鮮人は暴動を起こした。それに対して日本人自警団は戦った」
     「満州は中国の領土だと確定していなかった。無主地だと国際的には認知されていた」
     「大東亜戦争はアジアを欧米の植民地支配から解放するための戦いだった。その証拠に、東南アジア諸国は戦後独立した」
     「大東亜戦争は日本を欧米の封殺から守るための防衛戦争だった」
     「朝鮮人は日本の植民地支配のおかげで文字の読み書きを覚えた。秩序がもたらされた。近代化によって朝鮮人は豊かになった。朝鮮人は日本に感謝していた。独立なぞ誰も望んでいなかった」
     「盧溝橋事件はコミンテルンの陰謀だった」
     「従軍慰安婦なるものは存在しない。あれは出稼ぎの売春婦だった」
     「朝鮮人強制連行は事実ではない。朝鮮人は徴兵の義務がなかったため、その代わりとして自発的に日本へ行き、働いて戦争に協力した」
     「沖縄戦で日本軍は集団自決を命令しなかった。沖縄県民は自らの意思で自決した」
     
     ネットだけではありません。書店ではこれらの偽歴史の本が棚を埋めています。大学では学生たちに「南京虐殺は嘘だ」と教える教員がいます。「大東亜戦争を称える」集会やシンポジウムは盛んに開催されています。

     安倍政権発足以来、この傾向はますます強くなっています。偽歴史が事実を圧倒しようとしています。

     このような偽歴史がはびこる状況は日本だけではありません。日本ほどではないにしても、欧米ではある偽歴史が跋扈しています。
     
     「ガス室はなかった。よってホロコースト(ユダヤ人大虐殺)はねつ造された嘘だ」

    というホロコースト否定論です。

     「歴史修正主義」を自称するホロコースト否定論者は、ユダヤ人大虐殺があったこと示す資料をねつ造されたものと断じ、「ホロコーストの生存だと自称する者はシオニストからカネをもらって偽証している」と決めつけます。そしてユダヤ人抹殺を直接命令するヒトラーの命令書がないことを理由に、「ユダヤ人は東方へ移住させられだけだった。誰も殺されなかった」と主張します。

     そのホロコースト否定論者の一人だったイギリスの歴史家デイヴィッド・アーヴィングと、ホロコースト否定論は虚偽だとする歴史家デボラ・E・リップシュタットが2001年、裁判所で対決しました。

     それを描いた映画が、12月8日から全国で順次上映されます。

     『否定と肯定』

     「ユダヤ人大虐殺はでっち上げだ」と書いたアーヴィングの『ホロコーストの真実』を、リップシュタットは「嘘を書いた本を読むべきではない」と評しました。それをアーヴィングは名誉毀損であると、彼女を告訴しました。
     イギリスの司法制度は告訴された側に立証責任があります。リップシュタットは、「ホロコーストはあった」ことを立証する羽目になりました。
     
     「多くの証拠と長年の研究の積み重ねによって事実とされてきたホロコーストを、私が事実であると改めて立証するなんて・・・」

    とリップシュタットは困惑しながらも、歴史学者の名誉にかけて全力で取り組みました。オシフィエンチム(アウシュビッツ)収容所の現地調査、生存者、目撃者の聞き取りを行いました。そこで彼女は、ユダヤ人大虐殺の凄まじさと恐ろしさを自分の目で見、肌で感じました。

     「この裁判で負けたら、嘘が事実になってしまう。断じてそれはさせない。虐殺された人々のために私は闘う!」

    とリップシュタットは全力で裁判に臨みます・・・。
     
     この映画は、あったことをなかったことにする悪質な偽歴史論者と闘うための必見の映画です。
     


    転載元: 情報収集中&放電中

    関連記事

    姑息が加速!安倍の国会出席減らしを画策する自民悪党 ※注:自動再生デジタル音声動画付き

    野党の質問時間を削減したうえ、今度は安倍本人の国会出席日数を減らそうと画策してるんだとさ。呆れた『ボクちゃん東朝鮮将軍サマ』と、これをどこまでも補佐する過保護のバカ家老に悪代官ども。追及に耐えらえないなら『妻も私も関わってました』と非を認めてサッサと辞めちまえ!
    野党の追及から逃れようとするより、国会で国民が納得する答弁をしたらどうだ。
    ▼アメブロ伊達直人さんのブログから『日刊ゲンダイ記事』を転載



     野党の質問時間を減らすために、安倍自民党がゴリ押しした「質問時間の配分見直し」。案の定、質問時間が増えた自民党議員は、安倍首相をヨイショする愚にもつかない質問を連発している。

     さらにフザケているのは、自民が画策している安倍首相のための“国会改革”だ。なんと、首相の国会出席日数を減らそうとしているのだ。

    「今月21日の自民党正副幹事長会議で、日本の国会がイギリス議会をモデルにしていることに触れ、“イギリスにならうべし”と首相の議会出席日数の削減が持ち出されました。ご丁寧にも、会議では『議院内閣制をとる国における議会への首脳出席状況等』と題された資料が配布され、日本の首相が欧州各国の首脳と比べて議会出席が多いと指摘された。国会が嫌いな安倍首相のために、自民党は本気で首相の出席日数を減らすつもりです」(永田町関係者)

     たしかに、欧州各国と比べて首相の出席日数は多い。有識者による民間団体「日本アカデメイア」の国会改革に関する提言(2012年)によると、各国首脳の年間の議会出席日数は<日本127日><フランス12日><イギリス36日><ドイツ11日>である。

    ■仕事量を増やしているのは安倍首相自身

     しかし、議会の制度も政治風土も違うのに、出席日数だけを比べるのは、ナンセンスもいいところだ。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。

    「イギリスの議会制度をモデルとするなら、首相の解散権についても見直さないと比較になりません。イギリスでは、解散に下院の3分の2以上の賛成多数が必要で、解散権に制限があります。そもそも、仕事量を増やしているのは、安倍首相自身です。モリカケ問題など、国会に呼ばれるような原因をつくらなければいい話です。出席日数が多いと悲鳴を上げるのは、裏を返せば『激務に耐えられない』ということ。そんな人は辞めたらいいと思います。戦後70年間、日本の首相が普通にやってきたことをできないということでしょう」

     なにより、イギリスでは毎週水曜日に「クエスチョンタイム」という党首討論が行われ、野党議員から事前通告ナシの質問を受ける。それに比べ日本は今年、1回も党首討論が行われていない。

     これまで与党は、首相が国会に長時間拘束され、外国訪問や国際会議への出席ができないと、出席日数削減を声高に叫んできたが、安倍政権の誕生後、野党が首相の外遊にストップをかけたことはほとんどない。今月1日召集の特別国会も、安倍首相の“外交日程を考慮して”所信表明演説は2週間遅れの17日に行われた。

     野党の追及から逃れようとするより、国会で国民が納得する答弁をしたらどうだ。


    関連記事

    国家(安倍夫妻)の不正隠蔽工作は「小さな問題」ではない。どこまでも追及するのは真っ当な政治家やメディアなら当たり前。

  • 2017-11-30 : 時事動画 : 編集✍
  • (お知らせ)11月30日午後1時頃から、参院予算委員会の質疑には、
    共産党の小池晃議員と辰巳孝太郎議員が質問するので注目しましょう。

    森友値引き『口裏合わせ』

    ▼11月28日、予算質疑を終えた宮本岳志議員の国会報告(日本共産党)
    2017/11/28 に公開
    衆院予算委質疑終了後、宮本岳志衆院議員がコメント

    ▼11月30日の国会(参院)質疑予定
     11月30日(木)13:00頃~参院予算委員会
     小池晃書記局長、辰巳孝太郎議員

    ▼井上哲士議員(日本共産党)の街頭演説による国会報告
    2017/11/29 に公開
    井上哲士参院議員あいさつ
    国民大運動実行委員会11・29定例国会行動

    関連記事

    地中のごみ「ストーリー」発言、財務省認める 森友問題





    さんがリツイート

    鮫島浩 @SamejimaH 15時間15時間前
    疑惑を 
     
    追及されたら証拠を示せと言い、証拠を示されたら別の言い訳をする。安倍政権の「丁寧な説明」はその繰り返しだ。
    過ちを認め謝罪し、責任をとる気はさらさらない。
    政治不信は増すばかり。それでも全くお構いなし。





    渡辺輝人 @nabeteru1Q78 3時間3時間前
    時 
     
    系列的には、総理夫人付き職員のFAX→「神風が吹いた」→口裏合わせになってるんだから、安倍昭恵の関与無しに森友学園に対する根拠の無い違法な値引きはあり得なかったのだ。安倍昭恵は国会に出てきて経緯を説明する責任がある。




     さんがリツイート

    金子勝認証済みアカウント @masaru_kaneko 11月28日
    だった 
     
    【だったら証人喚問を】またアベは、自らと昭恵夫人の関与を否定した。
    だったら夫人付き政府職員谷サエコ氏のファックスは何だ?
     
    だったら国会に出て説明しろ。そして籠池夫妻を監獄から出して、前回証言後に出した資料、音声データに基づいて、「神風が吹いた」プロセスを証言させろ。



    転載元: あさりのブログ

    関連記事

    バカの一つ覚え「安倍のピンチにミサイルいっちょ飛ばしてチョ!」

    今や北朝鮮は、旧日本軍部の傀儡だニダ!



    リカケ隠し・日本軍国化・改憲・軍備強化(米国軍事産業丸儲け)に必須なミサイル脅威は事前通達ありきのバカの一つ覚えで安倍のヤラセみたいなもの。以前も国会(参院の)午前中に同じ有様となったし、いい加減アホでも気が付くウンザリさ加減だ。安倍広報犬HKは、モンゴルデブの喧嘩の賞味期限切れと共に、またまた安倍のピンチにキタのデブの脅威煽りときたもんだ。タイミング良く非難訓練までヤラセてる始末。日本低脳東チョン人化訓練。
    マトモな日本人は、やってられンワな。

    ▼『きなこのブログ』さんの記事より転載
    安倍政権維持には北朝鮮の協力が必要 5
    2017-11-29 08:38:53NEW !
    テーマ:北朝鮮
    国会で、野党から、激しく、森友・加計を追及された安部晋三
     
    そんなに安倍晋三を追及すると、また北朝鮮がミサイルを撃って、
     
    メディアが北朝鮮一色にされてしまうと全日本国民が思っていたら、
     
    案の定、「腹心の友」・金正恩が援護射撃。
     
    相撲はネタ切れになってきましたからね~
     

     
    ピンチを脱するネタ↓
     
    <北朝鮮>弾道ミサイルを発射 高度「過去最も高く」
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171129-00000005-mai-pol

    北ミサイル発射 安倍晋三首相「ICBM級の可能性」「いかなる挑発行為にも屈せず圧力高める」
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171129-00000510-san-pol

    安倍首相、安保理緊急会合要請へ 「暴挙、容認できぬ」
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171129-00000013-asahi-int
     
     

     
    【このパターン】北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、日本のEEZに落下との報道!安倍総理が野党から激しい国会追及を受けたタイミングで!
    https://yuruneto.com/kita-abe-kokkai/
     
    どんなにゅーす?
     
    ・2017年11月29日午前3時18分頃、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したとの報道がなされている。
     
    ・菅官房長官は緊急の記者会見を開催し、「断じて容認することはできない」などと、北朝鮮に厳重抗議を行なったことをコメントした。
     

     
    Nmaru7th  @Nmaru7th 
    アベ氏が危なくなると、決まって北朝鮮がミサイル準備を始めるという…
    2017年11月28日
     

     
    田中龍作  @tanakaryusaku 
    森友加計がいよいよヤバくなると、北朝鮮がミサイルを撃つ。
    いつものパターンが また・また・また・・・(数えきれないね)。
    「待ってました!」とばかりに、アベシンゾーは早朝(5:50)から記者会見。
    きょうのマスコミ報道は北朝鮮一色になる。
    2017年11月29日
     

     
    きっこ  @kikko_no_blog 
    安倍晋三が3カ月ぶりに首相公邸に泊ったと思ったら、
    まるで「待ってました!」とばかりに北朝鮮がミサイルを発射したよ。
    もしかして首相公邸の安倍晋三の部屋に北朝鮮のミサイルの発射ボタンがあるんじゃないの?(笑)
     2017年11月29日
     

     
    安倍総理がピンチになると決まって「ミサイル発射」で”手を差し伸べる”北朝鮮が今回も…

    ちょうど前日に、安倍政権が野党からの激しい国会追及に遭って、
    https://yuruneto.com/moritomo-tokurei/
     
    その模様が夜のニュースでも大きく取り上げられたけど、このタイミングでまたも北朝鮮がミサイルを発射したわ。

    やっぱり、ジョンウンさんは、安倍総理にとっては加計理事長と並ぶほどの「腹心の友」みたいね。
    https://yuruneto.com/kaisan-kita-stop/
     
    安倍総理が散々ごねまくってなかなか国会が開かれなかった中、ようやく開催した中で激しい森友関連の追及を受けた「直後のタイミング」での発射だからねえ。

     (「近日中にミサイル発射の兆候」なんてニュースが出ていたのでちょっと嫌な感じがしてたけど、やっぱり発射された感じだ。)

    野党や安倍政権に怒っている国民も「さあこれから!」というタイミングで、またしても連日北朝鮮関連のニュースに占拠されて、モリカケ追及がウヤムヤにされてしまうのかな?
     
    とにかく、あそこまで「圧力圧力」と、北に対して激しい挑発と脅しを繰り返している安倍総理に対して、「一日も早くに日本の政界から失脚して欲しい」と願うのが普通なはずなのに…
     
    何故か安倍総理がピンチになる度に支持率アップと疑獄隠しに協力する金正恩は、「安倍総理がどうにか日本の総理を長く続けていて欲しい」と心から願っているようにしか見えないね。

     (ジョンウンも、安倍政権を支援しているネオコンから命令されてやってるのかな?)
     
    こりゃ、今日明日は、相撲騒動に加えて北のミサイルも加わって、ますます森友や加計の扱いが小さくなるのは確実っぽいね。

    安倍総理のお友達ネットワークは、海をも越えてほんとに壮大ね。
    https://yuruneto.com/touitsu/

    最近のニュースを俯瞰しても、またも旧ネオコン系勢力が色々蠢き出した感じがするし、今後も色々と要警戒なのは確かね。
    https://yuruneto.com/ianhu-abe-mousiire/
     

     
    森友学園と国側の特例尽くしの異常な契約 …そして、安倍総理ピンチで決まって飛んでくる北朝鮮ミサイル
    https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=143473
     
    あべぴょんは、“妻は騙された”と発言していたのですが、立憲民主党の逢坂議員に、どういう意味の発言かを問われ、パニックになったようです。
     
    また、川内議員の質疑によって、森友学園と国の契約が、特例ずくめの異常なものであった事がはっきりとしました。
     
    こうなると、関係者の証人喚問が絶対に必要だという事になってきます。
     
    あべぴょんが追い詰められると、例によって北朝鮮がミサイル発射するという陰謀論がまたも正しかったようで、あべぴょんが“3ヶ月ぶりに首相公邸に泊まったと思ったら…北朝鮮がミサイル発射”という状況です。
     
    常識で考えれば、北朝鮮に圧力をかけるあべぴょんは、金正恩の敵のはず。
     
    米朝対話のチャンスを逃してまで、あべぴょんに協力する金正恩とあべぴょんの関係は、一体どうなっているのか?
     
    アメリカも含め、ミサイル発射騒ぎが茶番であることが、一層はっきりしたように思います。
     
    (以下は元ネタで)
     
     
    森友国有地取引の籠池、財務省、業者の音声会話で価格交渉
    http://31634308.at.webry.info/201711/article_27.html
     


    関連記事

    森友校舎建物、年末に債権者集会で、こっそり売払い処分を検討か? 

  • 2017-11-29 : 時事動画 : 編集✍
  • 年末の債権者集会で、『安倍晋三記念小学校』建物の処分検討か? 施主は豚箱のまま

    ▼川合孝典(民進党)
    11/29参院・予算委員会 森友・加計 川合孝典・民進の質疑概要

    【森友】
    会計検査院の結果を受け、昭恵「忖度」特例4連発
     ①売り払い前提の定期借地
     ②瑕疵担保免責特約
     ③延納特約
     ④売却価格は非公表

    佐川の後任、太田充・財務省理財局長。
    会計検査院の河戸光彦・委員長、第3局長(主な担当は国土交通省)

    再調査をする気があるのか質問され、
    麻生「まっ更地にして返してもらう」

    公明・石井啓一・国交大臣
    会計検査院の検査前「適切」
     不適切の検査報告後「時間がなかった」

    【加計】
    文科省の認可を受けた加計:開学時の教員35名
    韓国での学生募集を林芳正・文科大臣「承知している」と。


    政治判断で国有地調査の判断は
    可能だが、首相が拒んでいる。

    関連記事

    籠池氏を詐欺扱いするなら黒塗りを解除して説明せよ。安倍晋三記念小学校の『開校概要』には安倍夫妻のほか写真画像が貼ってあるから全面黒塗りで隠蔽し続けてるんだろう?

    『妻が騙された』は通用しない。潔白を立証するには森友書類の黒塗り部分を解除せよ。捜査にも必要不可欠な公益情報であり、国会でお決めになれず、拒否する理由もない。

    ▼simatyan2さんのアメブロより部分転載
    さあ安倍晋三は白状したぞ、次は昭恵、佐川、谷の番だ!

    11日のテレビの党首討論での発言、
    安倍首相、「妻はだまされた」
     
    この発言について、立憲民主党の逢坂誠二議員は、
    党首討論で述べた「騙された」というのは、どういう意味か?
    と、安倍晋三を問いただしています。

     
    その部分の文字起こしを見ると、如何に安倍晋三が支離滅裂な発言
    をしているかがわかります。
     
    逢坂「どういう意味の発言なんですか?」
     
    安倍「あの、私の、テレビの発言はですね、今、委員がご紹介された
       発言の前に、私、このように申し上げてるんですが『籠池さん
       自体が詐欺で逮捕され起訴されました。これはまさにこれから
       司法の場に移って行くんだろうと、思います』これは事実、
       つまり現段階においては、捜査当局は、詐欺の疑いで逮捕して
       いるということ。ま、これを紹介したところ、でございます。
       同時にまた、籠池氏は、ですね、たとえば、朝日新聞のインタ      
       ビューに答えて、小学校の申請に於いて、『安倍晋三記念小学
       校』と申請したと、こう述べています。これを朝日新聞は大き
       く報道し、であるから、こ、当然当局は、私とのかかわりを認
       識したんだろう、と言って追及をし、それをもとに民進党の
       方々も、これを事実として、ずっと私を国会で追及してきたの
       は事実、であります。私は残念ながら、確認のしようがなかっ
       たんですが、本当かどうかをですね、その段階では、それは、
       黒塗りにされておりましたら、これは分からなかったわけであ
       りますが。これは、黒塗りにされたということは、そうなんだ
       ろう・・籠池さんもそう言ってるんだから、籠池さんが言って
       ることは間違いないと・・。
       さんざん私もそれで追及されたわけでありますが、私からは、
       私から籠池さんには、私の名前を使うのは止めてくれ、という
       ことを正式に申し上げたわけでございますが。
       残念ながら、その後、籠池氏は、実は私の名前を、使うのを止
       めてくれと言ったにもかかわらず、安倍晋三記念小学校という
       ものが書かれたもので、寄付を使っていたわけでありまして。
       そういうことを、行為をするのであれば、いわば、警察が、詐
       欺として、逮捕するということは、それはそういうことなんだ
       ろうなぁということを、私は思った、わけで、ございます。
       つまり、そういう、ことが、たびたび、あったと、いうこと、
       でありまして。
       つまり、今申し上げましたように、えー、・・・・」



    安倍は過去の国会答弁で、『籠池氏とは一度も会っていない』とシラをきっていたが、昨日(28日)の逢坂誠二議員の質疑の中で、黒塗りの小学校名が『安倍晋三記念小学校』であったことについて、支離滅裂の反論をしながら見事に墓穴を掘った。

    籠池さんもそう言ってるんだから、籠池さんが言ってることは間違いないとして、今ではすっかり『詐欺師扱い』している人物の言を、
    『一度も会ったことがない』のに当時は確信し、いつの段階からか、
    『森友の書類が黒塗り』であることを何故か知っており、なお且つ、
    『私も妻も全く関与していない』にも拘わらず、当初の小学校名が
    『安倍晋三記念小学校』であることを知っていた。

    『私から籠池さんには、私の名前を使うのは止めてくれ、ということを正式に申し上げたわけでございます』と。一度も会わず『正式に』。


    つまりは昭恵氏が名誉校長に就任する以前の早い段階から小学校名が『安倍晋三記念小学校』だったことを十分知っていて断った・・と。

    それにも拘わらず、安倍昭恵氏は、後日、喜び勇んで名誉校長就任を引き受けた。その際、昭恵氏は『安倍晋三の名前を使うことは、総理大臣を辞めてからにしてほしい(と主人が言っていた)』と話しており、この事実は、2015年9月5日、塚本幼稚園での名誉校長就任式講演録画映像に収録され、小学校名についての変更経緯も穏便に紹介されている。


    『勝手に名前を利用されて騙された』風情は全くない。
    『非常にしつこい』だの『何度も断ったのに名前を使われた』などという抗弁は通用しない。『妻が騙された』との主張は当たらない。



    昭恵氏は当日の講演で、「実は今日、主人も、こちらへ来たいと言っていたんですが・・」と大勢の塚本幼稚園保護者らの前で話しているのだから、これについては目撃証人が複数存在する。
    『悪魔の証明』などという詭弁で誤魔化すことはできない。

    一度も会ったことがない人物が設立する小学校の名誉校長に自分の妻を就任させることを了承し、一度も会ったことがない人物に『自分の名前を小学校名に付けることは総理大臣を辞めてからにしてほしい』と妻に念押しして正式にお断りし、一度も会ったことがない人物に『私の妻が騙された』と一方的に決めつけながら、一度も会ったことがない人物から『100万円の寄付をいただいた』と証人喚問で堂々と証言されながら事実ではないと主張する一方、偽証罪で問うこともせず、自分の妻が騙されたにも拘わらず『詐欺』による被害届を出すこともなく、妻が騙された経緯について公然と記者会見を開くこともなく、国会で潔白を証言させることも一切拒否して逃げ回り、国の書類は隠蔽したままでいる。

    安倍晋三記念小学校建設の関係書類に黒塗りを付したままの状態というのは、『私も妻も一切、関与していない』ことを証明する際には寧ろ、積極的に開示すべき必要があるものだ。
    捜査の上でも、開示が要求される資料であり、
    これを国会で拒否する理由はない。

    加計学園と違って、学校設立は無に帰したのだ。
    施主の籠池氏に支障はあっても関係各所に支障が生じる余地もない。
    『今後、是正する』・・の中には『森友黒塗り隠蔽書類の開示』も
    含まれなければならないはずだ。
    『将来』ではなく、公文書の在り方や情報公開の不備を正すのであれば『今現在』、容易く改善可能なことだ。
    森友関連書類の黒塗り部分を速やかに解除して精査可能にすべきだ。


    ▼開校概要書 1.『安倍小学校』設置趣意書(GIF)※色調変化のみ



    ▲川内博史(現:立憲民主党衆議院議員)が取得開示した森友概要書
    (※色調を明るく変化させ、シルエットを強調しただけで出現した像)

    書類の開示については、籠池氏の許諾を得ているところ、現在、国が民事再生手続きを行っている関係から『開示には管財人の許可がいる』として拒んでいる。今般、会計検査院により『ゴミの算定に根拠なし』との調査結果が出た以上、内容を精査するためにも管財人の許可を得て開示すべきものであり(本来、行政機関の長である内閣総理大臣の指示があれば容易なことだが、首相本人の関与が明るみにされることを恐れて拒否し続けているのが実体)、情報公開の観点からも、国有地不当売却処理(不当値引きと事前の金額交渉提示)及び、国有財財産処分に関する書類の廃棄処分(10年間の保管義務違反)といった国家公務員らによる背任行為が明らかになってきた以上、書類『不開示』のまま、単に国会の場で政府から口頭のみで反省と是正の意を示せば済まされるという軽薄極まりない問題ではない。

    『政府として重く受け止める』とクチを揃えて答弁している以上、
    具体的に文書開示を速やかに実施するのが筋だ。


    ▼こちらの動画も参考までに(後日、削除されるかもしれませんが)
    おやおや・・農作業用スタイルで「騙された私人」の姿がありますね。

    『安倍晋三記念小學院』と付す予定を昭恵名誉校長就任の際には
    『瑞穂の國記念小學院』と、合意の上で正式に変更したことは事実。

    関連記事

    トップがガキ扱いされ揶揄される国の運命 幼稚なガキ扱いされるしかないトップが君臨する国の運命は、もはや明らかだろう。韓国が晩餐会で供した独島エビも相当なものだったが、安倍氏のゲスぶりはそれ以上だった




    二極化・格差社会の真相 斎藤貴男(日刊ゲンダイ)


    転載元: 情報収集中&放電中

    関連記事

    共産党宮本岳志議員のトドメの一撃に、安倍、答弁不能(衆院予算委員会:野党の注目質疑動画列挙)

  • 2017-11-28 : 時事動画 : 編集✍
  • 安倍、❝モリ・カケ❞バンカーダッュツ不能

    宮本岳志(日本共産党)
    2017年11月28日 衆議院 予算委員会
    質疑者   宮本岳志(日本共産党)


    ▼今井雅人(希望の党)
    2017年11月28日 衆議院 予算委員会
    質疑者 今井雅人(希望の党)


    ▼川内博史(立憲民主党)

    2017年11月28日 衆議院 予算委員会
    質疑者 川内博史(立憲民主党)

    太田充・財務省理財局長が音声データは本物と認めた件

    「契約972件、(売買価格)非公表は本件(森友)だけです」


    ▼逢坂誠二(立憲民主党)
    2017年11月28日 衆議院 予算委員会
    質疑者 逢坂誠二(立憲民主党)
    【応答】
     安倍晋三(自民党総裁):総理大臣。
     石井啓一(公明党):国交大臣。
     河戸光彦:会計検査院委員長。
     太田充:財務省理財局長(佐川宣寿の後任)。 
    関連記事

    疑惑の佐川国税庁長官を引っ張り出せない摩訶不思議 メディアは貴乃花より佐川を追い掛けろ


    2017-11-27 21:16:40NEW ! 
    テーマ:この道は、貴方の未来に続きます。
    疑惑の佐川国税庁長官を引っ張り出せない摩訶不思議 メディアは貴乃花より佐川を追い掛けろ
     
    (日刊ゲンダイ)より


    疑惑の佐川国税庁長官を引っ張り出せない摩訶不思議
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218383
    2017年11月27日 日刊ゲンダイ 文字起こし

      

       1年間逃げ切れば優雅な天下り生活(C)日刊ゲンダイ

     安倍首相夫妻による“政治の私物化”が問われた森友学園問題が、ようやく再び国会で本格審議だ。森友のゴミが過大に推計されたという会計検査院の報告書が提出され、政府が繰り返してきた「国有地売却は法令にのっとって適切に処理した」という前提はガタガタ。27日から4日間、衆参で予算委員会が開かれ、首相が矢面に立たされ続ける。

     それを前にした26日のNHK「日曜討論」では、自民党の田村政調会長代理が「売却手続きが不透明だったことは確かだ」と認めてタジタジ。公明党も石田政調会長が「国民から疑念を持たれているので、政府は説明責任を果たすべきだ」と発言せざるを得ず、与党は明らかに分が悪かった。しかしそれでも、昭恵夫人ら関係者に対する国会招致要求に応じる気はない。7割がいまだ納得していないという国民の疑念を、本気で払拭しようとは思っていないのだ。

     何よりも国民の誰もが摩訶不思議に思っているのは、佐川宣寿国税庁長官をなぜ公の場に引っ張り出せないのか、ということだろう。財務省の理財局長だった佐川は森友との交渉記録について、「破棄した」「削除した」と“証拠隠滅”を正当化するデタラメ答弁で逃げまくり、酷いもんだった。国民も野党も何もかもナメくさり、この佐川答弁こそが、国民の疑念を膨らませたと言っても過言じゃない。だから、国税庁長官の罷免要求に2万筆もの署名が集まるのである。

    ■長官室は最上階、エレベーターから赤絨毯

     佐川は今年7月に国税庁長官に昇格して以降、記者会見を拒否して“雲隠れ”を続けている。与党は「私人の国会招致は慎重」とか言い訳するが、国税庁長官は立派な「公職」だ。私学の加計学園理事長などとは違う。

    「何の瑕疵もないのであれば、納税者にきちんとした説明をするのが国税のトップだ」と自民党元幹事長の石破だって言っているのに、どうして与党は佐川の招致に応じないのか。佐川は表に出てこないのか。国民をバカにしているとしか思えない。

    「メディアが長官本人のコメントを求めても、代わりに広報課が『所管の業務ではないのでコメント致しません』というような対応を続けているそうです。長官室の正面でメディアがカメラを構えて待っていれば、長官は別の部屋を経由して帰る。会見もしない、メディア対応もしない。徹底しています。長官室は財務省の建物の最上階の5階にあって、エレベーターから長官室まで赤絨毯が敷かれています。“長官様”の靴を汚さないように、ということなのでしょう」(国税関係者)

     国民の怒りなんてなんのその。優雅なもんだ。国税庁長官は通常1年こっきりの“箔付け”ポスト。来夏まであと8カ月逃げ切れば、天下りの悠々自適な毎日が待っている。こんな理不尽が許されていいはずがない。

    「逃げ隠れすればするほど、国民は『真実を話せない理由があるのだ』と疑惑を深める。公の場に出てこない、出られないという事実によって、疑惑を自ら認めたことになるのです。言葉というのは、語ることで明らかになるだけでなく、語らないことで明らかになることもあるのですよ」(政治学者・五十嵐仁氏)

     どうせ官邸が佐川を守っているのだろう。霞が関に示しがつかないし、佐川に余計なことをしゃべられても困るというのが官邸と財務省のホンネ。だから、会計検査院の報告書が出て、わずか2日で示し合わせたように、公有財産処分手続きの見直し案を出してきた。

     菅官房長官は「指摘は真摯に受け止め、適切に対応する」と幕引きを急ぐ。本当にフザけた話である。

      

       谷氏(右)もイタリアの空へ逃亡/(C)日刊ゲンダイ
     
    「隠蔽」「忖度」安倍政治は異常なことばかり

     会計検査院が「疑義がある」とした以上、とにかく、当事者から話を聴かなきゃ始まらない。これまでの政府答弁とのズレ。そこに安倍夫妻への忖度があったのかどうか。ないのなら関係者が正々堂々と公の場に出てきて、ハッキリそう言えばいい。

     ところが、逃げているのは佐川や昭恵夫人だけじゃない。森友と財務省の橋渡し役を務めた夫人付職員の谷査恵子氏は在イタリア日本大使館の1等書記官に栄転し、日本にはいない。売買契約交渉時の迫田英典元理財局長も、武内良樹前近畿財務局長も、関係者はみんな人事異動で「所管じゃない」からと出てこないし、知らぬ存ぜぬだ。歯がゆいったらありゃしないのだが、疑惑官僚をさっさと逃がすのも安倍政権のよこしまな手口の象徴である。

     高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。

    「本当に茶番ですよねえ。関係者が誰も国会に出てこないという事実だけで、安倍首相が自らの疑惑について本気で国民に説明責任を果たす気がないということが分かります。谷氏のように、人事によって答弁させられないポストに異動させるというやり方も姑息です。とにかく安倍政権では通常ではあり得ないことが次々起こる。谷氏の人事にしろ、昭恵夫人への忖度にしろ、8億円の値引きにしろ、異常なことばかりです。ところが、あまりに多過ぎて、国民はだんだん慣らされてしまい、感覚がおかしくなっています」

    ■メディアは貴乃花より佐川を追い掛けろ

     ここまでやるか、という官邸の悪辣は山ほどあり、隠蔽が横行していることも、もっと追及されなきゃいけない。

     会計検査院が指摘した書類の不当な廃棄については、「消去した」はずの交渉記録の電子データは今もサーバーに残っている可能性があることが今年9月に明らかになっている。佐川が「復元できない」と言い張り、財務省は「7月末までにハードディスクを破壊する」と言っていたが、検査院の調査もあり保存期間を延長していたのだ。調査が終わり、疑惑は深まっているのだから、財務省はデータ復元など再検証に取り組むべきではないのか。

     森友の小学校の設立趣意書の隠蔽についても、見過ごせない。財務省は24日、今さらになって黒塗りを剥がして開示してきた。学校名が「開成小学校」だったとして、「安倍晋三記念小学校」だと報じた朝日新聞を麻生財務相や世耕経産相が産経新聞と一緒になって非難しているが、問題はそこじゃない。なぜ財務省はそれほどまで設立趣意書を隠したかったのかである。開示請求をしていた弁護士らは「(不開示の理由だった)経営ノウハウは含まれず」として、違法な処分だったと国家賠償請求訴訟を起こす方針だ。

     いずれにしても、安倍政権は衆参2日ずつの予算委質疑を経て「これから改善する」でお茶を濁すつもりだろう。それで済ますわけにはいかない。

     安倍は「私や妻が関係したら、首相も国会議員も辞める」とまで言い切ったのである。売却手続きが不透明だということが明確になり、安倍の答弁も崩れている。野党に加え、メディアと世論が厳しい追及を続ければ、大阪地検も動かざるを得なくなる。

    「森友問題では、メディアは籠池理事長の自宅まで連日、カメラを構えて押し掛けたじゃないですか。なぜ佐川氏に対して同じことをしないのでしょうか。安倍昭恵氏を追い掛けないのでしょうか。カメラを無視してしゃべらなくても、その顔を延々撮り続ければ、視聴者には伝わると思います。メディアは貴乃花親方より本当の巨悪をもっと追及して欲しい。もっと切り込んで欲しい。そうすれば、安倍政権は逃げられなくなるはずです」(五野井郁夫氏=前出)

     この問題は、首相夫妻の関係者だからと特別扱いし、国民の財産を不当に安く譲渡した“背任”の疑いがあるのである。籠池夫妻は逮捕され、4カ月も大阪拘置所に勾留中なのに、政府は誰も逮捕されず、誰も責任を取らない。この問題を闇のまま終わらせては絶対にダメだ。





    転載元: 今日も踏ん張ろう!! ~土と雑草と野菜の生命力を信じて~

    関連記事

    国連の月刊誌「UNスペシャル」          10月号麻生太郎


    転載元: 今日も踏ん張ろう!! ~土と雑草と野菜の生命力を信じて~

    関連記事

    この人たちに愛国心を語る資格があるのか、統一教会の顔色窺う自民党に日本会議、神社本庁

    転載元:のんきに介護さまより


    この人たちに愛国心を語る資格があるのか、統一教会の顔色窺う自民党に日本会議、神社本庁

    2017年11月24日 07時54分01秒 | 安倍某とそのお友達
    岩上安身‏@iwakamiyasumiさんのツイート。

    ――日本をサタンの国と刷り込む韓国のカルト宗教統一教会=勝共連合に長年支えられてきた自民党に、日の丸掲げて愛国心語る資格があるのか。日本会議や神社本庁に愛国心の片鱗でもあるなら、統一教会と同舟できるはずもない。それができるのは、結局は親方米国の言いなりのイヌだからだ。〔5:35 - 2017年11月23日 〕――

    <追記>

    適菜収。ほぼbot。(ミュージシャン)‏@tekina_osamuさんが

    こんなツイート。

    ――バカは敵を間違えて取り返しがつかないことになる。今、保守および真っ当な日本人が戦わなければならないのは、民進党でも共産党でも朝日新聞でも日教組でもない。国の根幹を破壊し続ける安倍政権である。〔19:05 - 2017年11月23日 〕――

    安倍政権は、

    お手軽な敵として「朝日新聞」を直ぐに持ち出す。

    最近、麻生が

    森友問題の見るに忍びない責任の擦り付けを

    やっていたのが敵例だな

    (拙稿「今頃になって「安倍晋三記念小学校」と朝日が煽った、と妄想しまくりの麻生よ! その小学校名、最初に口にしたの安倍だよ」参照。*http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/9f30313c7166758cb5de85bdfff3ceae)。



    2017年11月24日夜 記



    転載元: 今日も踏ん張ろう!! ~土と雑草と野菜の生命力を信じて~

    関連記事

    『ボクちゃんが野党の質問時間を制限したんじゃないもん』とまた大嘘。改憲議論は支離滅裂。『昭恵は呼びたくないもん』で、また逃げまくり。(予算委員会 立憲民主党:長妻昭)

  • 2017-11-27 : 時事動画 : 編集✍

  • ボクちゃんが野党の質問時間を制限したんじゃないもん
    と、また大嘘の安倍答弁(選挙後に『首相の指示』云々と報道済)。
    『メディアが勝手に報道したんだもん(ボクちゃん知らないよ)』と。
    そして改憲議論は支離滅裂(『読売新聞をジュク毒してチョ!』)。
    さらに『昭恵も加計氏も呼びたくないもん』で、また逃げまくり。
    『謙虚』だの『丁寧な説明』だのも嘘八百。『誠意』のカケラもない。

    予算委員会 #立憲民主党 #長妻昭 #阿部知子  
    2017年11月27日 衆議院 予算委員会
    質疑者
    16:0017:15 長妻昭(立憲民主党)
    17:1517:45 阿部知子(立憲民主党)


    【森友質疑の注目点・概要】

    昭恵夫人の国会招致について
    ▼安倍答弁
    「私がこの場でお答えをしており、ご了承いただきたい」
    と、何故か妻(の行為・行動・言動)と一心同体化して拒否。

    『100万円の寄付』に関し、その場に居合わせない安倍首相はハナから答弁不能であるし、説明などできないので了承できるわけもない。さらに、選挙前には公共の電波で公然と籠池氏を『詐欺師扱い』し、安倍夫妻揃って被害者ズラをしながら、昭恵氏からは何をどう『騙された』のか、全く説明がないし、籠池氏の国会答弁が仮に虚偽であったと主張するのであれば、何故『偽証罪』として問わないのか、一切『お答え』などしていない。

    ▼長妻氏
    「やましいことがないなら、(国会で)証人喚問を開くよう指示していただけないか」

    ▼安倍
    「国会については国会でお決めになる」
    と、トンズラ答弁を繰り返す。

    (以下、関連記事)
    会計検査院から「値引き根拠が不十分」と指摘された学校法人「森友学園」への国有地売却に関し、「適切」としてきた従来の答弁を撤回しなかった。


    ※追記

    (11月28日の質疑予定)

    11月28日(火) 

    川内博史 9:00 〜 9:47

    逢坂誠二 9:47〜10:33

    NHK総合、NHKラジオ第一で放送があります。
    ネット中継はこちら☟
    http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php




    立憲民主党以外にも「モリ・カケ」追及の

    先駆者:宮本岳志議員の質疑は注目度大。

    関連記事

    デブの騒動より大事な国会予算委員会!立憲民主党ほか野党のモリカケ徹底追及(予算委員会質疑予定表)

    立憲民主党ツイッターより転載
    立憲民主党認証済みアカウント @CDP2017          
    【11月27日から衆議院予算委員会】立憲民主党からは4人の議員が質問に立ちます。
    11月27日(月)長妻昭 16:00〜17:15、阿部知子 17:15〜17:45
    11月28日(火)川内博史 9:00〜9:47、逢坂誠二 9:47〜10:33NHK総合、NHKラジオ第一で放送があります。ネット中継はこちら
    http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

    特に火曜日の質疑で野党側の『モリ・カケ』集中攻撃が
    展開しそうですね。

    午前中は森友の概要文書(黒塗り)をゲットした川内博史立憲民主党議員から始まり、午後には共産党の宮本岳志議員、そして、もと民進党で『モリ・カケヒアリング座長』だった今井雅人議員といった鋭い論客が勢揃い。これだから野党の質問時間を短縮したがるワケです。旧野党第一党の民進党が分裂したことで、論客も各党へ分散化し、これが安倍サマのポンポンにチクチク響く・・・という構図。

    関連記事

    不正疑惑の消えない総選挙で大勝しても、国民からの信頼を失った安倍氏の政権は非常に不安定となる:世にも醜い辞任劇を繰り返す前に、傷の浅いうちに自ら辞任した方が身のため



    新ベンチャー革命20171125日 No.1858
     
    タイトル:不正疑惑の消えない総選挙で大勝しても、国民からの信頼を失った安倍氏の政権は非常に不安定となる:世にも醜い辞任劇を繰り返す前に、傷の浅いうちに自ら辞任した方が身のため
     
    1.森友学園への国有地の払い下げが不当だと会計検査院が認めたため、安倍一派は真に、窮地に追い込まれた
     
     本ブログでは今、モリカケ・ヤマカケ地獄に嵌った安倍氏の挙動を取り上げています。今回、会計検査院が、森友案件に関し、国有地払い下げに不当性があったことを認めたため、安倍氏は万事休すに陥っています。
     
     森友事件では、一方の当事者である籠池夫妻が未だに不当拘留されていますが、籠池夫妻と安倍氏夫人・昭恵氏の関係はすでに詳細に報道され、数々の証拠画像が存在しています。
     
     国民の大半は、拘留されている籠池夫妻の言っていることの方が真実に近いと思っているわけですが、安倍一派が、検察や裁判所に圧力を掛けて、籠池夫妻を不当に拘束している事実からも、安倍一派は、籠池夫妻の証言や、関連する証拠画像が真実だと認めているも同然です。
     
     安倍一派はほんとうに窮地に追い込まれているからこそ、民主主義国家では絶対にやってはいけない人権侵害行為を国家権力として堂々とやっているわけで、もう完全に、安倍一派は居直っています。
     
    2.安倍一派が国民を舐めて、居直っているのはすべて、選挙不正体制が確立しているせい
     
     総選挙前、安倍一派はモリカケ疑惑で野党から追い込まれていたのですが、安倍氏は今年10月、唐突に衆院解散総選挙を強行し、国民が表面的に、安倍自民を大勝させたことになっている現状が、安倍一派の居直りを許していると思われます。
     
     本ブログの見方では、悪名高い選挙屋・ムサシに仕切られた今の国政選挙では票操作が自由自在であり、選挙不正がやり放題となっていると疑っています。
     
    その結果、選挙不正で安倍自民が大勝する仕組みが出来上がっている現実が、安倍政権の暴走と居直りを許していると本ブログでは観ています。
     
     くやしながら、もう本当に今の日本はどうしようもありません。すべてがウソとごまかしで成り立っているのです。
     
    3.選挙不正技術の発達のせいで、安倍政権が続いて、国民との乖離がひどくなる一方
     
     もし、このまま、安倍氏が居直って、政権を維持し続ければ、国民との乖離はひどくなる一方です。選挙不正技術のせいで、安倍自民は国民をだまし、だまし、居直り続けるのでしょうが、それにも限界があります。
     
     今回の選挙でも、マスコミ事前予想では安倍自民大勝となっていましたが、自民党関係者は地元に戻っても、自民大勝の気配は感じられなかったと証言していましたが、それが偽りのない実態なのです。
     
     要するに、選挙不正技術の発達で、選挙によって、民意は正しく反映されなくなっているのです。
     
     一方、安倍一派は、上記の現状に乗っかって胡坐(あぐら)をかいているのです。
     
    4.見掛けと実態の乖離はいずれ崩壊する
     
     今の安倍政権は、見掛け上は盤石にみえます、なぜなら、安倍一派は居直っており、何が起きても、安倍氏は自ら辞任しないからです。しかしながら、国民側の不満や苛立ちは募る一方となります。
     
     この状態は見掛けと実態が乖離しているので、力学的にも非常に不安定です。
     
     何かをきっかけに、一挙に崩壊する可能性があります。
     
     さて、政権に居座り続ける安倍氏は、2007年に世にも醜い辞め方をしています(注1)。
     
     このときのトラウマで、安倍氏が辞任恐怖症になっているため、居直って政権にしがみついている可能性があります。
     
     しかしながら、安倍政権は大半の国民からまったく信頼されていないわけですから、力学的に不安定な状態が続きます。
     
    物理学的に見て、このような状態は何かをきっかけに、一挙に崩壊するのが常です。
     
     もし安倍氏が物理学の法則を知っていれば、世にも醜い辞任を再度、経験する前に、自ら、さっさと辞任した方が、傷が浅くて済みます。
     
    注1:ベンチャー革命No.243ついにさじを投げた安倍首相』2007912
     
    ベンチャー革命投稿の過去ログ
    http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm


    転載元: 今日も踏ん張ろう!! ~土と雑草と野菜の生命力を信じて~

    関連記事

    「これぞ報道写真」! 目は口ほどにものをいい・・とは、このこと。 納得の受賞です。 「沖縄の視線」 本紙記者グランプリ (東京新聞)




    東京写真記者協会(新聞、通信、放送など三十三社加盟)は二十四日、優れた報道写真に贈る本年度の各賞を発表した。グランプリ(最優秀賞)の東京写真記者協会賞には本紙の沢田将人記者が撮影した「沖縄の視線」=写真=が選ばれた。

     「沖縄の視線」は、六月二十三日に沖縄県糸満市の平和祈念公園で行われた沖縄全戦没者追悼式で、献花に向かう安倍晋三首相を、翁長雄志(おながたけし)知事と子どもたちら出席者が、厳しい視線で見つめる様子を捉えた。本紙ホームページと翌日の中日新聞朝刊に掲載した。

     受賞作を含む約三百点の報道写真は東京都中央区の日本橋三越本店(十二月十九日~二十五日)と、静岡市の静岡伊勢丹(二十七日~来年一月三日)でそれぞれ開催される「二〇一七年報道写真展」に展示される。入場無料。


    転載元: 情報収集中&放電中

    関連記事

    150年の命を俗悪化する『世界一』の鼓舞


    作為的に『世界一』と称するものには、大抵、悪趣味な『美談』や
    『俗説』が入り込んでいる。『真偽』が定かでない歴史経過も然り。
    嘘も百万回言えば真実になる・・といった下劣な感性によるものか、
    旧来積み重ねた嘘の上塗り史実(私実)の定説が崩壊寸前であるところ、これをどうにかして維持せんとするためか、ご丁寧に先回りして、わざわざ『架空の俗説』を無理やり公言することを以て、これまでの仮説の積み木を徐々に崩しながら、公然と大衆向けに『新説(諸説)』と称して『嘘八百をまことしやかにアピール(売りモノ)する』傾向が、最近特に目立ってきている。
    本当の意味で真相を探索(究明)しようとする者たちにとって、それらのマヤカシは『悪趣味の極致』として空虚感と嫌悪感が漂うばかりだ。

    その1.『世界一の巨大クリスマスツリー』

    ▼短足おじさんブログから放送タレント松尾貴史さんの談を部分転載
    神戸で阪神大震災からの復興のシンボルとして、アメリカのロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリーに対抗し、富山県の氷見で見つかったアスナロの木を運び、世界一の大きさのツリーを作るという奇妙なイベントがあるという。

    推定樹齢150年という貴重な自然の命を、この珍妙な思いつきで殺してしまうというばかばかしさに気づいてほしい。原始的な「巨根崇拝」でもあるまいに、このくだらない世界記録のために命を無駄遣いすることになりかねない愚行を、神戸生まれの一人として恥ずかしく思う。

     この行為を正当化するためだったのかはわからないが、ヒノキのような上等の木ではない「落ちこぼれの木」が、世界一になるという「美談」を作ろうとしていたらしい。何の因果で「落ちこぼれ」呼ばわりされなくてはならないのか、全くもって意味がわからない。そして、こんな行為を「復興のシンボル」扱いすることもセンスが悪く、全くもってピントがずれている。(放送タレント、イラストも)

    その2.『世界一よくわかる新選組』山村竜也 (著)

    バカ丸出しのタイトルを、これ見よがしによくつけるもんだよね。
    この本を何度も熟読すること!』・・なんて強要までしてるという。
    「新選組に愛情を!」なんて言ってることが、みっともない。
    そもそも『検定』なんてものを行うことがアホらしいとも思ってない。

    ▼Amazonのブックレビューから転載

    トップカスタマーレビュー

    2017年9月24日

    読みやすさに引っかかって、お仲間の説を「この人が言ったんだから信頼できる」などというありえないことを論拠に
    史料の存在すら確認されてもいない(誰も見たことがない)浮説であることを読者にはぼかした上で
    「さも定説であるかのように」解説してまともな検証がなされてない事を書く人物だとのちに知り、ファンを辞めた者のひとりです。
    史料の検証は基本中の基本ですが、その基本を怠って他者の説に付け足し解説しただけの解説本の、どこをどう信用しろと?と思うわけです。
    上級者が問題視して見限っているのはこういう「研究に対する姿勢」の方です。
    全部が全部間違っているとかではないですが、出典がはっきりしてない憶説まで定説の様に書いているので「要注意」なんですがね。
    俗説だと知っていながらオススメするなんてのは「怪しい情報を間接的に広めることに加担する」こと。
    オススメはしないけど黙殺も出来なかったので、余計なお世話をしています。

    まだ初心者だった頃、ちゃんとした研究の上で書かれているものと信じて読んでいたのに、
    そうではなかったと知ったときの裏切られた感の半端なさと言ったらなかったですね、自分が無知だっただけですが。
    そこから学んだのは、こういった本に最初から真偽など期待するもんじゃないんだなということ。
    本来歴史研究というものは「その真偽」こそが一番重要なのですが、読み手側にそこをさて置ける人が存在するように
    書き手側にもそこをさて置ける人が存在するということ。
    ちゃんと歴史としての真偽が知りたい側からすれば、求めているものへ意識の違いが大きいようです。

    この本に限らずですが、こういう手合いの研究本は「所詮は真偽そっちのけの俗説本」。
    何でもかんでも鵜呑みにせずちょっと疑ってかかるくらいで「史実も真実も話半分」と、念頭に置いた上で読まれる方がいいかと。
    有益な情報とにせ情報を判別するには、ある程度知識が必要になりますが(鶏が先か卵が先かになってしまうのですが)
    「真相を求めている初心者さん」には上記のような真偽の判別がつかない怪しい俗説を混ぜ込む研究家も多いので
    くれぐれも書かれていることを鵜呑みにはなさらないように、と願っています。

    この著者が時代考証している刀剣乱舞(アニメの)見せてもらいましたが
    アニメの感想について言う所じゃない(そもそも門外漢なんで)ので、この著者が考証家としてどうなのかという指摘を。
    慶応2年で隊士たちはだんだら羽織は使用してないし、鉄之助が兼定を持って箱館を後にしたのは箱館総攻撃の日じゃないし
    陸軍奉行並だった土方さんは箱館では副長とは呼ばれてないし、撃たれたのは左腹部じゃない。
    アニメスタッフが一生懸命作っているところに、正しい考証を入れてこそ作品自体の質も信頼度も完成度も高まるというものです。

    正しい新選組像を知ってもらいたいのであればこういう作品の中で、まず正しい考証をして間違っている所を修正するべきではないか思います。
    考証家の仕事とはそういうものだしそういう知識を買われてるはずですが、大河ドラマの新選組!でも八重の桜でも名ばかりで
    「それは考証としてありえない」というものばかりで正しい考証が入った上での脚色作品ではありませんでした。
    それを堂々と帯にのっけられるのは、作品への実質的な貢献度にかかわらず肩書きとしては使えますからね。
    関わった作品できっちり仕事さえ出来ていれば、公認…というのも説得力があるんですがね。

    最近、やたらと公認とか公式とか付けてますが(新選組検定の事)それを身内でやってても。
    こうした実状が露呈し始めてからはこの碧血碑グループからのファン離れも増えているし
    この界隈での評判良くないからこうでもしないと本も売れなくなってきているようですが、小手先ばかりじゃもう無理でしょう。
    っていうか小手先しかやらんから従来のファンが離れたわけで。獲得できるのはこういう現状を知らない新規のライト層だけ。
    それにしてもこの帯の「なんども熟読…」のキャッチコピーはゾッとしますね、怖すぎます。
    キャッチコピーを考えるのは出版社側の仕事で、何を思って付けたのかは知りませんが
    いくら知識のある上級層からは見放されてるからって、ターゲットにして取り込んだこういう事情を知らないライト層に
    こうまでして自分たちの歴史観の刷り込みをしたがるなんてのは、気色悪すぎてこのコピーだけでノーサンキューです。
    (新選組検定も上記の理由でノーサンキュー)

    勘違いなさらないで欲しいのですが、それを承知でこういう本を読んでいる人に向けたレビューではありません。
    読むな。とは一言も書いていませんし、これからこういう手合いの本を読む際にはくれぐれも気を付けましょう。というものです。  

    世界一よくわかる新選組
        
    単行本 – 2017/8/31
    商品の説明
    内容紹介
    この一冊で「通」になれる!
    NHK大河ドラマ『新選組! 』、
    アニメ『活撃 刀剣乱舞』など、
    大ヒット作品の時代考証家が明かす新選組の真実!
    大人気の「新選組検定公認参考書」にも認定された一冊。
    新選組検定事務局長も大推薦!
    「忘れてはならぬのが、新選組隊士の生き様、
     捨ててならぬものは、新選組への愛情、
     繰り返して良いのは、この本を何度も熟読すること! 」 

    (雑感)

    昨晩(25日)BS-TBSで、『新選組の池田屋事件は近藤のツクリ話か』という、ふざけた番組を放送していたが、非常に悪趣味な仮説(『近藤勇は坂本龍馬を守った』)等を提示して『諸説』(単なる俗説の部類)とやらに改めて『定説化』させて定着させたい(斎藤一の贋物肖像写真や、ブサイク沖田の修正肖像画まで提示して)とでもいった趣味の悪い気配に悪寒が走り、嘘も満足に見抜けない連中の説には何の意味もないので途中で見るのをやめた(先日、地上波のほうのTBS番組でも『龍馬暗殺犯の黒幕は薩摩の西郷』とかいうのを流布していたが、出先や仕掛け先は多分同じだろう。同じ種類の悪趣味の気配がしたので)。

    番組には、上記の『世界一』と宣言して憚らない著者の山村氏が出演していたので、成程ゞ、悪寒がしたワケが、上のレビューで一発解消した次第。『新選組を愛している』どころか、世界一、貶めている。


    大河ドラマの歴史考証も出鱈目三昧で、くだらないモノになるわけだ。
    「オトコ城主」が事実であるものを『オンナ城主』にするのも然り。

    先日、その『城主』のお土産をいただいたけど、食えたもんじゃなかった・・マズすぎて。売り物になればなんでもいいという、いやらしさ。

    関連記事

    松尾貴史のちょっと違和感 クリスマスツリーの世界一争い 貴重な命の無駄遣い

     作家の落合恵子さんから依頼をいただいて、彼女が主宰を務めておられる東京・表参道近くの「クレヨンハウス」で講演をした。週末の朝から、小雨の中、満席のにぎわいをいただいて、私の脱線しまくりの話を皆さんすこぶる熱心に聴いてくださり多謝、感謝だった。


     私の講演は多くの場合、お客さんからの質問を多く受けることになる。いわゆる「質疑応答」の部分だが、時には最初から質問を募ることすらある。私は何かの専門家ではないので、「これを話さねば」というものがない。少なくともその場に1人以上は聞きたいと思っている話をすることができるので、こちらも気が楽になる。
     問題は、日本人の場合ほとんどに言えることだけれど、最初に手を挙げることに、高いハードルを設けている人が多い。「何でもご質問をどうぞ」と言っても、その「何でも」が難しいと感じる人が多いようだ。なので、「好きな食べ物は何ですか?」「宗教は?」「いつから眼鏡を?」という質問でもいいですよ、と言っても手が挙がらない。
     主催者にこっそり、サクラでできるだけつまらない質問をしてもらうように頼んだこともある。つまらない質問というのが大事で、「あんなことなら私の方がマシな質問ができる」と思ってもらえれば成功なのだ。トークショーの場合は、クジ引きで使う箱のようなものを用意してもらい、来場者に紙片を渡して、質問や関心のある物事を書いてそこに入れてもらうという形をとる。それならば、無記名で、勇気を振り絞る必要もない。私は箱から紙片を取り出して読み上げ、それについての話をするだけだ。面白いのは、終わったあと、「あれは私が書いた質問でした」と申告してくる人が多いことだ。
     挙手形式の場合、最初に誰かが手を挙げれば、あとは自然と続く人が出てくるから面白い。ところが、「クレヨンハウス」での講演は、最初からその心配は全くなかった。1時間半の講演の半分を質問タイムに費やしたが、手が途切れることなく挙がっていたのはうれしかった。それほど、この場所にはさまざまなことに関心を持っている人が多く集まっておられるのだと感じた。
     すてきな場所で、品ぞろえに圧倒されるすてきな絵本類や、天然素材のさまざまな雑貨、食品も売られていて、すこぶる健康的な料理を食べることができるカフェも併設されている。ここに集まる人たちの、世界や人に対する考え方、世界観まで感じてしまうすてきな空間だ。こんな場所が都心部にあることの素晴らしさを実感した。
     話は変わるが、神戸で阪神大震災からの復興のシンボルとして、アメリカのロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリーに対抗し、富山県の氷見で見つかったアスナロの木を運び、世界一の大きさのツリーを作るという奇妙なイベントがあるという。推定樹齢150年という貴重な自然の命を、この珍妙な思いつきで殺してしまうというばかばかしさに気づいてほしい。原始的な「巨根崇拝」でもあるまいに、このくだらない世界記録のために命を無駄遣いすることになりかねない愚行を、神戸生まれの一人として恥ずかしく思う。
     この行為を正当化するためだったのかはわからないが、ヒノキのような上等の木ではない「落ちこぼれの木」が、世界一になるという「美談」を作ろうとしていたらしい。何の因果で「落ちこぼれ」呼ばわりされなくてはならないのか、全くもって意味がわからない。そして、こんな行為を「復興のシンボル」扱いすることもセンスが悪く、全くもってピントがずれている。(放送タレント、イラストも)


    転載元: 情報収集中&放電中

    関連記事

    籠池氏『覚悟というものがあるので、そんなに動じない』

  • 2017-11-25 : 時事動画 : 編集✍
  • 日本国総理大臣夫妻の国家私物化と国家公務員らによる国有地不正売却(タダ払い)疑獄事件。これを「小さな問題」とか「もっと大事なことがあるだろう」と論点を反らしながら偉そうな態度で矮小化するしか能がない「テーノーアベ翼賛メディア」にとっては『デブ協会の暴行内輪もめネタ』や『ミサイルで脅せないから脱北者ネタ』のほうが余程『重要』で『大事』なことらしい。大和魂など皆無の安倍東朝鮮下僕だ。












    首相動静によれば 2015年9月3日、安倍が安保法審議からトンズラして大阪入りする前日には、迫田もと理財局長へハナシ付けてたわけですからね。わざわざ官邸に呼んで20分間話したことは事実。
    『補助金認可のほうも頼みますよ』・・とでも安倍が直接、
    迫田に念押ししたのではありませんかね?

    『サスティナブル校舎木質化』に対する補助金支出の認可を指示し、
    翌9月4日、戦争法審議中でありながら正午過ぎに大阪入りし、
    読売TVに生出演する予定の裏で、2㎞ほど離れた近畿財務局の動向を窺った。午前中に行われた近財職員ほか建設業者らとの話し合いの結果を、直接、今井秘書官あたりが聞くことも可能だった。無論、安倍も。

    絶対に逃げられない要素を提示して安倍夫妻を追い込むべきだ。

    籠池夫妻の保釈請求が『却下』されたということは、
    『安倍擁護国策捜査による補助金詐欺格上げデッチアゲ』の嫌疑に対し、籠池夫妻揃って相変わらず抵抗し、自分達だけ濡れ衣を着せられることを拒んでいる証左でもある。

    警察から出てくる情報では『黙秘』などと表現しているが、
    その実、籠池夫妻は豚箱の取調室で毎日のようにこう言っているはず。
    『こっちで関与してないことは一切わからンのだし、そないわからンことを、なんぼ聞かれたところで全然わからないんだから、早ゥ警察や検察が財務省や国交省や酒井弁護士やキアラ設計や藤原工業、そして昭恵夫人を捜査すれば、すぐにわかるこっちゃ。ちがいますか? ええ?』
    とでも逆質問し、寧ろ取調官のほうが、近財らの捜査を何故やらないのか、その理由を『黙秘』でもしてるといった具合だろう。

    本来、豚箱が最もお似合いなのは安倍夫妻だ。
    野放しのまま見逃すわけにはいかない。

    ▼『森友アリ地獄』のバンカーでも脱出不能へ・・。



    関連記事

    これ、昨日の東京新聞の記事ですが籠池さんは逃亡の恐れでもあるんですか?

    これ、昨日の東京新聞の記事ですが籠池さんは逃亡の恐れでもあるんですか?


    逃亡は無いけど、マスコミを通じ喋られるのが怖いんでしょう。
    豊中市のあの小学校建設用地に8億円にも及ぶ産廃が「無い」という根拠をベラベラ喋られると困るのは「誰でしょう」
    って、月光仮面のおじさんか!


    転載元: country-gentleman

    関連記事

    安倍首相の命取りになりかねない昭恵夫人のこのひとこと 、by天木直人氏




     火に油を注ぐとはこのことに違いない。
     きょう11月24日の毎日新聞と東京新聞が小さく報じていた。
     安倍昭恵夫人がきのう23日、三重県伊勢市で開かれた民間団体主催のシンポジウム「第1回世界こどもサミット2017」に出席し、「今年は学校のことで、いろいろございました」と述べ、会場の笑いを誘ったという。
     なんという、国民を馬鹿にした発言だろう。
     何も終ってはいない。
     自ら名誉園長を引き受けた森友学園疑惑は、籠池理事長夫妻は拘留されたままだし、ゴミ撤去費用の試算疑惑は深まるばかりだ。
     みずからのツウィートで「わるだくみ」だったとバラシタ加計学園疑惑は、前川前文科省次官の証言で安倍首相による権力の私物化がますます明らかになりつつある。
     いずれも、来週から始まる国会の最大の問題である。
     ついでにいえば、昭恵夫人は、もうひとつの行政の捻じ曲げである詩織さん準強姦疑惑について、おともだちの山口某元TBS記者を弁護するツイートまでしていた。
     よくも「今年はいろいろありました」と過去形で言えるものだ。
     かくなる上は野党は結束して安倍昭恵夫人の国会招致を実現しなくてはいけない。
     ここまで公衆の前でしゃべっておいて、国会で語らないのでは、国民は許さないだろう。
     それがいやなら安倍首相に総理を辞めたほうがいいと進言することだ。
     それを言えるのは昭恵夫人しかいない。
     安倍首相を辞めさせるのは昭恵夫人がふさわしい(了)


    転載元: 情報収集中&放電中

    関連記事

    安倍政権のあまりにグロテスクな少子化対策

    24-安倍政権のあまりにグロテスクな少子化対策

     安倍政権が選挙で打ち出した「教育無償化」の全体像が一向に示されない中で、2018年度の所得税改革において、年収800~900万円を上回る子どもがいない世帯に増税する案が検討されています。
     これは明らかに「子どもを産まない/産めない人」への差別です。すべての人の子どもを産む、産まないという選択をする権利(=リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)を蹂躙するもので、戦前回帰を目指す安倍首相が、あたかも戦時体制下の1941年に閣議決定した「人口政策確立要綱」を継承しようとしているかのように見えます。
     いずれにしても、これをもって少子化対策にしようなどというのは言語道断です。

     安倍政権は、現に2013年から国の予算を使って都道府県による婚活支援、いわゆる「官製婚活」を進めている一方で、“家族はこうあるべき”と押し付ける「家庭教育支援法案」を提出する予定ですが、これはまさに戦前がそうであったように、国家による個人生活や家庭への介入です。
     そのうえ山東昭子・自民元参院副議長が「子供を4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰してはどうか」と発言するに至っては、もうお笑いというしかありません。

     LITERAの「 ~ 安倍政権のあまりにグロテスクな少子化対策」を紹介します。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    4人以上子どもを産んだ女性を表彰し、子どものいない世帯は増税!
    安倍政権のあまりにグロテスクな少子化対策
    LITERA 2017.11.22

     安倍自民党が選挙で打ち出した「教育無償化」が嘘八百であったことを昨日の記事でお伝えしたが、じつはもうひとつ、政府がとんでもないプランをぶち上げた。
     2018年度税制改正の主要テーマである所得税改革において、年収800~900万円を上回る子どもがいない世帯に増税とする案を検討しており、今月下旬から議論を進めるというのだ。
     子育て世帯への支援というかたちではなく、子どもがいる世帯と子どもがいない世帯を区別して、いない場合は増税を課す──。これはあきらかに「子どもを産まない/産めない人」への差別ではないか。
     それでなくても日本は、「女性は子どもを産んで当然」という圧力が強い。その一方、不妊に悩む男女カップルは増加傾向にあり、結果として断念する人も少なくない。そうした人たちに「子どもがもてなかったから」と増税しようというのは、傷口に塩を塗るようなものだ。

     いや、そもそもすべての人には、子どもを産むことも、いつ産むのか、何人産むのか、そして産まないという選択をする権利がある。これはリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康/権利)という概念で、国連で認められた人権のひとつだ。
     こうした権利を守るためには、本来、子を産む人も産まない人も公平になる制度をつくることが求められる。しかし、産まれてくる子どもには生存権があり、生活水準の確保や教育を受ける権利がある。そのための子どもに対する社会保障や子育て支援は充実させるべきだ。だがそれを、子どもをもたなければ税金を課すというかたちで「分断」しようとすることは、産む/産まないの権利を蹂躙する言語道断の政策だ。

    安倍政権の少子化対策は、戦時中の「産めよ殖やせよ」「産児報国」とソックリ
     その上、腹立たしいのは、この増税案の目的が少子化対策であるだろうことだ。さんざん指摘されつづけているように、少子化を食い止めたいと本気で考えているのならば、まずは待機児童問題の解消をはじめ、女性が仕事と育児を両立しやすい環境づくりや、男女ともに不安定雇用や長時間労働の見直し、男性の育児参加、選択的夫婦別姓制度の導入、さらに未婚でも産みやすい社会──男女の賃金格差の是正、同棲や事実婚を法律婚と同様の保護を与える──などを押し進めるのが筋だろう。

     にもかかわらず、そうした必要な整備とは逆行する決定をおこなってきたのが安倍政権だ。2017年末までに待機児童を解消するという公約はあっさり破られ、非正規雇用は増加の一途を辿り、国会で上程予定の「働き方改革関連法案」では、時間外労働の上限規制を過労死ラインの月80時間を超える「月最大100時間未満」。こうして「まずやるべきこと」からどんどん離れた上、「増税対象となるなら産もうという人も増える」などと本気で考えているのだとしたら、まともな政治とは到底言えない。
     だが、もっと恐ろしいことがある。人権を蹂躙する増税案を打ち出そうという安倍政権の「少子化対策」が、戦時中の「産めよ殖やせよ」「産児報国」とよく似ていることだ。
     戦時体制下の1941年、政府が閣議決定した「人口政策確立要綱」では、人口増を目指すべく、上昇中だった平均婚姻年齢を3年早め、21歳ごろには結婚し、夫婦あたり平均5人を産むという目標を立てた。そこで実施されたのは、公営機関による結婚の斡旋(現在の婚活サービス)や学校での母性教育、子どもが多い家庭への優遇策、そして個人主義を不健全な思想として排除することだった(参考:荻野美穂『「家族計画」への道─近代日本の生殖をめぐる政治』岩波書店)。

     この「人口政策確立要綱」が閣議決定されたあとの朝日新聞(1941年1月23日付)には、こんな文言が躍っている。
    〈従来の西欧文明に蝕まれた個人主義、自由主義の都会的性格がいけないのだ。自己本位の生活を中心にし子宝の多いことを避ける都会人の多いことは全く遺憾至極である〉
     個人主義を自己本位だと叩くあたりは、安倍政権を熱烈に支持し伝統的家族の復権を謳う日本会議系の極右論壇人とまったく同じだが、こうした「産めよ殖やせよ」の思想は安倍政権が継承しているものだ。

    子どもを4人以上生んだ女性を表彰し、子どものいない世帯は増税し処罰
     たとえば、2015年9月に『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)に菅義偉官房長官が出演した際には、福山雅治と吹石一恵の結婚について、こう語っている。
    「ハハハ、ほんとうよかったですよね。結婚を機に、やはりママさんたちが、一緒に子どもを産みたいとか、そういうかたちで国家に貢献してくれればいいなと思っています。たくさん産んでください」
     このとき、福山と吹石は結婚しただけで、妊娠はしていない。結婚と聞いてすぐに出産を当然のように前提とすること自体が批判されるべきだが、それ以上に、子どもを産むことを「国に貢献」することだと明言してしまう神経を疑わざるを得ない。つまり、女は「産む機械」であり、子を産まない女は「国家に貢献」しない“役立たず”だと考えていることがよくわかるエピソードだ。
     また、安倍政権は、2013年から国の予算を使って都道府県による婚活支援、いわゆる「官製婚活」を進めている。一方、国会では“家族はこうあるべき”と押し付ける制度「家庭教育支援法案」を提出する予定だ。こうした動きは、国家による個人生活や家庭への介入であり、先に述べた戦時下の体制とそっくりである。

     挙げ句、昨日開かれた自民党役員連絡会では、山東昭子・自民党元参院副議長が「子供を4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか」と発言したというのだ(朝日新聞デジタルより)。
     子どもを多く産んだ人は政府が表彰し、子どもをもたない世帯へは増税する──。「少子化対策」という名のもとに実行しようとしているのは、「子をもうけない」ことが何かに違反しているかのように増税で処罰するというかたちをとることで、子をなさないことを非難対象にすることなのだろう。
     下劣極まりないこの増税案には今後も強く反対していきたいが、それにしても、この国はついに、こんなところまで来てしまったのだ。まさに「どん底」政治と呼ぶべきだが、ここから這い上がることははたしてできるのだろうか。 (田岡

     尼)


    転載元: mimiの日々是好日

    関連記事

    今会計検査院の調査結果が出ていて問題化しているが、元々ゴミはなかったことが判明しているのだ!


     今会計検査院の調査結果が出ていて問題化しているが、元々ゴミはなかったことが判明しているのだ!

     ゴミの処分を請け負うっていた藤原工業の下請け業者の田中造園がそれを藤原工業に知らせていたが、それを伏せて、森友学園籠池泰典氏にも知らせていないので籠池氏はわからないままで、近畿財務局に請求してのである。ごみがないことを知っている田中造園秋山繁氏は不審な自殺をしているが、一切闇に葬られている。

    ※下記一部転載元:MIMIのブログより




    検査院報告書の報道は、ほんの少し。

    一方、日馬富士事件では、根掘り葉掘り。

    森友学園事件、もう一度振り返ってみましょうよ。





    国会で、こんなウソを述べる公務員もいましたよね。





    で、この人は今。



    もう一人注目された公務員。



    この安倍昭恵さんの秘書は、どうなったかと言うと・・・。



    この人も、ありえない大出世!!

    国民の財産を好き勝手に放出する手伝いをした連中は、みんな、美味しいご褒美を頂き、片方の主役の悪者たちは留置所の中。もちろん、悪いことをしたんだから留置所で取り調べを受けるのは当たりまえ。

    だったら、安倍昭恵も、谷佐恵子も、佐川も、安倍晋三も留置所に拘置して取り調べしろよ。

    この事件、国会での追及は誤魔化されるのは目に見えているけど、具体的に手を下した公務員への刑事訴追までうやむやにされては、もう、法治国家ではない。

    近畿財務局や財務省で、デタラメな値引きをしたり証拠隠滅を行った公務員を全員しょっ引け。市中引き回しの上、打ち首にしていただきたいですね。

    で、主犯の安倍晋三は、国民は許したのでしょうか?






    https://news.blogmura.com/ ←にほんブログ村 政治ブログに
    クリックお願いします。(*_*)??Σ(・□・;)






    転載元: ぐう、ちゃんの一言!!

    関連記事

    自衛隊の現役情報将校が怒りの実名告発!“自衛隊統幕長と米軍の安保法制密約記録”漏洩の嫌疑をかけられ…

    自衛隊の現役情報将校が怒りの実名告発!自衛隊統幕長と米軍の安保法制密約記録漏洩の嫌疑をかけられ

    2017.11.22
     安保法制密約で自衛隊将校が実名告発! リテラ


    戦後日本の防衛を180度転換し、集団的自衛権の行使を可能にした安保法制。その安保法制が強行成立した2015年の晩夏、国会で飛び出した衝撃の安保法制密約記録のことを覚えているだろうか。

     防衛省の内部文書であるこの記録には、自衛隊制服組トップである河野克俊統合幕僚長が、201412月の衆院選直後に訪米した際、米陸軍のオディエルノ参謀総長に対し、こう説明していたと記されていた。

     オディエルノ「現在、ガイドラインや安保法制について取り組んでいると思うが予定通りに進んでいるか? 何か問題はあるか?」

     河野「与党の勝利により来年夏までには終了するものと考えている」(20141217日の会談)

     この文書は同年92日の参院特別委で、共産党の仁比聡平議員によって暴露されたのだが、ようするに、日本の行政府や立法府による決定よりもはるか前に、日米軍部間で安保法制の成立が決められていたことを意味していた。言い換えれば、国民が選出した国会議員による議論をまったく経由せぬまま、制服組トップが勝手に集団的自衛権等の法制化をアメリカ側に約束していたわけである。まさにシビリアンコントロールの欠如と言わざるをえない。

     内部文書が事実ならば、当然、河野統幕長は更迭、内閣も総辞職するほどの大問題だ。しかし、国会で追及された当時の中谷元防衛相は、「資料がいかなるものかは承知をしておりません」「御指摘の資料は確認をできておりません」と答弁。安倍首相も同年911日の参院特別委で「仁比委員が示された資料と同一のものの存在は確認できなかったものと認識しております」と強弁した。つまり、政府は文書は存在しないと言い張ることで、事態の収拾を図ったのである。

     ところが一方、防衛省・自衛隊内は、この爆弾内部文書の犯人探しに躍起となっていた。そして「犯人」と決めつけられた現役自衛官が、今週発売の「サンデー毎日」(毎日新聞社)123日号で、ジャーナリスト・青木理氏のインタビューに応じ、その内実を実名告発したのである。

    存在しないはずの安保法制密約記録めぐり自衛隊内で厳しい取り調べが

     実名告発したのは、防衛省情報本部の3等陸佐・大貫修平氏。1997年、大学卒業後に陸自入り。技術系の幹部自衛官として経験を積み、148月に情報本部統合情報部に配属されたいわば情報将校。情報本部とは〈各種情報を集約のうえ総合的に処理・分析し、国際軍事情勢等防衛省・自衛隊全般を通じて必要となる戦略的な情報を作成することを基本的業務〉(防衛省HP)とする情報機関だ。

     大貫氏は、仕事の性質上、さまざまな機密文書にも携わる立場。特定秘密保護法に基づく秘密も日常的に扱い、特定秘密の登録作業や複製を背広組に届ける作業などもあった。問題の内部文書については、河野統幕長の訪米後、統幕側の3佐からメールで会話記録を受信し、通常業務として部内に転送しただけであり、自衛隊内で「犯人」扱いされたのは濡れ衣だとうったえている。

     大貫氏が最初に呼び出されたのは、問題の内部文書が飛び出した国会質疑からまもない159月中旬から末。自衛隊内の司法警察官である警務官から、「文書が流出したのをしってるか」「国会の件はしってるか」などと聞かれたという。しかし、同年11月、再び警務隊からの呼び出された大貫氏は、過酷な聴取を受けることになった。青木氏に対して、その時の様子をこのように語っている。

    「昼過ぎに中央警務隊に行くと、窓のない部屋に案内され、白衣の隊員に『ポリグラフ(嘘発見器)検査を受けてもらう』と告げられました」

     電極のようなものをつけられ、休憩もなく、水さえ飲ませてもらえない環境のなか、ポリグラフ検査は3時間以上も続いた。まるで戦中のスパイをあぶり出す残酷な自白強要さながらだが、その後も「お前が犯人なのはまちがいない」と決めつけた取り調べが、昼過ぎから午後10時まで続けられたという。さらに組織は陰惨な仕打ちを見舞った。自宅や実家まで家宅捜索しただけでなく、大貫氏を総務部庶務係という情報統合部内の閑職へ飛ばしたのだ。

    「やってもいないことを認められるわけがありません」(大貫氏)

     それでも、大貫氏は否認を貫き、潔白を主張した。実際、大貫氏は警務隊によって送検されるも嫌疑不十分で不起訴になっており、今年3月には「身に覚えのない内部文書の漏えいを疑われ省内で違法な捜査を受けた」として国に慰謝料を求める国家賠償請求訴訟を地裁に起こしている。

     本サイトは、内部文書のリークがすぐさま罪に問われる現状に対して批判的だが、それは別にしても、大貫氏が青木氏に語った状況などを踏まると、彼が文書を漏洩したとはちょっと考えづらい。大貫氏は、青木氏の「重要情報をリークする気になれば、もっと機微なものをリークすることもできた」との質問に対して「そうですね。いくらでもできたでしょう」と答えているし、少なくとも、仮に大貫氏が文書の出どころだとしたら、自身も真相を追及される訴訟を起こすのは、普通、ありえないはずだからだ。

    冤罪捜査の背景に文書をなかったことにしようとする安倍官邸の意向

     逆に言えば大貫氏は、防衛省・自衛隊の何らかの意図で、無理やり内部文書流出事件のスケープゴートにされた可能性が極めて高い。重要なのは、政府が「存在は確認できなかった」と言い張っていた内部文書の存在を前提に防衛省が犯人探しをしたという歴然たる事実だ。

     青木氏も記事のなかで指摘しているが、これは当初「破棄した」と答えていた南スーダンPKO派遣をめぐるデータが実際には隠蔽されていたという自衛隊日報問題や、行政が「記録はない」「記憶にない」を連発している森友・加計学園問題を彷彿とさせる事件だ。その背景には、官邸の意向を忖度した官僚たちが、政権幹部を徹底してかばい、不利な情報を葬り去ろうとしているという状況がある。

     実際に、大貫氏の冤罪事件をめぐっても、やはり官邸の影が見え隠れしている。

     提訴を報じた新聞記事にはこうある。訴状などによれば、大貫氏がメールで部内に転送した河野統幕長の会話記録等は、電子データで各職員が保管していた。そのときは「取扱厳重注意」というカテゴリーだったが、しかし、国会で内部文書が暴露された翌日、統合幕僚監部は文書を「秘文書」に指定し、その後、各職員に削除を命じていたというのだ。さらに、大貫氏は警務隊から「これは官邸マターだから協力しろ」といった言葉も浴びせられたという。

     ようするに、安倍首相らが国会で「文書は確認できなかった」と言ったから、それを防衛省が忖度して、実在する文書をなかったことにするため動いた。そういう構図としか思えない。

     事実、しんぶん赤旗171023日によれば、これまで裁判の口頭弁論で、大貫氏側が文書について事実確認を求めても、被告の国側は「捜査中」を理由に認否を拒んできたという。ようするに、漏洩されたとする文書が「存在した」と言えば、安倍首相らの虚偽答弁と、日米軍部が事前に安保法制の約束をしていたことを認めることになる。一方で「存在しない」言えば、大貫氏への聴取や送検は事実がまったくないまま吊るしあげたことになる。どちらにしても矛盾するから、国側は文書やその内容の認否を明らかにできない。そういうことらしい。

     存在しないはずの内部文書が「官邸マター」として捜査され、無実の幹部自衛官が身代わりとして処罰される──。まるで出来の悪い冗談だが、安倍政権のもとではこんな異常事態が現実に起きているのだ。

     青木氏による大貫氏のインタビューは、次週の「サンデー毎日」にも掲載が予定されている。国会での発覚後の秘文書指定や削除指示など隠蔽の事実、官邸を忖度した歪な防衛省・自衛隊の実態、そして文書が証明している日米の危険な軍事一体化についても、さらに踏み込んでいくだろう。注目しつつ、まずは発売中の同誌を読んでもらいたい。
     


    転載元: 真実の報道

    関連記事

    毎日新聞社が断言!「森友疑惑の解明には、昭恵氏、佐川氏、さらに国交省の幹部らの国会での証人喚問が必要だ」

    https://mainichi.jp/articles/20171123/ddm/005/070/102000c



    「森友学園」に格安で売却された国有地=大阪府豊中市で2017年2月27日、本社ヘリから幾島健太郎撮影

     ごみ撤去費として約8億円値引きしたのはやはり根拠に乏しかった。

     学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、財務省などは、値引きの算定について「基準に基づき適切に処理した」と説明してきた。これに対し、会計検査院は、積算に十分な根拠がなく、ごみの推計量が過大だった可能性を指摘した。

     価格の妥当性に疑義を示したといえる。税金の無駄遣いをチェックする独立機関の指摘は極めて重い。

     財務省から依頼を受けた国土交通省がごみの量を推計した。検査院によれば、ごみの混入率を高めに算定したり、敷地全域で3・8メートルの深さまでごみがあると判断したりしたことについて十分な根拠を確認できなかった。1トン当たりのごみの処分費が妥当かを示す資料もなかった。

     国民共有の貴重な資産の売却が、極めてずさんに行われた。しかも積算に用いた資料や売却に関する交渉の記録文書は、廃棄されるなどしていた。記録があれば、おかしな値段で売却したことが裏付けられたはずだ。検査院が文書管理の改善を求めたのは当然である。

     安倍晋三首相は、国会審議で売却の妥当性を問われると、「検査院の検査に委ねる」と繰り返してきた。

     結果が示された以上、一連の売却が不適切だったことを政府はまず認めるべきだ。

     学園前理事長の籠池泰典被告と妻諄子被告は、大阪府などから補助金を詐取したとして詐欺罪などで起訴された。大阪地検特捜部による捜査の過程では、財務省近畿財務局職員が学園側の希望する金額に近づけるために「努力する」と両被告に答え、具体的に金額を示す音声データの存在が明らかになっている。

     佐川宣寿(のぶひさ)・前財務省理財局長(現国税庁長官)は国会で「価格を提示したことはない」と答弁していたが、明らかに矛盾している。

     安倍首相の妻昭恵氏の国会での説明もまだ行われていない。昭恵氏は一昨年、学園が計画した小学校の名誉校長に就き、今年まで務めていた。国有地の売却は昨年だ。官僚のそんたくが指摘されるゆえんだ。

     会計検査院の検査は国会の要請に基づくものだ。疑惑の解明には、昭恵氏や佐川氏、さらに国交省の幹部らの国会での証人喚問が必要だ。


    転載元: ニュース、からみ隊

    関連記事

    【森友再燃!】報ステ・NEWS23が猛攻!安倍総理や政府の国会発言を徹底批判!後藤氏&星氏「この問題はまだまだ終わらない」

    8億円値引き“算定ずさん”
    「根拠不十分」で揺らぐ答弁


    安倍首相
    「ゴミが入っているからこの価格であって、しごく…しごく当然のことでして、ゴミがあるからミスカウントしたわけで…」


    転載元: 情報収集中&放電中

    関連記事

    山田正彦氏より  稲、麦類及び大豆の種子について(通知)大変なことになります。お願いです。是非、シエア拡散して頂けませんか。




    大変なことになります。
    お願いです。是非、シエア拡散して頂けませんか。
    こんなに早く種子法廃止に伴う運用規則までが廃止されるとは思ってもいませんでした。
    ...
    そのために参議院で付帯決議を付けて種子法が廃止されても、都道府県の優良品種の奨励制度等は残り、予算を確保できるつもりでしたが。
    実は近く「農水省から種子について大事な通達がある」との噂があったので連絡していたら今日、私のところに農水省次官による通知が届いたのです。
    そこには明確に「運用基本要綱、種子制度の運用、1代雑種審査基準の審査、指定種苗の運用は廃止する。以上命により通知する」と有ります。
    種子法廃止後の都道府県の役割についても「これ迄実施してきた稲、麦、大豆の種子に関する業務の全てを直ちに取り止めることを求めるものではない」と有ります。
    都道府県によっては、暫く続けてもいいが、国の予算措置は厳しいぞと言わんばかりです。
    しかも「民間業者による種子(日本モンサントのとねのめぐみ、三井化学のみつひかり等)の生産、参入が進む迄の間は、原種等を維持して、それを民間業者に提供する役割を担う」と。
    これで、公共の種子として農家に安く提供されてきたコシヒカリ等の多様な固定種はなくなり、モンサント等の民間の数種に絞られることに。(農競強化法8条4項)
    政府は農競力支援法の8条3項の独立行政法人(農研)、都道府県の種子の知見を民間に提供するとあるのはモンサント等外資にも適用すると答弁しています。
    農研は国の予算だけで、毎年2千億が投じられ既に遺伝子組み換えのコメの種子WRKY45等が試験栽培されています。
    その蓄積された知見が全てモンサント等に提供されることになります。既に9月から研究職員が民間に出向しています。
    そうなれば、日本も三井化学のみつひかりのようにF1の種子だけでなく、遺伝子組み換えのコメを食べざるを得なくなるのでは。
    米国、カナダ、豪国等は主要農産物は州立の農業試験場等で栽培された安全で、安価な公共の種子なのに残念です。 

    山田正彦氏


    転載元: しあわせの青い鳥

    関連記事

    <森友>検査院「特例」指摘次々 値引き「根拠不十分」


    11/22(水)毎日新聞

    <森友>「特例」指摘次々 値引き「根拠不十分」 検査院


    学校法人「森友学園」への国有地売却問題で、会計検査院は22日、約8億円の値引きの根拠となったごみ撤去費について「十分な根拠が確認できない」とする報告書を国会に提出した。検査結果は、財務省と国土交通省が学園に行った異例の取り扱いを複数指摘しており、「適正な処理だった」としてきた政府側の説明に批判が高まりそうだ。

     ごみ撤去費は国交省が積算した地中のごみ推計量を基に算出された。検査院もごみ推計量を試算し、国交省より3~7割も少ない数値になったが、データの仮定の置き方で大きく変動するため「責任を持った金額が出せない」と判断。値引きが過大だったかどうかの判断は示さず、国交省の積算を「慎重な調査検討を欠いた」と批判した。

     財務省は学園側から損害賠償を請求されるリスクがあるとして、国の賠償責任などを免じる特約を結んだことで値引きを行ったとした。しかし、検査結果は、財務省に学園と訴訟リスクのやり取りをした資料がなく、売却価格にどう影響したか決裁文書にも記載がない点を指摘。さらに、契約成立後も学園が代金支払いの延納を求め、財務省が十分に審査せずに特約で応じたことも新たに判明した。2012~16年度に96件あった国有財産売却の随意契約で延納特約が付いたのは森友学園のケースだけだった。

     検査院は財務省の対応について「事務の適正を欠いている」と批判。学園との交渉記録などを廃棄した両省の文書管理については「会計経理の妥当性の検証が十分に行えない」として改善を求めた。


     一連の問題では安倍晋三首相の妻昭恵氏が、森友学園が国有地に建設する予定だった小学校の名誉校長に一時就任した経緯がある。国会などで、両省の官僚が「そんたく」して過大な値引きなど優遇的な取り扱いをしたとの疑いが指摘されたが、検査結果はこの点については言及しなかった。【島田信幸、松浦吉剛】

     【ことば】森友学園への国有地売却問題

     学校法人「森友学園」は昨年6月、小学校建設用地として大阪府豊中市の国有地を1億3400万円で購入。評価額9億5600万円から地中のごみ撤去費用など約8億2000万円を差し引いた額で、野党は交渉経過が不透明として国会で追及した。安倍晋三首相の妻昭恵氏が名誉校長を務めていたが辞任し、首相は土地売却への関与を否定している。一方、籠池泰典・前理事長と妻は校舎建設を巡る補助金を詐取したなどとして大阪地検に逮捕、起訴された。学園が開校を断念したため、国が売買契約の特約に従い、用地を買い戻した。

     ◇検査報告書(骨子)

    ・検査院の試算ではごみ推計量が国交省の積算より少なくなるが、適正なごみ撤去費用については示さず

    ・国交省積算のごみ推計量と撤去費用は十分な根拠が確認できず、慎重な調査検討を欠いている

    ・近畿財務局は必要な手続きを踏まずに売却予定価格を決定し、事務の適正を欠く

    ・残された決裁文書で国交・財務両省と学園の具体的なやり取りなどが確認できず、会計経理の妥当性の検証が十分に行えない

     ◇解説 国会「そんたく」解明を

     森友学園への国有地売却問題に対する検査院の報告書は、契約手続き全体の適否には踏み込まなかった。だが、文面には「根拠が確認できない」との指摘が随所にみられ、鑑定評価額からごみ撤去費分を値引いて売却した国土交通省と財務省の対応への不信感がにじむ。政府側が国会答弁で繰り返してきた手続きの「適正」は大きく傷ついた。

     報告書は、両省が学園側に対してとった数々の例外的な扱いにも疑問符を付けた。だが、交渉経過に関する行政文書が破棄されたこともあり、官僚たちがなぜそのような対応をしたのかを解き明かす記述はほとんどない。まして、この問題で国民が抱え込んだ「安倍晋三首相や妻昭恵氏へのそんたくはなかったのか」という核心部分への答えはなかった。

     検査院の役割は、公金の無駄遣いや事業の有効性・効率性を判断することにある。検査手法も強制力はなく、官公庁に残された文書や官僚へのヒアリングに頼るしかない。そうであるならば、検査を依頼して報告書を受け取った国会において「核心部分」の解明が進められるべきだろう。政府側が一方的に幕引きを図ることは許されない。




    転載元: 今 言論・表現の自由があぶない!

    関連記事

    森友学園事件の真相はこれです。直接、籠池さん本人から聞きました。

  • 2017-11-23 : 時事動画 : 編集✍
  • ▼『NHKをぶっ壊す!』で有名なもと犬社員:立花孝志氏の解説動画

      

    森友学園事件の真相はこれです 直接籠池さん本人から聞きました。

      ツイッター https://twitter.com/tachibanat @tachibanat
    フェイスブック 立花孝志 https://www.facebook.com/takashi.tach...

    関連記事

    加計孝太郎氏にも(国会に)来てもらうべき・・・山下芳生(日本共産党)参院本会議の代表質問

    「加計孝太郎氏にも(国会に)来て貰うべき」山下芳生(日本共産党)代表質問冒頭11/22 参院・本会議

    2017/11/21 に公開
    11/22 参院本会議代表質問 山下芳生(日本共産党)

    森友・加計疑惑追及の部分「特区認定はデタラメ、総理、どうですか?しっかり検証すべき。加計孝太郎氏にも(国会に)来てもらうべき」


    猟奇事件の次はモンゴリアン横綱の暴力事件と相撲協会の確執。
    国会の安倍による不正から国民の目を反らせるため、連日、どこもかしこも横並びで低俗ワイドショーに興じるアベチャンネル翼賛メディア。
    貴乃花親方を追いかけるより加計孝太郎を追いかけるのが筋だろうが。
    もっとも、国民の大半は、安倍官邸によるメディア統制や視点反らしのゴマカシネタ垂れ流しの意図は御見通しだから、ますますTV離れするのが当たり前のようになってきたけどね。

    悪質化するアベ広報の犬HK(特に夜7時が醜悪)では、共産党の山下議員の加計関連質問内容などは一切取り上げないため、もはや犬番組は見るに値せず、完全に『公共放送』などではなくなっている。




    関連記事

    森友値引き、ごみ処分量過大積算/会計検査院報告の全容判明


    森友値引き、ごみ処分量過大積算/会計検査院報告の全容判明

    SHIKOKUNEWS、2017年11月22日(水)

    学校法人「森友学園」に大阪府豊中市の国有地がごみ撤去費用として約8億円値引きされ売却された問題で、会計検査院が22日に公表する検査報告書の全容が判明した。国が見積もったごみの処分量が過大で、実際はその3~7割だった可能性を示し「値引き額の根拠が不十分で、算定の際に慎重な検討を欠いていた」と結論付けた。法令に基づき適切に処理したとしてきた政府に説明を求める声が一層強まりそうだ。

     検査院は検査の過程で撤去費用を2億~4億円程度と見積もり、値引き額が最大約6億円過大と試算したが、報告書に具体的な金額は盛り込まなかった。

     今回の検査は参院の要請に基づき実施した。

    注:もともと2回目の値引きの根拠となる実際のゴミはなかったことも判明している。それを元受けの藤原工業に知らせていた、下請けの田中造園の秋山繁社長は、何故か不審な自殺をしていて闇に葬られている。


    https://news.blogmura.com/ ←にほんブログ村 政治ブログに
    クリックお願いします。(*_*)??Σ(・□・;)








    転載元: ぐう、ちゃんの一言!!

    関連記事

    どんどん悪質化するNHK


    2017-11-21 16:51:31NEW !
    テーマ:ブログ
    どんどん悪質化するNHK
     
    今年も残すところ1ヶ月あまりとなって、例年どおり「紅白歌合戦」
    の出場歌手をNHKが発表する季節になりました。
     
    年々出場歌手と番組構成のレベルが低くなり、今や子供の学芸会
    と言っても良いほど酷いものです。
     
    電通配下の秋元康が育てたグループとか、演歌でも知名度も実力
    もない歌手が出場したりで断末魔の様相を呈しています。
     
    今年は目玉出演を当て込んでいた安室奈美恵にも断られ、全然ヒット曲も無い歌手を初出場させています。
     
    “過去最大にスベる”と話題の「紅白歌合戦」で、唯一注目すべき“謎の人物”とは?「売れてないのに突如ゴリ押し出現」
    http://tocana.jp/2017/11/post_15136_entry.html
     
    それでもドヤ顔で国民的行事と嘯くNHK。
     
    先日、とんでもないNHKの集金人が出現し、警察沙汰にもなった事の顛末を、被害者が動画に収めて報告しています。
     
    玄関先での不審な「やりとり」に気づいた友人が急いで録画したもの
    らしく、音声が小さすぎて聞き取りづらいですが、下の文字起こしを
    見れば、いかに異常な会話かがわかります。
     

     
    私:なんでしょう?

    訪問員:料金等の話ではございませんので、最後までお聞きください。
          放送法をご存知ですよね?こちらにサインをお願いします。

    私:これ、何ですか?

    訪問員:ご存じないですか? 放送法により義務ですので、サインを
         お願いします。

    私:受信機を持ってたらやらなければいけないんですよね?

    訪問員:そうですね。受信機を持ってる方はご登録が必要になります。
         今回はご登録となりますので、よろしくお願いします。

    私:受信機持っていないので、僕は登録する必要はないです。

    訪問員:こちら、受信機持っていない方はお伺いしていないです。

    私:え?

    訪問員:モニター用とかゲーム用とかって使われてるってことですか?

    私:えっと、受信機ってどういうものですか?

    訪問員:テレビ、パソコン、携帯、カーナビを総称して受信機とお呼び
         しています。

    私:パソコンは持ってますけどMACなんで。

    訪問員:はい

    私:受信できないですよね?

    訪問員:受信できない? あーなるほど。
         モニター用とかゲーム用とかって使われてるんでしょうか?

    私:モニターはあります。テレビはないです。

    訪問員:モニター代わりで使われているってことでしょうか?

    私:そうですね。

    訪問員:モニター代わりとして使われている方でもあると必要な
          ものとなりますのでご登録必要となります。

    私:モニターでも必要なんですか?

    訪問員:モニターそうです。モニター代わりとして使われ・・・

    私:受信機能がないんですよ。

    訪問員:モニター側として使っていてもご登録が必要になりますので。

    私:わかりました。僕は世帯主ではないので伝えておきます。
       そういう話があったと。

    訪問員:普段、お住みの方がご登録頂くものなので。

    私:僕はここの世帯主ではないですので。

    訪問員:世帯主じゃなくてもこれはご登録しなきゃいけないもの
         となります。
         お住みの方は皆様ご登録頂かなきゃいけないものとなります      ので。
     
      中略
     
    私:わかりました。お話はわかりましたんで。

    訪問員:ありがとうございます。お名前頂いて・・・。

    私:いや、そんなすぐにはできないです。

    訪問員:そんなすぐにって言いますか、お客様のご申告がなかった
          のでお伺いとなってしまっております。

    私:とりあえず、世帯主と相談します。

    訪問員:ですから、世帯主のお客様のご登録を頂きますので。

    私:この紙(契約書)、渡してください。

    訪問員:あー、だめです、だめです、だめです。

    私:じゃあ、また明日来てください。

    訪問員:お客様、それはできないので。
         そうやってやりたくないのはわかるんですけど。

    私:ちょっと警察に連絡します。

    訪問員:やりたくないのはわかるんですけど。

    被害者が警察に電話をかけ始めると、この訪問員は逃げて行った
    そうです。
     
    しかも、初めから登録は義務だと説明もなしにサインを求めるあたり
    詐欺と全く同じ手口です。
     
    同じ訪問員に遭遇した別な被害者の報告ツイッター動画。
     
     
     
    被害者のブログサイト
     
    後の被害者の訪問の時には、
     
    「料金を払うか払わないかは客の方で自由に決めて良い」
     
    旨の発言をしているあたり、これはもう完全な詐欺ですね。
     
    先の被害者の方は警察に相談したあと、NHKにも苦情を入れて
    います。
     
    詳細については、こちらのサイトを見ていただくとして、
    ④NHKに苦情の電話をしました
    http://nhksagi.hatenablog.com/entry/2017/11/17/144055
     
    文字起こしを続けると、
     
    NHK:本来ですと本人の身分提示がまずあるべきだとは思うの
        ですが・・・
     
    私:まあ、それは常識的にそうですよね。モニターで契約させる
      とか、受信機のないことを申告させるとか、受信機の有無を
      そちらで把握しているとかっていうのは・・・。
     
    NHK:すいません。初耳です。
     
    私:初耳というか、そういう事実はあるんですか?
     
    NHK:すいません。私、こちらで電話対応だけの者でして・・・
     
    私:わかりました。では、折り返しの電話を待ちたいと思います。必ず今日中にご連絡ください。
     
    NHK:かしこまりました。

    結局、最終的に都合が悪くなると、
     
    「すいません。私、こちらで電話対応だけの者でして・・・」
     
    とNHK自身が逃げています。
     
    しかし、ここまで食い下がらないとNHKの言い成りになって
    しまうことを庶民は頭に叩き込むべきですね。
     
    とにかく最近、ここ数年ですが、NHKは横暴かつ凶暴になって
    きました。
     
    これは明らかにNHKの解説員の岩田明子が、安倍晋三と家族
    ぐるみの付き合いを始めたころからで、
     
     
    NHKの岩田明子は加計孝太郎の息子とも親友ですから、
     
    安倍晋三、電通の安倍昭恵、NHKの共依存関係が出来あがって
    しまいました。
     
    もはやNHKに存在価値は無く自浄作用を求めるのも無理ですね。

    ※転載元:Simatyan2のブログより
     

    https://news.blogmura.com/ ←にほんブログ村 政治ブログに
    クリックお願いします。(*_*)??Σ(・□・;)










    転載元: ぐう、ちゃんの一言!!

    関連記事

    モリカケ地獄に嵌った安倍氏は斡旋利得罪を逃れるため隠蔽工作に走り、国民への目くらましの衆院解散総選挙を強行して600億円超の血税をドブに捨てた:これは国権乱用であり、民主主義の破壊行為である

    新ベンチャー革命20171121日 No.1854
     
    タイトル:モリカケ地獄に嵌った安倍氏は斡旋利得罪を逃れるため隠蔽工作に走り、国民への目くらましの衆院解散総選挙を強行して600億円超の血税をドブに捨てた:これは国権乱用であり、民主主義の破壊行為である
     
    1.安倍氏のモリカケ問題の本質は、斡旋利得罪容疑ではなく、事実関係の隠蔽工作にあり
     
     本ブログでは今、安倍氏の関与疑惑が存在するモリカケ問題に関連して、日本のトップリーダーとしての安倍氏の挙動について取り上げています。
     
     ネット情報によれば、モリカケ問題の本質は、安倍氏の斡旋利得罪疑惑ではなく、事実関係の隠蔽工作ではないかという指摘がありますが(注1)、本ブログもこの指摘に同意します。
     
     森友学園の籠池夫妻が、安倍氏夫妻に擦り寄り、安倍氏夫妻のコネを利用して、国有地の不当払い下げを受けたり、学校新設の補助金申請をごまかしたのは事実です。そして、これらの手続きを担当した官僚が、安倍氏の意向を忖度して森友学園を特別扱いしてきたのも事実ですが、有力政治家(主に自民党議員)にはよくある話です。
     
     また、安倍氏の長年の友人・加計氏も、今治市に岡山理大の獣医学部を新設するに際し、安倍氏のコネを利用して、今治の市有地を無償提供してもらったり、今治市から補助金を受けたり、文科省から優先的に認可を受けたりしたのも事実です、こちらも有力政治家(主に自民党議員)によくある話です。
     
     一方、安倍氏サイドも、モリカケ両案件に一定程度協力したことを認めて、責任を取って、早期に総理を辞任しておけば、安倍氏は籠池氏や加計氏に利用されて失脚した総理大臣と国民に認識されただけで済んだのです。そして、それですべて決着するレベルの、よくある政治家不祥事だったのです。
     
     もっと言えば、安倍氏はボンボンでお人好しだったため、籠池氏や加計氏などの抜け目のない連中に利用されたと国民から同情されてもおかしくないような話に過ぎなかったのです。そして、ボンボンの安倍氏は面倒見のよいお人好し政治家という印象を国民に与えておしまいだったのです。国民から見れば、二度の総理御勤めご苦労様という感覚だったでしょう。
     
     ところが、これだけ、事実関係が明確な斡旋利得罪事件なのに、安倍氏の採った作戦が、モリカケ疑惑の事実関係をすべて否定するモノだったのです。
     
     ここに安倍氏の重大な“失敗の本質”が存在します。モリカケ両事件とも、事実関係が明白であり、それをすべて否定しようとすると、当然ながら齟齬(そご)が生じてきて、にっちもさっちも行かなくなるのです、そして、案の定、そうなっています。
     
    2.モリカケ問題で安倍氏のやっていることは、道交法違反したのに、パトカーの制止を振り切って逃げたドライバーに似ている
     
     さて、筆者個人は、過去、マイカーを運転中、信号のある交差点に入るとき、間に合わず黄色で交差点に入ってしまったことがあります。ところが、陰に隠れていたパトカー(ネズミ取り)に見つかり、サイレンを鳴らされ、やむなく、停車、信号違反の罰金9000円の切符を切られたことがあります。パトカーに追尾されるとき、一瞬、逃げたい!という衝動に駆られました。なぜなら、ブレーキが間に合わず、黄色で交差点に入ることは誰でもよくあることであり、運悪く、こんなことで捕まってたまるかと思ったからです。
     
     しかしながら、逃げて、車のナンバーを記録されて後で捕まったら、もっと罪が重くなると判断、やむなく、停車しました。
     
     要するに、人間は、違法行為をやってみつかったとき、追及されるのが嫌で、逃げたくなるのが人情です。しかし、逃げた後、捕まったら、もっと罪が重くなると知っていますから、普通は観念して、罪を認めるのです。
     
     ところが、安倍氏は、モリカケ疑惑に直面したとき、咄嗟に逃げを打ったのです。この行動は、軽微な道交法違反をパトカーにみつかって、あわてて、逃げたのと同じ挙動です。
     
     安倍氏の場合、モリカケ疑惑発覚段階で、その先のシナリオを描いて、早期にモリカケ案件関与を認めておけば、軽微の斡旋利得罪で済んだのですが、全面否定してしまったので、自縄自縛に陥ったということです。
     
    3.安倍氏の罪は、モリカケ疑惑からとことん逃げるため、国民に対する目くらましのため、あろうことか、衆院解散総選挙を強行し、600億円超もの血税をドブに捨てたコト
     
     上記のように、最初は軽微な道交法違反でも、警察の追及から逃げようとすると、警察はとことん、追っかけてきて、下手すると、逃げる際、誰かをはねて人身事故を二次的に引き起こす危険すらあります。こうなると、まさに墓穴を掘るわけです。
     
     安倍氏の場合、モリカケ疑惑を吹き飛ばしたい一心で、思いつきで、衆院解散総選挙を打って、モリカケ疑惑を御破算にしようとした可能性があります。なぜなら、この度の衆院選がなぜ、このタイミングで行われたのか、国民にはいまだに不明だからです。
     
     にもかかわらず、安倍氏は衆院選を強行したので、われらの血税600億円を私的に浪費したとみなせます。
     
     このような行為は、国民への裏切りであり、選挙を基軸に成り立つ民主主義の破壊行為とみなせます。
     
    モリカケ事件に対する安倍氏の隠蔽工作のための衆院解散総選挙は、国権の乱用であり、選挙を基軸に成り立つ民主主義への破壊行為とみなすべきです。
     
    注1:徽宗皇帝のブログ“モリカケ問題の重点は斡旋利得罪ではなく事件隠蔽工作にある”20171121
     

    ベンチャー革命投稿の過去ログ
    http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

     
    テックベンチャー投稿の過去ログ
     


    転載元: 新ベンチャー革命

    関連記事

    備忘録用です。 安倍首相が最高裁判事を総入れ替えして田布施人脈の判事に変えさせた意味が次々と明らかになってくる。




    最高裁判所は法の番人として公正なジャッジを絶えず下してくれるところだと、多くの国民は信じてきた。 ところが、これはきれいごとで、最高裁は全く別の顔も持っているようだ。
    2013年11月21日 18:33
    最高裁判所の中には事務総局という強力な役所が存在する。ここが最高裁の別の顔だ。http://civilopinions.main.jp/2012/01/13.html
     
    最高裁司法判断の裏を押さえている田布施一味によって最後の望みもたたれたのか?
     
    更に憲法変えなくても憲法解釈という違憲で安倍政権の悪夢の暴走は止まるところを知らない。後は国民の覚醒しか道が無い状態です! 
     
     
     
     志村 明則さんより 3時間前 ·  現在の政府は違憲状態、つまり憲法違反をしている状態で生み出された与党による政治ということを最高裁は認めたわけですが、選挙無効の訴えは退けられたということなんですかね。
     
     
     
     
    公開日: 2013/11/20
    去年の衆議院選挙は「一票の価値が不平等で憲法違反だ」として全国で起こされた選挙無効訴訟です。最高裁大法廷は「違憲の"状態"」と指摘しましたが、選挙無効の訴えは退けました。
     
     
     
    異例のトップ人事が明らかになった内閣法制局。安倍首相が選んだのは、外務省出身・小松一郎フランス大使(62)だ。法制局勤務の経験がないが、集団的自衛権行使容認派で知られる。果たして、長官が代われば、憲法解釈も変わってしまうのか。だとすると、内閣法制局とは何なのか。
     
    「憲法解釈の番人」とも呼ばれる内閣法制局。定員は長官を含め77人。事務官は各省からの出向あるいは併任だ。
     
    仕事内容は、大きく2つある。ひとつは、内閣提出法案について他の法律と齟齬(そご)がないか、適切な文言であるかをチェックすること。そのため、法律を作る官僚たちにとって、法制局との調整が大きなハードルになる。もうひとつは、法律問題について大臣に意見を言うことだ。国会で法解釈を問われたときに内閣として答弁に立つのも内閣法制局長官の仕事である。
     
    日刊ゲンダイ本紙は06年9月の第1次安倍内閣で法制局長官だった宮崎礼壹氏に話を聞いた。現法政大大学院法務研究科教授。憲法9条の法解釈変更に“クビ”覚悟で“抵抗”、安倍の目の上のタンコブだった人物だ。
     
    「法制局は法律を専門的に研究して、内閣及び内閣総理大臣に意見を述べる役割を与えられています。法務省や外務省も意見を述べることはできますが、法解釈を検討して述べることをメーンとしているのが法制局です。首相にこう解釈しろと言われて、そのままに動いていたら、組織の必要はありません。法制局の意見が法律なのかといえば、そうではないが、過去の解釈の積み重ねが尊重されなければおかしいのです」
     
    その「積み重ね」とは、こういうことだ。 「集団的自衛権について、岸総理以来、歴代総理が違憲であると言っている。議事録に出ていますし、明確に討論されてきたことです。それを現安倍内閣で覆せば、憲法条文の信頼性、権威がなくなってしまいます。応用すら利かないのか、という反論もあるかと思いますが、自国が危険にさらされていないのに、同盟国がやられているという理由で武力行使できるのか。行使すれば、組織として人を殺しモノを壊すことを認めることになる。解釈を部分修正するという話ではなく、今までの政府解釈を百八十度ひっくり返すということになるのです」
     
    これについては、学者も同じ意見だった。「立法の中枢 知られざる官庁・内閣法制局」の著者で明大教授の西川伸一氏はこう言った。
     
    「歴代政権は自衛隊という存在を違憲というわけにはいかないから、どうやって合憲にするか、9条を論理的に解釈してきたのです。つまり、軍隊ではなく、自衛のための組織であると。この憲法解釈は、国会でもずっと答弁されてきたし、国外でも定着しているものです。それを長官が代わったからといって、いきなり解釈を変更することは無理です。攻められていないのに攻撃するのが集団的自衛権ですからね。そのうえ、小松新長官は法制局勤務の経験がありません。従来は他省庁から出向して、5年間の参事官を経験し、さらに部長、次長で10年の経験を積んでから長官になる。国会で野党の質疑に対応できるのでしょうか。長官を支えるスタッフも従来の解釈変更に抵抗するでしょうから、新長官は四面楚歌になる可能性があります」
     
    安倍が姑息な人事で強引に憲法解釈を変えようとしたところで、行き詰まるのは見えている、ということだ。 「法律、憲法の文言には抽象的な表現があります。そのため、その条文が何を意味するかという解釈が必要で、内閣法制局があるのです。そこで行われてきた解釈は絶対的ではないが、これまで積み重ねてきたものを人が代わったからといって変えてしまえば、法的安定を害してしまう。法治国家が成り立たなくなってしまいます」(元検事の落合洋司弁護士)
     
    それでも安倍が強行すれば、首相が法治国家を否定することになる。 日刊ゲンダイ


    転載元: 情報収集中&放電中

    関連記事

    共産党の志位さんは森友・加計疑惑から突く

    ▼『森友・加計疑惑』について(衆院代表質問)

    2017/11/20 に公開
    2017年11月21日 衆院本会議 志位和夫委員長の代表質問

    (0:08~)

    まず森友加計疑惑についてです。

    この疑惑は、公正・公平であるべき行政が、時の権力者によって歪められ、国政が私物化されたのではないかという重大疑惑であり、自民党が総選挙で多数を得たからといって、絶対に、曖昧にされてはならないものであります。

    『森友疑惑』の核心は、国民の財産である国有地が、何故8億円も値引きされ、タダ同然で売却されたのか・・にあります。

    この間、売却に直接かかわった財務省職員と、学園側とのやりとりを記録した音声データが報道で明らかになりました。

    音声データには、『地下深くまでゴミがあったことにして、売却価格を引き下げる』というシナリオを、財務省職員の側から提案してきたことが記録されていました。

    売る側である財務省の側から、『値引きを提案する』などという信じられないことが何故おこったのか?

    籠池氏は、国会で、『カミカゼが吹いた』と証言しましたが、『カミカゼ』が吹きだした時期と、安倍昭恵夫人が(『瑞穂の国記念小學院(安倍晋三記念小学校)』)の名誉校長に就任した時期が重なっているのは、到底、偶然とは考えられません。


    真相糾明するためには、売却に直接かかわった財務省
    職員と、売却交渉のときの名誉校長であった昭恵夫人に国会に来ていただき、直接話法で真実を語って貰うことが必要であると考えますが、総理の見解を問うものであります。

    ※このときの映像~安倍の目がキョトキョト泳ぐ~


    『加計学園の問題』の核心は、加計学園理事長の親友である総理の関与によって、獣医学部新設に特別の便宜が図られたのではないか・・・というところにあります。

    総理は、獣医学部新設について、『私が関与したと言った方は、ひとりもいない』と述べ、この一点を以て自らの関与を強く否定しています。

    しかし、獣医学部の新設が国家戦略特区に認定される過程で、総理のご意向とか『官邸の最高レベルが言っている』などと記載された文書が文科省内で交わされ、圧力として働いたことは、紛れもない事実であります。

    総理が自らの関与を、あくまで否定するなら、『総理の名を騙って関与した人物が別にいる』・・ということになります。その人物を明らかにして、断固とした処置をとる意志はありますか?

    総理はまた、『加計氏から、獣医学部新設の話をされたことはない』・・・と言います。しかし、加計孝太郎氏は特区に獣医学部の新設を認める山場の時期に、当時の農水大臣、文科大臣、地方創生大臣に相次いで面会し、獣医学部新設の話をしています。

    民間のイチ学園理事長である加計氏が、3人の大臣と直接面談すること自体が、極めて異例なことですが、そのときに加計氏が、『腹心の友』である総理の名を騙って、行政への働きかけを行った事実はありませんか?

    その糾明のためにも、加計孝太郎氏の国会招致は不可欠だと考えますが、総理の見解を求めます。

    (~以上4:00迄)
    関連記事

    戦争したがる総理ノー 京都で市民デモ

    http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-20/2017112005_05_1.html



    (写真)参加者とともにデモ行進する(先頭左2人目から)穀田衆院議員と倉林参院議員=19日、京都市
     安倍政権の下での憲法改悪に反対し、安保法制=戦争法や「共謀罪」法の廃止を訴える行動が19日夕、京都市中京区の京都市役所前で行われ、多くの市民が参加しました。
     毎月19日に、京都憲法共同センター、戦争をさせない京都1000人委員会連絡会、「安保法制の廃止をめざす市民アクション@きょうと」が共同で取り組んでいるもの。今月は、1000人委員会連絡会が呼びかけました。
     集会後、参加者らは繁華街をデモ行進し「憲法守れ」「戦争したがる総理はいらない」などと唱和しました。
     集会で発言した新婦人京都府本部の森下総子会長は「女性は、市民と野党の共闘で戦争法廃止、立憲主義を取り戻すという流れに大きな共感を寄せている。9条改憲許さないたたかいをみなさんとがんばりたい」と力を込めました。
     日本共産党の穀田恵二国対委員長・衆院議員と、倉林明子参院議員の参加が紹介され、両氏は市民とともにデモ行進しました。


    転載元: ニュース、からみ隊

    関連記事

    逆風の中のヨットのように 、by前川 喜平さん

    「加計問題」を再検証し、一体何が問題だったのか明示し、さらには高校無償化、生涯学習など、文部官僚時代に2人が推進した教育改革をめぐって、とことん語り合った『これからの日本、これからの教育』。前川喜平さんによる「「はじめに」に代えて」を公開しますので、ぜひご覧くださいませ。


     2017年1月、私は文部科学省を辞めた。その数カ月後に加計学園の問題をめぐって一連の発言をすることになるとは、この時点ではまったく思いもよらなかった。
     文科省を辞めたのは、文科省OBへの再就職あっせんが法律に違反していたからだった。これにより、文科省、さらには政府への信頼を損ねてしまった。事務次官として、組織全体の責めを負って辞任するのは、私にとって当然のことだった。それ以外の選択肢は考えられなかった。
     退官後、おとなしくしていれば、何かのポストに就けただろう――。そういう人もいる。実際、文科省を辞める前に、ユネスコ大使はどうかと内々に打診されたこともあった。だが、天下り問題で引責辞任をした時点で、今後、政府の要職に就くことはないだろうし、たとえそうした話があっても、受けるべきでないと心に決めていた。
    なぜ証言したのか
     加計学園に関する私の発言を、勇気ある行動だと言ってくださる方も少なくない。だが、正直に言うと、この問題での一連の発言で何かを失ったとは、私自身は思っていない。もちろん、文科省での仕事をとおして知遇を得た方たちとの関係が絶たれることもあった。だがそれは、いつかは引き受けなければならないことと覚悟していた。
     文科省にいた時の私は、多くの場面で自分の良心や思想、信条を押し殺して、組織の論理に従わせてきた。その仕事に本心では抵抗があっても、可能な範囲でよりましなほうへ行こう、そして方針転換できる機会をねばり強く待とうと考え、上位の権力に従った。だから私は、心のどこかで、役所を辞める日を心待ちにしていたのだと思う。役所を辞めれば、自由にものが言えるようになるはずだ、と。
     たとえば私は、教育勅語を道徳の教材とすることには反対だ。戦前の日本は言論の自由や学問の自由を圧殺し、無謀な戦争に突き進んだが、そうした時代にあって教育勅語は、子どもたちの心を国体思想に絡めとり、お国のために命をすら差し出すよう誘導する役割を果たしていたからだ。
     ところが私が以前お仕えした文科大臣の中には、教育勅語について「中身は至極まっとう」と発言された方がいる。戦前・戦中の国家主義的教育を批判的に学ぶための教材として使うのであれば納得もできようが、道徳の教材として使うのは、とんでもないことだと思う。そもそもそれは、憲法に反しているのではないか――。
     こうして私は、自分がかつてお仕えした人であっても、内容次第では、批判的な発言をすることにもなった。自由に発言できるようになったことの代償だろう。
     今年(2017年)の5月になって、加計学園による獣医学部の新設は「総理のご意向」だとする文書は存在すると私が証言し、「行政がゆがめられた」と発言したことに対して、なぜ在職中にそれをやらなかったのか、もっと戦うべきだったのではないか、せめて内部告発ぐらいできたのではないか、といった批判をいただいた。
     まったくその通りだと思う。だが、私の経験から言うと、現職中にこの動きを止めることは、おそらく100パーセント、できなかっただろう。官邸からの圧力は、それだけ強かったということだ。他方で、組織を背負う立場でなくなり、自由な身分になったからこそ、加計学園をめぐる一連の発言ができたわけだから、格別、勇気ある行動とは言えないのである。
     ただ、私の発言によって、文科省の後輩たちにはひどく迷惑をかけてしまった。毎晩毎晩、国会答弁用の資料を作らされたり、流出した文書の存否をめぐり調査をやらされたり、官邸から呼びつけられてどうなっているんだと怒られたりと、相当ひどい目に遭ったと聞いた。彼らにはとても顔向けできない。本当に申し訳ないと思っている。
     文科省の中には、加計学園の獣医学部について、いくら行政がゆがめられようと、官邸がこしらえたストーリーに沿って粛々と設置認可をすればいいだけの話で、わざわざ騒ぎを引き起こす必要はなかったと考える人もいることだろう。もしかすると、私の発言によって、誰が文書を流出させたのか、お互い疑心暗鬼に陥ってしまい、省内にギスギスした雰囲気が生まれてしまったかもしれない。もとよりそれは、私の本意ではない。
     だが、間違いなく、加計学園の問題では、あるべき行政の姿がゆがめられ、国家権力の私物化が起きていた。私の知るかぎり、一昔前まで、ここまでひどくはなかった。
     おそらく、権力の集中によって驕りが生じているのだろう、国民の税金を使って、一部の人を儲けさせるようなことを、「岩盤規制にドリルで穴を開ける」とか「既得権益の打破」といった、それらしい言葉で説明しさえすれば、国民を納得させられると思いなしているようだ。
     こうした中で私は、加計学園による獣医学部の新設に関して政府内部でゆがんだ問題が生じていることを知る立場にあった。このことを私一人の胸に納めておいて、本当にいいのか、一国民として見たとき、何もなかったと済ませることは到底できない。そう考えた。「あったものを、なかったことにはできない」――。そう証言することが、本当の意味での「全体の奉仕者」としての務めを果たすことになるだろうし、民主主義を維持していくためにも、密室の中での出来事のままにしておくのはよくない。そう思った。 
    教育は営利事業ではない
     今回わたしは、寺脇研さんと対談をする機会を得た。
     寺脇さんは文科省(文部省)時代の、尊敬する先輩の一人である。寺脇さんは、文部官僚として、誰もが、いつでも、どこでも学ぶことができるように、教育制度の改革を推進してきた。当時から寺脇さんは、言いたいことを言い、やるべきことをやるという姿勢を崩さない稀有な人だった。退官されてからも、誰におもねるでもなく、自分の思うところを言い、議論し、教育への情熱を失っていない。
     この本で私は加計学園の問題だけでなく、生涯学習からゆとり教育、高校無償化、夜間中学まで、約40年にわたる教育改革について、寺脇さんと対話をしている。これらの改革は、いずれも寺脇さん、もしくは私がかかわったものだ。ある意味で、この40年間の文部行政に関するオーラル・ヒストリーでもある。
     加計学園の問題で、文科省は「既得権益の牙城」であり、新規参入を許さぬ「岩盤規制」を敷いてきた張本人だと批判された。もっぱらそうした批判は、市場競争に任せれば万事うまく行くという「規制緩和」論者からなされた。この手の議論に決定的に欠けているのが、国民一人ひとりの学ぶ権利をいかにして保障し、教育の質が劣化しないようにするかという視点だ。
     子どもの貧困は、深刻の度が一段と増している。こうした中で、弱肉強食の市場競争に教育をさらしてしまっていいのだろうか。そうではなく、充実した教育をこの社会が、私たちがすべての子どもに用意することが、本当の意味での格差解消につながるのではないだろうか。
     大学入学年齢である18歳人口は、平成26(2014)年段階で118万人いる。ところが少子化が進むことで、あと20年もすれば、90万人台になる。50年で半減するとも言われている。こうした中で、一人ひとりを大切に育てていかなければ、この社会はもたないのではないか。そのためには、将来、どのような分野の仕事が必要になるかを、信頼できるデータをもとに予測しながら、教育内容を充実させていく必要がある。
     教育は、短期間で成果が上がるような営利事業ではないし、そのことを目指すべきでもない。「教育は国家百年の計」と言われるが、少なくとも、人ひとりが大人になるまでの時間をかけなければ、その成否は分からない。だからこそ、教育がどうあるべきかは、これから社会がどう変化していくかを見据えながら、長期的な視野のもとで考えなくてはならない。
     寺脇さんも私も、そのような思いで教育改革に取り組んできたし、現役の文部官僚たちも、その思いに変わりはないはずだ。
     実は私は、小学校3年生の時に不登校になったことがある。転校先の東京では、それまで暮らしていた奈良とは言葉遣いが違っていたし、先生もどことなく冷たい感じがした。決定的だったのは、奈良ではなかったプールの授業で溺れかけたことだ。2学期以降、学校に行こうとすると、吐き気や腹痛がするようになった。
     いまや不登校の子どもたちは、全国に12万人いる。かつては文科省も、不登校の子どもは、いずれ学校に戻さなくてはならないと考えていた。だが、今ではそうした学校中心主義から脱却しつつある。フリースクールや夜間中学といった学びの場を、以前よりも柔軟に認めるようになった。
     弱肉強食の市場競争に子どもたちをさらさず、一人ひとりの学ぶ権利を保障すること。それが教育行政本来の使命ではないか。寺脇さんも、私も、そう考えている。
     この本を通じて、そのことが分かっていただけたなら、これに勝る喜びはない。
    いくつかの出会い
     最後に、私的な思い出を書くことをお許しいただきたい。
     1996年に47歳で病死された河野愛さんは、私が文科省で尊敬するもう一人の先輩だ。私が文部省に入った当初から、河野さんには親しくしていただいた。
     河野さんは私より6歳年上で、利益誘導を図るような仕事の仕方をなにより嫌い、権力のある偉い人にこびへつらうことを嫌った。とてもまっすぐな人だった。だから、上司と衝突することも少なくなかった。
     私自身は、上司と部下という形で河野さんと仕事をしたことはないが、よく飲み会に誘っていただいた。「どういうつもりで仕事をしているのか」と、結構厳しいことも言われたが、後輩思いで、とても温かな人だった。筋の曲がったことが大嫌いで、誠意や理想を捨てない人だった。
     文科省に在職中も、退官してからも、ちらっちらっと河野さんのことが頭に浮かんでくることがあった。河野さんの魂が、どこかで見ているんじゃないか、そういう気持ちになることが時々ある。
     いま思うと、文科省を引責辞任したときも、加計学園のことで文書は存在すると証言したときも、河野さんのそうした生き方が、どこかで影響していたように思う。
     これまで公の場で語ったことは一度もないが、文科省時代の私のノートパソコンの待ち受け画面は、チェ・ゲバラの肖像写真だった。
     アルゼンチン生まれで医師でもあったゲバラは、圧政に苦しむ人々を見捨てておけず、世の中を良くしようと革命運動に身を投じた人だ。カストロとともにキューバ革命を成功に導いた後、南米解放闘争の一環として潜入したボリビアで政府軍に捕えられ、銃殺されている。39歳という短い生涯だった。政府軍との戦闘によって負傷した味方だけでなく、敵兵まで治療したという逸話が残されている。
     ゲバラのことを初めて知ったのは、中学生の時だった。1960年代末の頃、若者たちが既成の秩序に対し盛んに異議申し立てをしていた時代だった。人間を解放するために戦い続けたゲバラの生き方は、この上なく魅力的だ。
     10代の私に強い印象を残したもう一人が、宮沢賢治だった。賢治は『農民芸術概論綱要』で、「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」と書き記している。
     この言葉は、遂に到達することのできない永遠の目標として、今日に至るまで私の意識の奥底に存在しているように思う。
      賢治は同じ作品の中で、こういう言葉も綴っている。
    「まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばらう/しかもわれらは各々感じ各別各異に生きてゐる」
     自己と他者の区別を超え、人間と自然の区別を超えて無限大の宇宙の生命と一体化する。しかも、現実の社会においては一人の個として生きる。そういう生き方の天啓のようなものを与えてくれた言葉だ。
    「諸君はこの時代に強ひられ率ひられて奴隷のやうに忍従することを欲するか」
    「むしろ諸君よ更にあらたな正しい時代をつくれ」
     これは『生徒諸君に寄せる』の一節だ。私はこの言葉に何度も鼓舞され、励まされた。 時代も場所も異なるこれらの人々と出会えたことが、こんにちの私を形作っているところがあると、今にして思う。
     最後の最後――、ヨットは逆風の中にあっても、前へ進むことができる。ただし、向かってくる風に対して、真っすぐには進めない。ジグザグに、少しずつ進んでいく。
     文科省にいたときの私は、組織の論理に従いながらも、何とか改革したいと思うことについては、逆風の中のヨットのように、少しずつ、ジグザグにでも、前へ進もうとしてきたように思う。
     この本が、少しでもみなさんの力になれれば、本当にうれしい。


    転載元: 情報収集中&放電中

    関連記事

    国会で枝野吠える『まずは今ある憲法をちゃんと守ってから言え!』・・安倍、キョトキョト。

    ▼枝野さん、選挙演説の熱気そのまま、安倍政権に対峙、いいですね。

    『まずは、今ある憲法を、
    ちゃんと守ってから言え』
    (20:32)


    (18:10~)議場の議員の皆さん。皆さんは、どういう根拠で立法権という権力を預かることになったのか、考えたことがあるでしょうか? 安倍総理をはじめ、内閣を構成する国務大臣の皆さんは、どういう根拠で行政権を預かっているのでしょうか? 選挙で勝ったから・・とだけ考えているならば、それは間違えです。憲法というルールが、選挙などの手続きを定め、そのルールに基づいて選ばれているからこそ、立法権や行政権を、お預かりをしています。預かっている権力の範囲も、根拠となっている憲法というルールで制約されます。いかなる権力も、憲法によって制約される。この『立憲主義』という考え方は、右も左も関係ない。近代社会であれば、当たり前の大前提です。立憲、立憲民主党は、主義主張、政策以前の問題として、『立憲主義』という真っ当な政治の根本を取り戻していくために、全力をあげて闘います。 いわゆる『安保法制』、集団的自衛権は、立憲主義の観点から決して許されません。集団的自衛権の行使は憲法違反だ!日本が攻められたときは、個別的自衛権で日本を守る。しかし、日本が攻められていないのに、外国のお手伝いでは戦争はしない。誰が言ったのでもありません。歴代自民党政権自らが決めてきた解釈です。それを論理的整合性も全く無いなかでひっくり返したのです。自分達を縛っているルールを、権力自らが破るのでは、権力としての正当性がありません。こんな立憲主義違反が堂々とまかり通ったら、それは18世紀です。立憲主義に反した状況を放置しておいて、真っ当な憲法議論ができるわけがありません! まずは、今ある憲法を、ちゃんと守ってから言えッ! それが真っ当な順序であります。ましてや、安保法制を前提としながら、自衛隊を憲法に明記したら、立憲主義違反を事後的、なし崩し的に追認することになり、到底認められません。また、今のまま自衛隊を明記すれば、地球の裏側まで行って戦争ができることになり、これは『自衛隊』という名の『軍隊』を認めることにほかなりません。専守防衛から大きく逸脱し、日本国憲法の平和主義は換骨奪胎されます。立憲民主党は、『9条改悪』の問題点を、国民の皆さんに力強く、そして、粘り強く訴えていきます。(以上21:25迄)

    換骨奪胎(カンコツダッタイ)とは - コトバンク

    デジタル大辞泉 - 換骨奪胎の用語解説 - [名](スル)《骨を取り換え、胎(こぶくろ)を取っ てわが物として使う意》先人の詩や文章などの着想・形式などを借用し、新味を加えて 独自の作品にすること。







    立憲民主党認証済みアカウント @CDP2017 3 時間3 時間前                  
    13. いわゆる安保法制、集団的自衛権は、
     立憲主義の観点から決して許されない。
     安保法制を前提としながら自衛隊を憲法
     に明記したら、立憲主義違反を追認する
     ことになる。
     まず憲法を守ってから憲法改正議論を
     考えてください。


    衆議院本会議での枝野代表質問まとめ
    【 #枝野国会に立つ1120 】
    ▼詳細はコチラのリンク





    関連記事

    #枝野国会に立つ1120 ⇒ネットこの日を待って投票した、動画を撮る 行け枝野❗


    #枝野国会に立つ1120 ⇒ネットこの日を待って投票した、動画を撮る 行け枝野❗

    NEW!2017-11-19 10:00:00
    テーマ:
    伊達直人
    #枝野国会に立つ1120 ⇒ネット
    この日を待って投票した、動画を撮る、えだのん頑張れ 
    行け枝野❗


    これまでの人生で代表質問を心待ちにしたことは無い。
    これ程普通の市民と距離が近い政党は初めてで、とても嬉しいです😆えだのん頑張って👊😆🎵

    枝野さんが国会に私たちの代表として立つ。感慨深いです☺️
    画面の向こうから応援していますね✨

    枝野さんの首相の所信表明に対する「非永田町な言葉選び」に新鮮な驚きを感じています。代表質問も楽しみにしています。

    是非、NHK、ご覧下さい! 

    ※転載元:伊達直人ブログより



    https://news.blogmura.com/ ←にほんブログ村 政治ブログに
    クリックお願いします。(*_*)??Σ(・□・;)










    転載元: ぐう、ちゃんの一言!!

    関連記事

    「明治維新」は、日本の近代革命である。しかし、それらは、「明治維新」の表の姿に過ぎなかった。



    国際秘密結社フリーメイソンが仕組んだ「明治維新」衝撃の「真実」を暴き、日本近代史の2大スキャンダルの闇に迫る!


    転載元: 情報収集中&放電中

    関連記事

    【今夜】11/19 夜9時~ なぜ?長期勾留「人質司法」の恐れとは BS-TBS「週刊報道LIFE」 家族との接見禁止が解けないまま、籠池夫妻の勾留は3ヶ月半を超えた。 ◆長男・籠池佳茂氏のインタビュ





     
    【今夜】11/19 夜9時~ なぜ?長期勾留「人質司法」の恐れとは 
     
    BS-TBS「週刊報道LIFE」家族との接見禁止が解けないまま、籠池夫妻の勾留は3ヶ月半を超えた。 
     
    ◆長男・籠池佳茂氏のインタビューもまじえ、司法制度を問う。 
     
    ゲスト:周防正行監督見逃さないよう予約録画完了→






    転載元: あさりのブログ

    関連記事

    相撲取りの傷害事件にかまけているうちに・・・元沖縄・北方担当相に新基地建設業者から裏金?&原電が廃炉費用流用&自民党が議員年金復活を画策&野党を「あんな連中」呼ばわりする自民党幹事長!!

    しかしまあ、のっけからかましてくれたものだ。ペテン演説の所信表明演説のことだ。なんと、「『安定的な政治基盤のもとで、政策をひたすらに実行せよ』。これが総選挙で示された国民の意思であります」だとさ。気分は、もう白紙委任なんだろうね。
     とは言え、所信表明演説の内容は空疎なのもで、「幼児教育を一気に進める」なんて喚いても、具体的な政策は語らない。「やってる感」をいかにアピールするかという、ペテン総理お得意の手法ってわけだ。
     もちろん、「森友・加計学園疑獄」については一言も触れず、新聞・TVもそんな所信表明を垂れ流すだけで、そのやる気のなさは噴飯物だ。そのくせ、相撲取りの傷害事件はこれでもかというくらいの熱狂ぶりなんだから呆れちまう。そんなことより、ペテン総理の「ばくしんの友」である雲隠れ孝太郎に取材攻勢かけてみやがれ、ってなもんです。


     新聞・TVが乱痴気騒ぎしてる間にも、もっと伝えるべきニユースはわんさかある。たとえば、辺野古の新基地に反対する市民を「土人」呼ばわりしたした機動隊員をかばった元沖縄・北方担当大臣の鶴保君だ。なんと、辺野古新基地建設に関わる業者から顧問料などの裏金を受け取っていたんだとか。


     また、原発絡みでこんなニュースがある。日本原子力発電が廃炉のための準備金を新しい炉の建設に流用していたそうだ。ところが、新しい炉なんてのはどこにもない。つまりは、公金横領みたいなことが起きてるってことだ。


     さらに、自民党が年金を復活させようという話もある。「若くして出てきている国会議員たちが退職したら全員生活保護だ。こんな国は世界中にない。そこはしっかり認識していただきたい」(竹下自民党総務会長)ってんだから、盗人猛々しいにも程がある。そもそも、世界でも突出した議員歳費を手にしてるってのに、ふざんけんじゃねえ!


     でもって、土建政治の幹事長・二階君なんか「何をすればいいか考えがあるなら述べてみなさいよと言ってやりたいが、あんな連中と話をして回るひまはない。情けない限りだ」とアベノミクスを批判する野党をdisったってね。ホント、下衆な野郎どもだ。


     どのニュースも、新聞・TVがやる気を出して徹底的に追求すれば、議員の首のひとつやふたつは飛ぶ話だ。ああ、それなのに相撲取りの傷害事件にかまけて、政治家は野放しなんだから、そりゃあなんとかと政治家は3日やったら辞められないわけだ。ああ、こりゃこりゃ。



    転載元: しあわせの青い鳥

    関連記事

    11月18日、油小路にて伊東甲子太郎及び高台寺党(御陵衛士)を粛清。


    1867年3月、新選組から分離脱退した伊東甲子太郎及び古参幹部の藤堂平助。薩摩の西郷は、伊東や藤堂らを買収し、目障りな新選組を瓦解させる策を弄した。新選組は伊東ら『御陵衛士(高台寺党)』を同年11月18日(旧暦)、油小路にて斬殺。後に高台寺の残党は、竹田街道墨染め付近にて馬上の近藤勇を狙撃。近藤は脇腹から肩口に銃弾が貫通する重症を負った(墨染事件)。

    ▼以下は時代劇の字幕動画(オマケ再掲載)

    T『新選組』第15話(油小路の闘い)省略編


    音声なし。字幕とBGM(本作品とは無関係)のみで内容紹介。


    鶴田浩二(近藤勇)主演の『新選組』(異色的時代劇)。
     
    ※ツルタ新選組=T『新選組』

    栗塚 旭(土方歳三)※脇役
    黄金期の土方とは異なり、「ゴンブトなデビル眉」←パロディ化続編あり。
    ※画質的に劣化部分多々あり。敢えて劣化を利用した部分あり。

    『新選組血風録』 油小路の決闘(省略字幕版)




    (全画面)

    音声なし。字幕画像による簡易解説(本作品とは別のBGM)。
    画質が荒く、画像にスジやアラがあります。
    モノクロ画像に※オリジナルで光源染色を施した初期のもの。


    光源染色=色指定や範囲指定を用いたカラーペイントなどの
    いわゆる「ベタ色の指定塗り」ではなく、モノクロ画像全体を対象に、光の三原色効果を幾重にも重ねて画像の色素を浮かび上がらせたうえ、更に画像の色彩調整を重ねることによって、モノクロの中から天然色の持つ色素を浮かび上がらせる手法。色素調整は独自のサジ加減によるもので、その効果を試しています。

    (雑記)

    先日、また性懲りもなく、『徳川埋蔵金発掘』番組をTBSで流していたが、既に同番組では『最終決戦スペシャル』と題して何も発掘できなかったことは周知の事実。にもかかわらず、今度は『東京湾にあるかも!』と題し、好きこのんで海底22万ベクレルの放射性汚泥でも掘り出したのか(発掘は見ちゃいなかったけど)?

    掘削だけでは間がもたないらしく、毎度『坂本龍馬暗殺事件』を絡めた『今でしょ!』解説を京都ロケで行う・・というワンパターン。しかも『龍馬暗殺の大物黒幕が薩摩の西郷だった』との無理な説明をしていたが、龍馬暗殺から3日後の11月18日(ちょうど今時分かな)、新選組による油小路斬殺事件からみても、そんな仮説は全く『あり得ない』(ロケに同行した歴史館の中村さんだっけ? もっと強く否定しなくちゃ、先代さんに怒られますよ)。

    幕府を裏切る薩摩藩と、当時「見廻組」格の新選組とは敵対関係にあり、龍馬暗殺は見廻組が実行(今井信郎、佐々木只三郎ら7名)。
    「上からの指示」という点で、『黒幕は薩摩の西郷』という説はNG。

    新選組の土方歳三は「見廻組肝煎格」で、新選組と見廻組の双方を調整して自由に往来できる「肝煎」という役目を担った。後年、新選組の隊士録から排除された人物の中に、左利きがいても、おかしくはない。
    更に言えば、龍馬暗殺に加わった今井信郎は、講武所のもと師範代で
    小太刀の使い手。小太刀二刀流を会得していた場合、左も右もない。


    関連記事

    醜悪誇大広告:安倍メディア読売新聞に掲載された加計学園の全面広告。ぬいぐるみ実習&高齢教師陣による『密ッション』。看板だけはイッチョ前で中身はボロボロ。


    田中龍作ジャーナル記事より転載

    安倍メディア読売新聞に掲載された加計学園の誇大全面広告


     安倍晋三の機関紙とまで揶揄される読売新聞。
    中曽根康弘の機関紙と言われた時代もあった。
    ジャーナリズムとは端から思っていなかったが、
    ここまでやるか?

     きょうの朝刊に加計・今治獣医学部の広告が掲載されたのである。それも全面広告だ。林文科相の開設認可から、わずか4日後のことである。

    「新しい獣医学部、誕生」
    「52年ぶりの獣医学部に託されたミッション」
    麗々しく謳いあげている。

     「国際的に通用する人材を養成」と書かれているが、同校の英語教育を担当する講師陣は英会話教室の外人教師や、地元中学高校の元先生らがほとんどだ。文科省に提出された「教員名簿」で明らかになった。

     卒業生が国際的に通用するためには英語で書かれた
    専門誌や学会誌を読みこなせなければならないはずだ。

     だが、ほとんどの講師は大学生の指導経験がない。
    果たしてちゃんと指導できるのだろうか?

     「国内最大級規模の教員組織」の謳い文句も怪しい。

    教員数が最大級なのは定員を140名にしているからだ。教員比率は他大学の1対1にはるかに及ばない。

     北海道大学・帯広畜産大学の共同獣医学部では1対1より多い教員数だが、それでも足りないと言われている。獣医学部は実習中心だからだ。


     新聞広告に顔写真入りで登場する柳澤学長(中央)と吉川学部長(左隣)。手前は実物の番頭ワタナベ。=9月、今治市議会。撮影:筆者=

     新聞広告申し込みサイトによれば、
    読売新聞の全国版で全面広告を打つのに要する費用は
    4千791万円だ。

     官邸の方から読売に働きかけたのか。
    それとも読売が安倍首相の意向を忖度したのか。
    安倍友・読売新聞による、安倍友・加計学園のための
    誇大全面広告である。

     加計学園が読売新聞に支払った広告料は、
    いつか私学助成金となって加計学園に還流する。
    安倍友同士でお金を回しあうシステムがここにある。

     今治加計獣医学部問題を考える会・共同代表の黒川
    敦彦さんは、憤りを隠せない様子で次のように語った。
    「認可されたからと言って(広告を出すのは)納得が
     いかない。加計理事長は広告を出す前に地元に説明
     すべきだ」。

     国会で加計問題が追及されたら、安倍総理はまた
    「読売新聞を熟読してくださいよ」と言って逃げるの
    だろうか。


    獣医学部の特色を説明する広告文。柳澤学長と吉川学部長のインタビュー形式になっているが、都合のいい事しか載っていない。広告と言ってしまえばそれまでだが。=読売新聞18日朝刊27面=

       ~終わり~



    関連記事

    国連が、安倍政権によるメディア圧力に是正勧告へ! 人権理事会で日本の「報道の自由」が侵害されていると懸念の声続出

    http://lite-ra.com/2017/11/post-3590.html


                         首相官邸HPより


     安倍政権によるメディアへの報道圧力が、国際社会で大きな問題になった。国連の人権理事会が14日、日本の人権状況を審査する作業部会を約5年ぶりに開催したのだが、そこで各国から「報道の自由」に対する強い懸念の声が続出したのだ。

     本サイトでお伝えしてきたとおり、第二次安倍政権以降、官邸はテレビなどのマスコミを常時監視しており、報道に対する圧力は日々苛烈を極めている。今年5月には昨年来日調査を行った国連人権理の特別報告者のデービッド・ケイ氏が報告書(未編集版)を公表し、そのなかで安倍政権による報道圧力とメディアの萎縮について是正を勧告していた。

     そして、今回の国連の対日人権審査では、たとえばブラジルやベラルーシ代表が特定秘密保護法による「報道の自由」の侵害に懸念を示し、アメリカ代表などはさらに踏み込んで、日本の「放送局をめぐる法的規制の枠組み」を問題視。政府による電波停止の根拠となっている放送法4条の改正と、独立した第三者監督機関の設立を求めたのである。人権理による最終的な勧告は来年に行われるが、そこに日本の「報道の自由」の現状を憂慮する文言が組み込まれる可能性は極めて高いと見られる。

     各国からこうした指摘を受けた日本政府代表は、「政府が不当に圧力をかけた事実はない。日本は表現の自由が最大限認められている」と強弁しているが、まったく反論にすらなっていない戯言だ。というのも、具体的な政権による報道圧力の数々については本サイトの過去記事をご覧いただくとして、今回の対日審査のなかで特筆すべきなのは、政府による放送法4条を使ったメディア規制の枠組みが批判され、改正を促されたことだからだ。

     そもそも放送法は、第一条で「目的」として〈放送による表現の自由を確保すること〉や〈放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること〉を明記しているが、当然、これらは憲法21条でいう〈一切の表現の自由〉の保障に含まれており、その保障主体が公権力であることに疑う余地はない(『BPOと放送の自由』所収の論文・小町谷育子「番組編集準則と放送の自由」/日本評論社)。

     すなわち、放送法の理念は公権力による介入を阻止して「報道の自由」を確保することにあるのだが、一方で、問題の第4条は〈放送事業者は、国内放送及び内外放送の放送番組の編集に当たっては、次の各号の定めるところによらなければならない〉として番組編集準則を記している。そして、安倍政権とその応援団はこれを拡大解釈することで、放送局に対する規制の正当化と批判的報道への恫喝に悪用してきたのだ。


    安倍首相の最側近・萩生田光一は、放送法の解釈をねじ曲げテレビ局に圧力文書を送りつけた

     放送法4条が示す放送準則は、〈公安及び善良な風俗を害しないこと〉〈政治的に公平であること〉〈報道は事実をまげないですること〉〈意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること〉の4つ。これらは従来、罰則を科すべきではない倫理規定と解されてきた。

     繰り返すが、憲法による〈一切の表現の自由〉の保障を目的とする法律なのだから当然である。メディア法の権威である清水英夫・青山学院大学名誉教授(故人)も、著書『表現の自由と第三者機関』(小学館新書)でこう解説している。

    〈そもそも、政治的公平に関するこの規定は、当初は選挙放送に関して定められたものであり、かつNHKに関する規定であった。それが、「番組準則」のなかに盛り込まれ、民放の出現後も、ほとんど議論もなく番組の一般原則となったものであり、違憲性の疑いのある規定である。〉
    〈かりに規定自身は憲法に違反しないとしても、それを根拠に放送局が処分の対象になるとすれば、違憲の疑いが極めて濃いため、この規定は、あくまで放送局に対する倫理的義務を定めたもの、とするのが通説となっている。〉

     ところが、安倍政権はその解釈を捻じ曲げて、放送局への圧力に利用した。典型的なのが、2014年衆院選の際、萩生田光一・自民党筆頭副幹事長(当時)の名で在京キー局に送りつけられた“圧力文書”だろう。

     改めて確認しておくと、〈選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い〉と題されたその文書は、〈過去においては、具体名は差し控えますが、あるテレビ局が政権交代実現を画策して偏向報道を行い、それを事実と認めて誇り、大きな社会問題となった事例もあったところです〉と1993年の椿事件を想起させたうえで、具体的にこんな要求項目を並べていた。

    〈・出演者の発言回数及び時間等については公平を期していただきたいこと
     ・ゲスト出演者の選定についても公平中立、公正を期していただきたいこと
     ・テーマについて特定の立場から特定政党出演者への意見の集中がないよう、公平中立、公正を期していただきたいこと
     ・街角インタビュー、資料映像等で一方的な意見に偏る、あるいは特定の政治的立場が強調されることのないよう、公平中立、公正を期していただきたいこと〉

     前述の放送法4条における放送準則の言い換えなのは明らかだが、この“圧力文書”の背景には、安倍首相が『NEWS23』(TBS)に出演した際、アベノミクスに批判的な街頭インタビューが放送されたことに激怒したことがきっかけと見られている。ようするに「政治的公平」を盾に放送法を曲解した違反罰則をチラつかせることで、番組内容に介入しようとしたのである。


    「報ステ」古舘、「NEWS23」岸井、「クロ現」国谷、3人の報道番組キャスターが一斉降板する異常事態

     さらに露骨なのは、『報道ステーション』(テレビ朝日)の古賀茂明氏降板事件だ。2015年、IS人質事件に関してレギュラーコメンテーターだった古賀氏は安倍首相が「『イスラム国』と戦う周辺国に2億ドル出します」と宣戦布告とも取られかねない発言を行ったことを批判。さらに「“私はシャルリー”っていうプラカードを持ってフランス人が行進しましたけど、まぁ私だったら“I am not ABE”(私は安倍じゃない)というプラカードを掲げて、『日本人は違いますよ』ということを、しっかり言っていく必要があるんじゃないかと思いましたね」と発言した。

     この発言に激怒した菅義偉官房長官が番記者とのオフレコ懇談で「本当に頭にきた。俺なら放送法に違反してるって言ってやるところだけど」などと述べたことがオフ懇メモから明らかになっている。

     オフ懇だけではない。番組放送中から菅官房長官の秘書官が番組編集長に電話をかけまくり、先方が出なかったため「古賀は万死に値する」などといった文言のショートメールで猛抗議している。古賀氏が著書『日本中枢の狂謀』(講談社)で明かしたところによれば、この秘書官は“官邸御用ジャーナリスト”山口敬之氏のレイプ問題で逮捕直前に取りやめの決裁をした警察官僚・中村格氏だという。これらの圧力が決定打となり、古賀氏は2015年3月の放送を最後に降板に追い込まれた。

     つまるところ、第二次安倍政権では、政権に批判的な報道等に対して官邸スタッフが直接メディアの担当幹部にクレームの電話を入れると同時に、記者とのオフ懇で「放送法違反」を持ち出すことで、多角的に圧力をかけてきたのである。そして、その官邸の動きに同調するように、15年秋には民間の報道圧力団体「放送法遵守を求める視聴者の会」が発足。当時の『NEWS23』アンカー・岸井成格氏の発言を「放送法4条違反」として糾弾する新聞意見広告を打ち、結果的に岸井氏は翌年に番組を降板した。

     そして決定的だったのが、昨年2月の高市早苗総務相(当時)による「電波停止」発言だ。周知の通り、岸井氏の降板と同じ時期、『報道ステーション』の古舘伊知郎氏、『クローズアップ現代』(NHK)の国谷裕子氏という夜の報道番組の看板キャスターが相次いで降板したわけだが、そうしたタイミングで放送を管轄する総務大臣の口から飛び出した「電波停止」発言は、複数の有力海外紙からも批判的に報じられるなど、大問題になった。

     いい機会なので、ちゃんとおさらいしておこう。いわゆる高市「電波停止」発言とは、16年2月8日の衆院予算員会で、民主党(当時)の奥野総一郎議員が、放送法や電波法による業務停止の規定を放送法4条違反に使わないという確認を求めたのに対し、高市総務相が「違反した場合には罰則規定も用意されていることによって実効性を担保すると考えておりますので、全く将来にわたってそれがあり得ないということは断言できません」と答弁したことに端を発する一連の問題だ。


    高市「電波停止」発言を、池上彰は「欧米の民主主義国なら、政権がひっくり返ってしまいかねない」と批判

     この答弁に対し、奥野議員は「放送法4条は昔から法規範性のない努力義務だとずっと言われてきて、だから行政指導も行われてこなかった」「この解釈の変更は非常に報道の萎縮を生むと思う。ぜひ撤回していただきたい」と追及したのだが、その上で高市総務相は「撤回はいたしません」と断言。さらにその4日後には、“政治的に公平かどうかは放送局の番組全体で判断される”という従来解釈を変更する「一つ一つの番組を見て、全体を判断することは当然」との政府統一見解が発表されたのである。

     こうした一連の安倍政権の動きは、さすがに国内でもジャーナリストたちが反論した。たとえば池上彰氏は、朝日新聞の連載コラムで〈国が放送局に電波停止を命じることができる。まるで中国政府がやるようなことを平然と言ってのける大臣がいる。驚くべきことです。欧米の民主主義国なら、政権がひっくり返ってしまいかねない発言です〉と痛烈に批判した。

     また同年2月29日には、田原総一朗氏ほかテレビで活躍するジャーナリストたち6名が、高市「電波停止」発言を批判する共同声明を発表し、日本外国特派員協会で会見を行った。そこでは複数テレビ局関係者たちの〈気付けば、街録で政権と同じ考えを話してくれる人を、何時間でもかけて探しまくって放送している。気付けば、政権批判の強い評論家を出演させなくなっている〉など、生々しい現場の実態も代読された。しかし、こうした批判もわずか数カ月で霧消していってしまったことは言うまでもない。

     こうして振り返ると、放送法4条を悪用した公権力による報道圧力は、時を経るごとにますます具体化されていったことがわかる。そして現在、テレビでは安倍政権の代弁者めいた評論家や御用ジャーナリストばかりが重宝され、批判的報道も必ず政権の言い分を同程度垂れ流すなど、放送メディアは完全に腰砕け。政権が何も言わなくとも勝手に忖度し、自主規制に走るという言論統制体制が完成してしまったのだ。

     前述の国連特別報告者・ケイ氏は、報告書のなかで放送法4条について、このように述べている。

    〈(放送法4条の編集準則は、)世界標準として倫理的に正しいジャーナリズムの中枢とみなされるべき公正な期待ではある。しかし、政府から独立していない機関は、何が公正で何が公正でないかを決める立場にいるべきではない。(略)一般論として、仮に、いまはまだ報道を妨げていないとしても、このように広い規範を政府が判断するのは、(公権力の)ウォッチ・ドッグ=監視役としての「報道の自由」の抑止を招く。そのように特別報告者として考えている〉

     その意味においても今回、国連人権理で各国から日本の「報道の自由」を懸念する声があがり、放送法4条の改正が提起されたことは、この国の民主主義にとって極めて有意義なことだ。わたしたちは、安倍政権による言論統制に対抗するためにも、報道における「公正」の意味を考え直すべきだろう。



    転載元: ニュース、からみ隊

    関連記事