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大臣席でニヤつく閣僚たち 大嘘を認めず居直る異常な国会  沖縄を愚弄し国民には痛みを押し続けるアベ政権は許してはならない。今こそ民意をアベ政権に見せつけるときだ。



 マトモな民主主義国家の国会運営とは程遠い。29日から始まった衆院予算委の国会質疑。昨年から追及を続けている森友学園への国有地売却問題の解明について問いただす野党に対し、安倍首相を筆頭に麻生財務相ら閣僚の答弁する姿はデタラメの極みと言っていい。

 聞かれたことに対してロクに答えず、用意されたペーパーをダラダラと読み続けたり、はぐらかしたり。揚げ句、ふんぞり返って閣僚席に座り、質問する野党議員を小バカにしたように眺めながらニタニタと薄ら笑いを浮かべるばかりだ。とてもじゃないが「国権の最高機関」の場に身を置いているという大臣の姿とは思えない。大臣どころか、国会議員としての責任感も資質もモラルもナシと言っていいだろう。象徴的だったのが立憲民主の長妻昭代表代行が質問に立った時だ。

 長妻は、会計検査院が財務省の売却価格値引きについて「根拠不十分」と指摘したことを取り上げ、「首相の(国有地売却は)『適正』という発言は間違っていた。謝罪はないのか」と質問。これに対し、安倍は「適切に対応していると報告を受けていた」「嫌疑が生じた場合には会計検査院が検査する」と、責任逃れ発言に終始したのだ。

 おいおい、ちょっと待て。昨年の国会で「会計検査院に任せてある」と大見えを切ったのは他ならぬ安倍自身ではないのか。

 その「任せていた」会計検査院が、売却価格の根拠はインチキの可能性がある――と指摘したのだから、素直に誤りを認めて謝罪するべきだし、あらためて真相解明の徹底調査を指示するのは当然だろう。

 それなのにまるで他人顔。安倍は森友問題について、〈(疑惑を)真摯に受け止め、丁寧に説明したい〉と繰り返してきたが、やっぱり大ウソだったのだ。

■不誠実な安倍政治で国会は「学級崩壊」状態

 長妻は、森友と国が国有地売却で協議した際、籠池前理事長が担当者に〈棟上げの時に首相夫人が来られることになっている〉と迫り、森友小学校の名誉校長だった安倍の妻・昭恵氏の名前をチラつかせながら値引きを求める様子を録音した音声データの内容についても質問。「昭恵夫人は棟上げ式に行くことになっていたのか、総理」と聞くと、安倍はシレッとした表情で「突然、聞かれても私は答えようがありません」と言い放ち、「突然ではなくて(事前)通告しています」と食い下がる長妻議員を完全にスルーしていた。

 安倍と同じくアホ答弁していたのが麻生だ。音声テープの事実関係を問われた麻生は「近畿財務局の職員に事実関係の確認を行っている」とノラリクラリ。約8億円の値引きを「適正」と答弁していた佐川宣寿国税庁長官が一度も記者会見を開いていないことについても「国税庁の所管以外に関心が集まっていたから実施しないと決めたと聞いている」と答えていたから唖然ボー然だ。森友問題で虚偽答弁をした疑いのある人物が今の税務行政の責任者なのだから、国民が不信感を抱くのは当たり前。それなのに所管大臣が「会見しない」を容認しているのだから何をかいわんやだ。

 ならばと、野党は佐川長官の国会出席を求めたのだが、与党は一切応じない。長妻にその理由を問われた河村建夫予算委員長もシドロモドロで、もはや国会は“学級崩壊”状態だ。

 佐川人事については、安倍も麻生も「適材適所」と強調しているのだから、出席させればいいのに総力を挙げて隠蔽したいらしい。まったく呆れるばかりだ。

 政治評論家の森田実氏がこう言う。

「孔子の論語で『政は正なり』という言葉があるように、本来、政治は正義であり、善の追求なのです。ところが、安倍政権は不誠実そのもの。国会で平気でウソをつき、それがバレても知らぬ存ぜぬで押し通す。まさにデタラメの極みです。こんな政治が続けば日本はガタガタになります」

「沖縄県民に寄り添う」という口先だけのデマカセに騙されるな

 森友問題では、国民の多くが今もなお政府の説明に納得していない。政府の「森友と事前に価格交渉したことはない」「値引き額は適正だった」という説明が大ウソだったことがバレたのに、それを恥じるどころか居直っているのだから許し難い。ところが、そんなインチキ安倍政権が素早く動いたのが、沖縄で相次ぐ米軍ヘリの事故について「何人死んだんだ」とヤジを飛ばした松本文明内閣府副大臣の更迭だ。理由は簡単。2月4日に投開票される名護市長選の真っただ中だからだ。

「誤解を与えたのなら、おわびする」。松本はこう言っていたが、裏を返せば「誤解する人が悪いのであって、オレは悪くないよ」という意味に等しい。おそらく本音は悪いと思っちゃいないだろう。松本から辞表を受け取った安倍だって同じだ。「沖縄の方々の気持ちに寄り添う」とか言っているが、福島入りするたびに「被災者に寄り添う」と言い、拉致被害者家族と面会すれば「拉致被害者に寄り添う」と言ってきたが、寄り添った姿は見たことがない。いつも言葉だけだ。今回だって、頭にあるのは、とにかく名護市長選に勝つことだけだろう。

 「激戦の名護市長選で自民党はバラマキを猛アピールしています。辺野古基地移設反対を訴える現職の稲嶺市政が続けば『財政は火の車になる』と盛んに言っていて、『基地を受け入れるなら、国から交付される米軍再編交付金によって市民1人当たり年間所得が90万円も増える』と。一方、辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では連日、機動隊が移設に反対する住民を強制排除している。住民からは『機動隊員から関節技などの暴力を振るわれた』との声が上がっています」(沖縄県政担当記者)

 札束で頬を叩くような真似をしつつ、力でねじ伏せる。血も涙もない政権が「寄り添う」なんて、どの口が言っているのか。

■メディアも自民党もダンマリの愚

 それにしても情けないのがメディアだ。安倍や麻生がヘラヘラし、横柄な態度でいい加減な答弁を続けている“末期症状”にもかかわらず、大新聞・テレビは〈論戦かみ合わず〉〈野党の追及かわす〉などと淡々と報じるだけで、批判的な視点は皆無といっていい。元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏が言う。

 「メディアが本当に情けない。今の予算委の姿が果たして民主主義国家と言えるのか。『閣僚はきちんと答弁しろ』『野党はもっと追及しろ』というキャンペーンをなぜ、張らないのか。メディアが腰抜けだから安倍政権もやりたい放題になるのですよ。それに自民党もだらしがない。予算委のテレビ中継で石破茂さんがよく映るが、テレビ映りを意識する前に『国政の私物化はダメだ』と安倍首相にハッキリ言えばいいでしょう。一昔前の自民党であれば、とっくに政局ですよ。それが何の動きもないのだから、自民党の力も低下したということ。メディアも自民党も、今の異常な国会の状況に慣れてしまったのか、感覚がマヒしていると言わざるを得ません。この国はつくづく危うい方向に進んでいると思います」

 とことん国民を愚弄する政権に今こそ怒りの声を上げないとダメだ。


転載元: 北海道は素敵です!!

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