【森友】不動産鑑定士は随契の顔見知り！追及続行～宮本岳志（日本共産党）～衆院・国交委員会

2017-12-06 : 時事動画 : 編集✍

森友の口利き「谷査恵子氏、田村室長と電話でやり取りも！」

宮本岳志（日本共産党）質疑　12/6

衆院・国交委員会  

https://youtu.be/NrQND-Z4gyI

▼宮本岳志質問（16:37～18:41）

１時間半にわたる籠池夫妻とのやりとりを音声データで聞きますと、

この［打合せ記録〕を示して、『それを知ったのは私たち金曜日です』

と言っております。2016年3月15日は火曜日でありますから、その前の金曜日といえば、ずばり3月11日のことであります。

この音声データの真実性は既に財務省も認めておりますけれども、この

3月15日の面談の結論、それは一体どういう結論になっておりますか？

▼富山次長

お答え致します。先程申し上げましたとおり、当方、当時の審理室長（田村）のほうからは、『引き続き現地で近畿財務局が大阪航空局と連携して対応する』旨をお答えしているところでございます。

▼宮本岳志

『現地において近畿財務局と大阪航空局が連携して対応』・・と。

まさにここから『口裏合わせをして売却』というシナリオが始まるわけであります。3月15日のこの音声データの最後のところでは、

『あの、本日の夕方にでもですね、早急に理事長の携帯のほうにお電話をして、明日、近畿財務局のほうから御伺いをして、今後の土地の処理をどう進めて行くかというのを・・』と財務省職員の音声が入っております。

籠池氏の奥さんのほうは、

『国の指導があって、

近畿財務局が動くといって

正確に言わなあかん』

と言うと、

財務省は

『はい』と、答えています。

この音声データのとおり、昨日財務省が認めた３月１６日の音声データでもですね、まず、近畿財務局の池田靖国有財産統括官が、冒頭、

『まず一点、お詫びの点はですね、地下埋設物の撤去工事に関しては、きちっと森友学園理事長・副園長に情報が伝わっていなかった点は、我々も反省点としてありまして、今後の対応については大阪航空局さんからご説明いただこうと思ってます』と話を切り出しておりますから、大阪航空局が同席していたことは間違いないんですね。

（経過中略・・『口裏合わせ』を否定する答弁を繰り返した現：太田理財局長の委員会出席を要求するも不出頭。代わりに富山次長が寸分違わず答弁をするというので出席したが、要領を得ず、答弁に窮す。）

▼宮本岳志（25:14～30:34）

ちゃんと答弁できるようにして来てくださいよォ！（怒る）

私は（太田）理財局長（の委員会出席）を要求した。

寸分違わず答弁できるからといって次長に差し替えてくれと言われたんですよォ。何故そんな答弁になるんですかァ？

何故、『口裏合わせでない』と言えるのかと訊いてるんです！

～可哀想に、なかなか答弁に出てこられない富山次長～

（ゴニョゴニョ・・）

宮本「答えられないんだったら、時計止めてください」

▼富山次長

ええ、当時のさまざまなやりとり・・でございますけれども、

ええ、地下埋設物の撤去費用を見積もるためには資料が

必要でございました。え～、３メートルよりも低いところ、

深い所から出たものについては新たな地下埋設物・・になるという

認識のもとで、必要な資料の提出をお願いすると、いった、あ～、

こと・・により、いろんな、あ～、やりとりをしている、

ということでございます。

▼宮本岳志

全然答弁になってないんですよ。

あのね、太田さんがそう問われてやった答弁ていうのはですねえ、

『大阪航空局の見積りは、３月の３０日に近財から大阪航空局に依頼して、４月１４日に受け取っている』という、結果を・・ね。

不動産鑑定は４月の２２日に出して、５月の３１日に受け取ってると。

先に８億２０００万（円）が出てるじゃないか・・と。

『時間的に、そういうふうな口裏合わせで価格の操作は難しい』と、

まあ、そういう言い分なんですよ（太田理財局長は）。

それがそもそも、実は眉唾なんです。

え～、４月２２日の不動産鑑定士の選任は、一体どういう手続きで行いましたか？　一般競争入札でしたか？

▼富山次長

え～、お答え致します。え～、本件土地の売却にかかる鑑定評価を行った不動産鑑定士につきましては、え～、（平成）２８年の４月１４日に埋設物の撤去費用の見積りを航空局から実行したあと、４月１５日に不動産鑑定業者に対して見積り合わせを行う旨、連絡を致しまして、４月２２日に不動産鑑定業者３者の間で見積り合わせを行い、選定されたものでございます。え～、加えて申しますと、本件手続きは、ま、少額随契ということを前提に、こういった、あ～、手続きでございます。

▼宮本岳志

『少額随契（随意契約）』なんですよ。一般競争入札じゃないんですよ。３者、え～、近畿財務局の側から、え～、声をかけてやっているんですね。この不動産鑑定業者は、この5年間で近畿財務局の不動産鑑定の依頼を何回受けておりますか？

▼富山次長

え～、お答え致します。近畿財務局に確認致しましたところ、平成24年から28年度で、え～本件を除きまして28件の発注実績がございます。

▼宮本岳志

本件を加えて29件ですよ。

完全な顔見知りなんです。

4月22日に本件の鑑定依頼を受けてから、5月31日に不動産鑑定評価書を出すまでの期間ですね、近畿財務局や大阪航空局とやりとりをしながら鑑定評価額を出しております。会計検査院、報告書８０ページの最後の行から８１ページ5行目まで、なんと書いてありますか？　検査院？

▼戸田局長

え～、今回の報告書におきましては、え～、＜委託を受けた不動産鑑定業者の不動産鑑定士は、近畿財務局が考慮することを依頼した地下埋設物撤去・処分概算額について、不動産鑑定評価基準における他の専門家が行った調査結果等としては『活用できなかった』とし、近畿財務局の同意を得て、次の事項を総合的に勘案・・考慮するなどして、地下埋設物の存在を価格形成要因から除外する想定上の条件を設定して鑑定評価を行っていた＞としております。

▼宮本岳志

予め同意を得て不動産鑑定やってるわけですね。

財務省が（2017年）11月27日の予算委員会で真正を認めた45分の音声データ、5月18日のものでありますけれども、この時点でまた近畿財務局は、『理事長が言うゼロに近い額までできるだけ努力する作業をしている』などと話しております。この時点でですよ！　努力できたとすれば、不動産鑑定価格が有益費（ゴミ処理費）の1億3200万円に大阪航空局が予め見積もった8億2000万円を加えた9億5000万（円）あまりに落ち着くように努力するしか努力しようがないんですね。

このような奇怪な土地取引が、如何にして可能になったのか・・と。その背景には、安倍昭恵名誉校長の存在があったのではないか？・・国民誰もが持つ疑問であります。

名誉校長だったのは、安倍昭恵氏であって安倍首相ではありません。だからこそ、安倍昭恵氏はじめ、関係者の証人喚問は避けて通れないということを指摘して、私の質問を終わります。