福島第一原発で作業員が土砂の下敷きに…
3月28日、コンテナ倉庫付近の掘削工事中、
土砂崩れでフクイチの作業員1名が生き埋めになった。
意識不明とのこと。
(※追記…午後7時30分現在、既にお亡くなりになったそうです。)
この件がどう取り扱われるのか、
NHKの7時のニュースを久しぶりに見た。
(最近はアベニュース報道に嫌気が差すため完全無視聴だった)
作業員の事故死のことは、ほんの数秒程度しか放送しなかった。
しかもダイジェスト的に、スポーツと天気予報前の終盤頃、
他の雑多な報道に紛れ込ませただけでなく、
『初の死亡事故』などとしていた。
過小評価も甚だしい。
原発事故後、少なくとも4名は急性心筋梗塞などで死亡している。
ベータ線熱傷の作業員のことなどは、完全に闇に葬られている。
もはや政府の御用達メディアと化したNHKには、
まともにニュース報道をする資格など爪のアカほどもないことを
今また実感し、虚しくなった。
完全に腐れ果てている。
「震災を忘れない」…などと放送する資格すらない。
(追記了)
昨日27日、2号機内部を調査中の米製探索ロボット「ウォリアー」が
バッテリー切れで転倒し、高線量のため回収不能となる。
放射能汚染水の漏出は、相変わらず止まることもなく、
海洋だけでなく、土壌も汚染し続けている。
なにも変わっちゃいない。
良くなるどころか、悪化の一途を辿っている。
人為的なミスは、悪条件の環境下ではありがちなことで、
特定して誰かを責めるわけにもいかないけれども、
東電は、少なくとも被爆による労災認定基準を明確にしておくべきだ。
「遮水壁」を設置するための工事は、
確か、鹿島建設1社が引き受けたと、いつぞや新聞記事で見た。
遮水壁工事による掘削中の土砂崩落事故だとすれば、
想像以上に地下水の土壌侵食があるがため、
多分、現場の土壌は、まるでオカユのように
ドロドロ状態の地盤なのではないかと、想像するに難くない。
地下水も放射能汚染水漏出も、止められない。
山から流れ下る地下水源を、誰がどうやって止められるのか。
不可能だ。
自然の水の流れを人工的に制御することはできないし、
どこかのアホ首相がホラを吹くように「アンダーコントロール」などとは、
皆無に近い。
福島原発事故は、日本の病理。
それも、不治の病。
治る(復興する)見込みは望めない。
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