広瀬隆さん講演「原発~明治維新~憲法」
いやしくも(かりそめにも)
武士の道を解し,
聖人の教えを知る者は,
彼 薩長の徒に
与(くみ)すべからずと信ず
武士の道を解し,
聖人の教えを知る者は,
彼 薩長の徒に
与(くみ)すべからずと信ず
《土方 歳三》
「日本の志」を真に護ろうとした人間達は,一体,誰か。
「聖人の教えを知る者」であれば,自ずと理解できるはず。
歴史上の勝利者(英雄)が,必ずしも英雄ではない
…という,
そこに込められた真の意味が,
単なる軽薄な「英雄への当て付け」などではないことも,
事実を知れば,容易に納得できる。
明治維新から近代史,
とりわけ大東亜戦争・敗戦へと向かう歴史認識が乏しい現代人。
明治維新以来の「侵略(戦争)」の事実と,
現代にまで系譜される因縁の血脈を知らずして,
歴史を美化する傾向は,近頃益々酷くなる一方。
作家の広瀬隆さんは,原発に関することのみならず,
幾分過激な言動表現も交えながら,
詳細に「長州」の血縁と歴史経過や有様を調べ上げ,
現代に通じる鬼血害連中を,
単なる好き嫌いや偏見からではなく
「実証と事実」を挙げて叩きまくっているので,
とってもスッキリ(^^)v。
歴史上の人物が,
いかに体制側に都合良くもてはやされてきたかが一目瞭然。
まあ,小説やドラマや映画などは,
敢えて美化することを意図して作られた面もあるため,
史実と違っていたとしても,それはそれで仕方がない。
大衆ウケしないことには,大作家先生といえども,
著名作品として売れないワケだし,世間に阿ることも致し方なし。
(チャンバラばっかりと批評されるのは龍馬だけじゃないし…(^_^))
問題なのは,それら架空の物語の美しいカーテンのせいで,
歴史の醜い様相や過程が覆い隠されたことに気が付かず,
史実を歪曲して捉え,勝手にイメージし,決め付け,思い込み,
結果的に誤った認識を抱いてしまうこと。
作り手側が,近代の脂ぎった保身思想感覚のまま,
その昔に生きた人間の質素な「心」を知りもせず,
勝手に思い描き,
「こうあってほしい」という理想や夢を具現化した結果,
まるで金持ちの道楽芝居や居心地の良い観賞絵画のように
「美しいもの」として完成させ,
好感イメージを植えつけたうえで,洗脳する(される)。
そして,更にタチが悪いのは,
現代の世に,「記録が残されていない」ことを以て,
実際に起こった歴史の事実を,よく調べもしないまま,
安易に「なかった」ことにしてしまうという…その神経。
反対に,
なかったものを,これまたよく調べもしないまま,
容易に「あった」と断定してしまうという…その無神経。
やむなく命を落とさざるを得なかった先人の憤りや哀しみや無念,
それを悼む多くの魂そのものを侮辱するに等しい。
醜い歴史の事実は,否定したくとも存在し,
美化したくとも,できない。
個々に都合良く,
軽々しく勝手に解釈することは許されない。
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コメントの投稿
No title
あの白州次郎が東海原発のガン祖だったとは…(-_-;)。
いつかNHKで美化してから,まんまとヤラレッちってたな~。
いまさらサッチョウもなにもないけど,血が反発する感覚というのは,どうしようもないんだなってわかる。
だからどういうわけか土方歳三だったのが,どうしても土方歳三になったわけだ。
。
いつかNHKで美化してから,まんまとヤラレッちってたな~。
いまさらサッチョウもなにもないけど,血が反発する感覚というのは,どうしようもないんだなってわかる。
だからどういうわけか土方歳三だったのが,どうしても土方歳三になったわけだ。
。