土方歳三(実像)が語る幕末『鳥羽伏見戦』其の二
▼『鳥羽伏見戦』冒頭(其の壱※重複)からの追記
前回の動画は、旧暦の正月三日(2018年2月18日)に合わせるため、途中で一旦切って前半だけ先にアップしましたが、今回の動画では、改めて続きを合体させました(トータルで約10分程度)。
この先も同じ形で動画を補足し、新撰組が品川へ引揚げたところで
概ね『鳥羽伏見戦の記録』としてまとまりがつくと思います。
「土方2Dボイス動画」は、鳥羽伏見戦から甲州柏尾戦までがメインとなります。
音声スクリプトの作成や、喋る画像のアニメーション作成に至るまで独りで制作しているため、手間と時間がかかり、なかなか捗りませんが、
以後は現代文語調も交えた音声スクリプトを作成し、造形面では2D画像トークモデルを基に3D(立体全身像)クローンモデルを完成させ、解説については「本人に語らせる」形式にしようと思っています。
3D全身モデルの作成については、今後、相当時間を要することになると思いますが、試作の過程や進捗具合を随時ブログでお知らせします。
画像トークソフトの3D用テンプレートで被服や髪型を適当に合わせてみましたが、なんだか変になるばかり。以下の3D画像はNGです。
▼トークソフト上の3D土方失敗過程(鼻以下が間延びしてビヨヨ~ン)
▲当初はこのコに喋らせる予定でしたが、どうしても違和感があったので断念し、急遽、2D画像のほうを動画用に手直しして使いました。
ゆくゆく、土方の2Dボーン(骨)モデルを「3Dクローンモデル」へ変換させて、よりリアルな3D全身像の再現を目指します。
現段階では2D画像のほうが真実味があるので、今はそちらを使っていますが、基本となる土方画像は、もともと真正面のものではないため、鼻スジや唇に捻れが生じ、それらの骨組み位置の調整が難しく、一か所でもポイントをズラすと、他の部分までズレてしまうので、なかなか納得できる造形にならず、ほとほと停滞(失敗ばかり)しています。
3Dモデルは、知らぬ間に「栗ちゃま風」になってるようなので、もしかすると横顔の理想形(栗ちゃま)が頭の中にあるからかな・・というので恐縮の至りですが、もともと土方顔というのは、往年の栗ちゃまのお顔と似通ったところがあるようなので(これも追々、明治時代の写真画像で説明しますが)、2Dの「正面顔+横顔」のボーン位置の設定によって如何様にも人相が変化する「ハゲ坊主の3D土方(初期)」を見るにつけ、ちょっと自分でも驚いています。
動画では、新撰組発足時の経過その他も部分的にチョイスしていきますが、巷にある現代本などは参考にしないので、そんな「やうな」とか
そう「だらう」とか、昔の人の文語資料主体になるので悪しからず。
『鳥羽伏見戦の記録』は、後々、土方歳三の実相(何故、あのような人相になっているのか等)の説明に必要不可欠な要素のひとつで、人物像に説得力を持たせる上での『伏線的要素』となるものです。別段、新選組や土方歳三や戦記の「定番の歴史」をチョイスすることが狙いではありません。
既存のものとは違った視点(現段階で認識可能なこと)を展開して行く上で、別に存在する要素と定説とがシンクロする部分をピックアップしてゆく・・といった程度しかできないかもしれません。
既に三つ巴のシンクロを内在させていますが(分かる人だけ分かる)、今の段階では、定番のほうを十分尊重しておかねばならない・・といったところです。
目的は、消された(誤魔化された)人間を現世に蘇らせることに尽きます。魂レベルで考察すると、その志は、ある時期、堂々とその足跡を蘇らせようとしたものの、世間にとって都合が悪いのか、寄ってたかって潰されてしまい、それが現代に至るまで続いている・・・と。
諦めずに野心を燃やし続けたその「志業」とは、
果たしてどのようなものだったのか・・
つながった点と線が描く造形を、できるだけ再現しようと思いますが、
差し当たり状況証拠の範囲で固めるしかないでしょう。
なにしろ、本人が経験したであろう経過資料は沢山残されていながら、後世で気付くに至らず、気付いている一部の人達は、とにかく隠すことに一生懸命で、漢字の字体すら逆向きに変えてしまったり、三つ巴を逆方向に表示したり、過去に遡った系譜には触れないようにしたり・・と、何かと矛盾点が多い部分を完全に無視しながら、知ったかぶりの「定説&仮説の検定」までやってご満悦しているような有様なので、
そういうものとは一線を画したところに視点を置くのみです。
3Dで再現する際、第一に重要なこととして、歳三の人相、とりわけ特徴的な「目」を再生するに当たり、当時を知る人々によれば、「色白の二重瞼で目がパッチリとしてキリッと涼やかな、天成のすこぶる美男子」ということなので、実像を探ってみたところ、なるほど「向かって左側の眉が右眉に比べてやや低い」というのがポイントで、活躍絶頂期には「いい男」っぷりだったことは間違いないようです。
創作や想像上の復元ではなく、確信的な「照合による結果」として、追々、その「驚くべき一致」を示すことになるでしょう。
ただし、「これこそが真実ぞ!」などと断定するのは嫌なので、あくまでも「確からしいのでは?」「気付かないほうが寧ろおかしいのでは?」という問いかけをしたいわけです。狭い界隈に投げかける程度ですが、追及して行くと、非常に興味深くなることばかりだと思います。
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