首相、れいわ・舩後氏を「友人」
所信表明で「共に力を合わせよう」
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20191004/k00/00m/010/201000c
以前から何度も指摘してきたように、船後氏は安倍と15年以上前からのお友達・・ということが、10日4日から開かれた臨時国会における安倍の所信表明演説でも明確になった。
つまり、山本太郎を熱心に支援するリベラルで反安倍の年配者などは、
自身の「反安倍票」「反自民票」を、山本の「桃太郎組」へ投じることで、
安倍友(日本会議)議員を、「野党」の中に増員させることに協力したのだ。
選挙期間中には、船後氏が、まさか「長年の安倍トモ」だとは
知らなかった有権者らに罪はない。咎めるつもりもない。
しかし、山本太郎本人が、「安倍トモ」の事実を十二分に知った上で、
そのことを有権者らに隠し、ほぼ、反安倍勢力である野党議員の
応援に飛び入り参加までして恩を売る一方(選挙後の共闘を含め)、
反安倍自民の有権者らが山本太郎の名前を比例で投票することにより
結果的に、日本会議系所属団体主催の講演まで行う安倍友船後氏を
まんまと当選させてやったという構図がある以上、
そのことに対する批判の言葉は封印し得ない。
それも、1人区に縮小された地域の不満を解消する目的として、自民党が参院選前に作った「特定枠」を利用し、年商4億円もの富裕層である安倍友船後氏を「優遇的に当選」させることに貢献するばかりか、議員になった障害者らに対し、参院(国税)から介護費用まで「優遇措置」を受けさせてやったのだから、「貧困から人々を救う」だのという普段の標語が虚しく響くというものだ。やってることが「安倍友富裕層優遇」だからだ。
安倍にとっても、さぞ、「都合の良いカモ」となったわけだ。
2016年当時の安倍の答弁記録では「15年以上前からの友人」ということなので、2019年現在では約20年来に及ぶ「仲間」であり、「右派同士」の日本会議系国会議員として、「共に力を合せよう」というわけだ。
なんのためか・・ほぼ、安倍の改憲願望を成就させるために、
「数」が必要だからだ。
野党でありながら、維新は安倍日本会議の一員で与党の補完勢力。
更に、「N国の立花孝志」は、自身が「幸福の科学の信者」であることを
自ら暴露するだけあって、『虐殺暴言(戦争肯定)』のチンピラカルト。
そこへもってきて、「れ組」には安倍トモ日本会議系右派の船後氏がいる。
これらは皆、安倍の改憲願望に協力するだろう。
山本太郎自身も、「9条を一言一句、変えてはいけない」という考えではない。
安倍の改憲には賛同できない・・というだけの、緩い改憲派だ。
おまけに、「国債発行で金をばら撒け」という手法は、バラマキ先を貧困層に「も」向けるというので、基本的には「富裕層優遇のアベノミクス」と根は同じだ。既に「富裕層の船後氏を優遇」した実績もある・・・。
自民党の応援団が、これに目をつけないはずはない。
山本太郎の政策は、MMT(財政出動)だし、ガチガチの護憲ではない・・ということのほか、自民党にとって嫌な存在である野党第一党の立憲に対し、「消費税5%」を盾にして批判している・・この山本太郎を利用しない手はない・・と、安倍トモ産経やネトウヨあたりが野党分断の要素として山本太郎をダシに使っているのも見え透いている。
ツイッターでは「れ組」支持者(小沢一郎信者または山本太郎信者)による悪質な立憲批判も多い。そして立憲支持者の中にも「消費税維持信者」の酷いのがいて、山本太郎の消費税5%減税を意地でも認めようとしない。
自身が貧困層でありながら、「税は平等でなければ」といった、公正論を唱えるのは慎ましい態度ではあるが、消費税は社会保障費に充てなければ将来的に困る・・という官僚が作ったロジックと既成の枠組みでしか考察しない、改革とは程遠い安定路線で波乱を好まない人々が実際多い。
この「消費税5%減税」を盾に、山本太郎は共産党と協調路線を敷き、立憲にもそれを飲ませようと盛んに兆発しているため、一部の支持者らが他野党の支持者に対して、政策を「強要」する言動が横行している。
そして、山本太郎支持者の暴言に対して更なる立憲支持者の暴言(山本太郎なんかいらない!小沢はいらない!)といった排除発言を見るにつけ、正直、どちらの言説にも辟易するばかりで賛同できない。
無党派層はシラけてゆくばかりだ。
野党共闘を、「消費税」如きで胡散霧消にするのであれば、
山本太郎にも立憲にも賛同できない・・ということになるが、
現実路線で政権交代を考慮した場合、立憲共同会派の170余名の勢力が、
やはり最も有望視される。過去にナニをやったか・・は問題にしない。
安倍政権による酷い政治状況から脱却することが第一だからだ。
参院で僅か2名の「安倍トモ」がいる党には到底期待できない。
「安倍トモ」を介し、「れ組」を取り込みたい連中にとっては
山本太郎は恰好のエサであり、「カモ」であることに違いはない。
しかも山本太郎は党の代表ではあるが国会議員ではないので、
実質的に、安倍と「共に力を合わせる」議決権は船後氏らにあり、
山本太郎にはない。国会では何も力を発揮できない。
せいぜい街頭演説で、安倍政権と共に立憲の政策方針を批判し、
野党票を減らすことに貢献すれば、船後氏同様、アベトモ認定され、
そのうち自民党と与したほうが政権に携わる仕事ができるだけでなく、
総理大臣も夢ではない・・という考えが、どこかでチラつく可能性も、
全くない・・とは言えないだろう。太郎本人が・・だけでなく、外野が・・。
もっとも、
本物の新撰組なら、
カモ(芹沢鴨)は粛清されたけどね。
長州の間者も然り。
▼以下は、先にツイッターに記載した内容
正直、参院選最中、『れいわ議員』(特に船後氏)の安倍改憲についての意見なりが発信されていたのかどうか? 山本太郎が「安倍改憲に反対」を掲げているからといって、選挙後に「船後氏が20年来の安倍友だったこと」がわかった以上、有権者に対し、山本太郎や船後氏本人から説明すべきだと思う。
参院選の前に、一部の噂で「自民党が消費税5%に減税する」という政策を掲げることだってあるかもしれない・・という説が浮上し、AERAの取材を受けた山本太郎は、「政策が合えば自民党でも組む(多分ないが自民次第)」という発言をしていたので、何やら水面下で「話」があったのではないかなと。