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羽生結弦、世界王座「奪還」への雄叫び・・・結果は「銀」

  • 2016-04-01 : 羽生 結弦 : 編集✍
  • 羽生結弦にとって
    フィギュアスケートは
    熾烈で過酷な決闘の世界



    2016年の世界選手権では
    必ず王座を奪還してみせる・・・
    見てろ!という気迫満々。心技体が充実し、風格さえ漂わせる結弦。
    ショートプログラムは堂々の1位。

    フリーで余程の失敗でもしない限り、
    既に目の前の玉座をとったも同然の様相。
    気の強い人間が、更に強くなってきた感がある。
    ジャンプに安定感が増してきた。





    ただ、足さばきは良いけれど、手の動き、
    指先が意味もなくフニャフニャして甘い。
    上体の動作にスタミナ配分用の緩慢さが目立つ(中盤)。
    身体の下半分(ジャンプ)に9割方のチカラを注いでいるようだ。


    技術的な強さを誇張したがる傾向もあるが、
    計算高さと要領の良さ(考え)が演技中に見えるので、
    隠す繊細さも必要。
    カメラを意識するような気配感は、あまり宜しくない。
    「見せ方」と「見られ方」は違うものだから。



    このときのコンビネーション・ジャンプの着地の際は勢い窮屈で、
    バランスと重心が斜め下方へグッと落ちてしまった。
    しかし、立ち直りが早い。
    ただその分、足首に負荷がかかって二度目の着地がグラついた。




    技術面の加点考慮を意識した演技構成
    羽生結弦は、こういうスケーティングをしてるんだぞ・・というのは、
    良い面ではあるけれどもちょっと鼻についてきた感もある。


    ショパンのバラード曲にのせたショートプログラムは、
    物語性が希薄で、イメージが掴みにくい。
    どういう思考が生み出されているのか・・見えてこない。
    芸術面よりも、羽生結弦の「技」そのものが見えてくる。
    良い意味でも、悪い意味でも・・。

    なにかを演じているときは、
    自分であって自分でなくなるのが
    客観的に一番理想的な見え方だと思う。
    そういうときは、
    集中的に再現される精神(魂)だけが
    見えてくる感じがする。
    ナニモノかが突き動かすような感覚。
    心が何かへ集中するときは、
    案外自分自身がカラッポだったりする。
    自分の内側の思惑だとか、思考回路だとかが
    全て遮断されて、何かに支配されるような感覚。
    究極的に集中したとき、
    息をしていてもその感覚がない。

    フリーでは「羽生結弦」の意識が消えるほどの演技を期待する。



    そして、一日置いて、フリーの演技。
    6分間練習での表情は、気のせいか、
    少し気合いが足りないようだった。
    変な緊張感が、気合いの入りすぎを押さえているような感じだった。
    あんまりよくないな・・・休暇を挟んでハラでも壊したのか?
    ・・なんてことさえ、頭をよぎったりして・・P~(*´ω`*)。




    直感どおり、やはり世界最高得点を出したときのような
    気迫には及ばず、うまくこなして逃げ切れば・・・
    という意識(誰でも思う無意識的なもの)が
    少なからず結弦の身体を硬直させていたようだった

    まあ、野球でいえば、あと一球ストライクをとれば優勝だ・・・と、
    どこかで「勝ち」の意識に入ったせいか、
    気付かぬうちにやや力が抜け(または入り)、
    得意の攻めの投球から、守りの流れに入って、
    気が付けば思うようにストライクが入らず、
    奇妙な脂汗の緊張から手が滑ったのか、
    ついつい無難に甘いコースへ球を置きにいっちまったら、
    見事、相手に逆転ホームランを打たれて負けちった・・
    というケースとほぼ同じだ。
    そういうときは、
    必ず「負ける雰囲気」っていのがあるもんだよね。
    野球の勝負・・特にそういった正念場が大好きで、
    よく見てたからわかるんだ。
    ここでヒットを打つ!・・・という選手もわかる。
    目の色と気迫と雰囲気で。


    米国ボストンという土地柄も考慮すれば、
    日本人が「アベノセイメイ」のお題目で勝利し、
    世界王座を奪還する・・という筋書きは、多分に難しい。
    クジ引きにしても、フェアにやっているように見えるが
    演技の順番は事前に『逆転可能なお膳立て』が用意されている。
    ジャッジの配点も、そういう思惑が幾分(全部ではない)
    加味されての結果だろう。
    本当にフェアにクジを引くなら、
    ひとりずつ個別の黒袋から引くのではなく、
    順位クジのバラを無造作に机の上にバラけさせ、
    それを選手が一斉にとって、
    アンタ何番?って隣の人とやってるはずだから。


    まあ、順番を含めたゲーム性は、
    ないよりあったほうが面白いから
    特別、どうのと言うまでもなく、
    あって当たり前の世界だと思えば、
    なんのことはない。

    そういうある種の「思惑」の中で、
    あるときは助けられ、
    あるときは突き放されながら、
    個々の演技を貫徹させ、
    見る者を「屈服・称賛」させてこそ、
    一流のアスリートであることが証明される。

    結弦は賢い男だから、そういうことも十分わかったうえで
    いつも「自分に対して挑んでいる」んだと思う。
    そして、今回も雄叫びを上げたように、
    どこかへ気迫を叩きつけ、見せつけようとした。
    漂う「思惑」を消し去り、自らを鼓舞するために・・。


    ショートの演技のあとなどは、特にその「気」が凄まじかった。
    米国ボストンの地で、日本の一匹狼が吠えた。
    痩せ犬の遠吠えにならなきゃいいけれど・・と一瞬思った。
    御免ね。


    今回の世界戦では、
    茶の出し殻みたいなフリーの演技で、
    かなりマズかったけど(試合後、左足の甲の靭帯損傷との報あり)、
    少し前の「シーズン最高潮」のとき、
    物凄い気迫と成長が見られたから良かった。
    あれだけの気迫は長続きさせられない。

    世界王者2連覇のフェルナンデスは焦りもなく、余裕があった。
    聞けば「結弦は強い。だから、
        自分は生涯最高の演技をするしかないと思った」
    という。
    「生涯で最高の・・・」とくれば、
    「引退」の二文字が頭をよぎっている証拠でもある。

    「背水の陣」の意識が強いフェルナンデスのほうが冷静で、
    結弦の「我を張った気迫」を穏やかに吸収してしまったようだ。
    ショートの12点差を跳ね除けた彼は、
    まさに「王者たる演技」でパーフェクトだった。

    「王者」というのは独自の異次元には存在せず、
    その場の「演(宴)」を仕切れる実力を持つもの。
    観客を自らの懐へ引き込めるだけのユトリと包容力を持つ。
    せっかちに「見せつける」だけでは駄目なんだ。
    ゆるりと「引き(魅き)込め」なければ・・ね。



    研ぎ澄まされた日本刀の斬れ味は、
    身震いするほど最高に素晴らしいけれど、
    真横から攻撃をくらえば、あっさり折れてしまう。

    優位に立ってるという無駄な意識は、
    羽生結弦にとっては敵でしかない。
    「油断大敵」ならぬ、「ユヅル大敵」。

    くやしさを糧にして、また次にもっと成長すればいいだけ。
    負けて強くなるのが羽生結弦だからね。
    その成長の姿がどうなるのか、いつも楽しみだよ。
    「生涯で最高の演技」が「安定して何度でもできる」ほど、
    技が芸術の域に達するまで、まだまだ修行あるのみだね。

    でも、個人的には、余裕あるオトナのスカした羽生結弦より、
    いつまでも汗ダクで必死こいてる子供っぽいユズのほうが
    好きだけどね。なんか可愛くてサ。
    ずっと勝負師でいてね。

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    Secre

    No title

    その日テレの番組では、「男脳」と「女脳」の違いについてやってたから、ついつい見ちまった。

    それで、最初に出てきた画像診断で、
    恋夜はやっぱり「男脳」だってことがよ~く実感できた。

    喋るのは好きだから、女脳も使ってるけど、
    どう考えても男脳でしかない。
    年々オッサン化してるのも頷ける。

    ブロ友さんも、お気が付けばオッサン・・もとい素敵なオジサマ方が多いような(*´▽`*)。

    No title

    夜のフリーの放送時間は、別番組の日テレを見てた。
    午前中にはもう結果が出てるわけだけど、
    「結弦の強烈な気」があんまり伝わってこなかった。

    録画をFRからDRモードに直そうと思ったら、
    もう結弦の演技が終わってた。

    このタイミングの悪さで、あ、ダメだな・・・と。

    ちょうど、そのときタイミング良くフェルナンデスの演技を見たら・・・まだ結弦の録画演技を見たわけじゃないけど、これじゃ、勝てん・・・逆転される・・・と、思った。

    フェルナンデスはパーフェクトの演技だった。
    素晴らしい!


    で、あとから結弦のを見たら・・・やっぱりアカン。

    タイミングの悪さが「負け」を教えてくれた。

    No title

    草野球のビデオ撮影をし始めたら、次第に星飛馬がカメラをに気にしてプレーするようになっちまったんで、
    激怒したとうちゃんが有無を言わさず、飛馬を強引に押入れに閉じ込めて、その「おちゃらけカメラ目線演技」で集中力の欠けた試合のサマを振り返らせることで気付かせた・・・という話があった。

    アスリートは、タレントみたくなっちゃダメなんだよね。本来。

    No title

    そういえば、あのコ、殿さまの役をやったとか?

    なんだろ?・・・バカ殿かな?

    スケートやめたら役者でもやる気なのかしら?

    まあでも「表現者」には変わりないか。

    No title

    結弦の王者奪還を所望じゃ!くるしゅうない!

    No title

    手っ取り早く動画をキャプチャしてまとめたけど、やっぱり画質が低いなりに残像が荒い。

    0.1秒の連写機能がそもそもショボいんだな。
    高画質のカメラ撮りだと30枚分のGIFは不可能だから落とさざるを得ないワケだけど、ショボいワ。

    回転が素早いから、ハイビジョンカメラで撮るときは
    残像の曖昧なものは間引きしてから更に30枚程度に間引きする。これは手間がかかるから連写機能使ってみたけれど、やっぱりイマイチだった。

    ここんとこ、他の作業に集中してるからあまり時間かけられないし、かけたくないというズボラな結果です。
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